これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「本を読む 映画を観る」の記事一覧:

逆境に手を合わす。

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日本経済新聞の広告を見て、勢いで購読を決めてしまった「日経トップリーダー」。稲盛社長学特集”逆境に手を合わせなさい”のキャッチコピーに上手く乗せられてしまった(笑)。
以前から気になってはいた雑誌だが、そのままにしていた。そのキャッチが背中を押したというわけか・・・。
約15年くらい「日経ビジネス」を定期購読していたが、一昨年に止めてしまった。僕の時間の使い方が下手くそなのが原因だが、あまり読むことなく積まれていくことに嫁さんが激怒してしまった。廃品回収の品が増えるだけでは嫁が怒るのも当然(苦笑)。
この雑誌は明確にターゲットを決めている。タイトルには”攻めるオーナー経営者のための”と表現されているが、対象となるのは中小企業の経営者。
僕のようなハナタレ経営者を含め、そこにフォーカスしている。記事は日経BP社が発行する他の雑誌と似た点はあるにせよ切り口は明快。
実に上手い販売戦略だな・・・(笑)。
8月号は稲盛氏の特集の他(どこかで聞いたことがある内容・・・笑)、名もない(失礼、僕が知らないだけ)中小企業の取り組むが披露されている。
その存在もブランドも知らないわけだが、その戦略や努力によって新たな市場を開拓している。日本国内には200万以上の企業が存在するわけだから、自分の知らない世界で切磋琢磨されてるのは当たり前のこと。
そのことを知るだけでも井の中の蛙にならなくて済む。もう少しボリュームがあれば理想的だが、久しぶりにビジネス誌を定期購読することで自分の視野も広げていきたい。
ここで経営スキルを上げたいなどおこがましいことは言うつもりはない。知るだけでは何もならない。上がれば嬉しいけど・・・(苦笑)。
稲盛氏は逆境に手を合わせろと言われる。確かにそう思う。
社長就任前は逆境だらけだった気もするが、最近は全く経験していないような・・・。これも努力不足ということか・・・。

4DXを体験したのだ!

夏休み真っ最中の昨日。息子と二人きりということもあり、午後から近所の中川コロナに出掛けた。ここは映画館の他、ボウリング場、カラオケ、ゲームセンター、スーパー銭湯などヒマな人たちが過ごせるレジャー施設が揃っている(笑)。
本来の目的は映画「風立ちぬ」と一緒に観ること。しかし、何故か風向きが変わり「パシフィック・シム」を観ることになってしまった。この映画はこの劇場では3D+4DXで上映される。
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4DXとは映画の臨場感をより出すために座席が動き、風があちこちから吹き、時折水しぶきが降りかかってくる。ユニバーサルスタジオのアトラクションのようなものだ。
(まだまだ全国にあるわけではないようですね。)
その分、値段も高い。通常料金よりプラス1300円。正価であれば大人で3000円を超える。かなり贅沢だ。それでもお盆ということもあり(?)、息子と一緒に観ることとした。
映画は全く落ち着かない。3Dさえ慌ただしいのに座席が映画のシーンに合わせ動き、衝撃も入る。のんびり観る余裕は全くない。
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140分の上映時間、かなり疲れることとなった。それも超激しい映画「パシフィック・シム」。あり得ない世界をあり得そうな雰囲気で描き、手に汗握る展開。楽しく観ることができた。
ゴジラ世代をオマージュしながらも壮絶なバトルはかなりくたびれた。眠気を襲うことは寸分たりともなかった。3年に1回くらいこの4DX+3Dで観ることもいいだろう。かなり刺激にもなるし・・・。今時、映画はどんなことでも描けるんだと痛感してしまった。
映画の後は、スーパー銭湯。名物「健美効炉」で息子とまったりと時間を過ごす。僕は読書。息子は施設内のマンガを読みながら時間は過ぎていく。健美効炉とは「滞在型」遠赤火窯サウナでジワ~ッと体が熱くなる。汗をダラダラ流しながら濡れた指でページをめくっていく。そんな読書もいい。その後は温泉でゆったり・・・。
夏休みのヒマな男同士の過ごし方。息子は4DXにかなり満足した様子。これも重要な家族サービスですな・・・。

映画「少年H」

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8月に観るには最適の映画といえるだろう。できれば子供と一緒に観るべきだったと鑑賞後、少し後悔。どんな感じ方をするかはわからないが、わからないなりに意味はあると思う。
妹尾少年を演じた吉岡君も良かった。もっと演技が上手になると味のある役者になるんじゃないかな。
お父さん役の水谷豊さんも肩の力が抜けてもメッセージ性の強い演技。「青春の殺人者」や「熱中時代」の頃の熱さも良かったけど、不器用な生き方をする大人の姿も格好いい。ちなみに「相棒」は観てません(笑)。
確か原作を読んだのは15年以上前。いつか映画化されるだろうなと思っていたが、随分と時間がかかったな。商業的な問題なのか「永遠の0」あたりが注目されたのが後押ししたのかは全く知らないが、本来はもっと早い段階で映画化されても良かっただろう。「ALLWAYS 三丁目の夕日」シリーズのFX技術が加速要因になったと思うのは僕だけだろうか・・・。
ただ思うのは原作の上下巻を2時間強にまとめてしまうのはかなり強引だったかもしれない。もっと詳細に訴えなければならない面が端折られ気がしてならない。その点が残念。
思い切って3時間ぐらいの超大作にしてもよかったと自分勝手に思う。それでも観るべき作品であるのは間違いないけど・・・。
テーマがテーマだけに観客はお年寄りの方がほとんど。ただ涙を誘うのではなく、笑いもありリラックスさせる雰囲気は、より客観視させる意味でも大切だ。と同時に若者も観ないと・・・。
未だに本棚に並んでいる少年H。
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そのころ読んだ本はほとんどBOOKOFFに売ってしまったのだが、なぜ残っているのかな。それも意味があることかもしれない。
と相変わらず、作品の詳細についてはほとんど触れていません。すいません・・・(笑)。

ネットのバカ

ネットのバカ (新潮新書) ネットのバカ (新潮新書)
(2013/07/13)
中川 淳一郎

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僕がブログを書く理由、facebookを頻繁に見る理由、twitterをほとんど見ない理由、2ちゃんねるを全く見ない理由、その答えが本書に全て書かれている気がする。
読みながら、「そうだ、そうだ」と頷き納得する場面が多かった。単細胞の僕がネットに踊らされていると言ってもおかしくない解釈はできるけど・・・(笑)。
インターネットが当たり前になり、ネット広告が既存の広告媒体の売上を越えてしまった現在、その影響力は無視することができない。僕の生活においても、今や新聞を読む時間やテレビを見る時間よりもネットと接触する時間が多くもなっている。だが、利用しながらもこんな使い方をしてはダメだと自問自答することは少ないないし、無駄な時間を過ごしてしまったと後悔することもある。
それは全ての時間に言えることだが、最近、そこに費やす時間を当てはめてみれば当然。スマホはもちろんのことノートPCもタブレットも常に身近にあるのだから・・・。
もっと切り離した生活ができるようにならないと一人の大人として成長できないと思いながらも、できていないのは何とも恥ずかしい。
僕のブログの影響力は皆無に近い(笑)。それでも表現には気を遣う。拙い表現しができていない現実はあるが、それでも第三者を意識して書いているつもり。
会社の評判を落としてはいけないという責任もあるが、軽はずみな発言で炎上させてもいけないという心配りもある。誰も見ていないから気にするなとの声もあるかもしれないが、ネットの怖さは理解しているつもり。本書を読んで改めてそれを痛感することとなった。
ここでも書かれているが、ネットは万能ではあるが、リアルは越えられない。リアルに勝るものはない。ネットをビジネスの中心に据える著者でもほぼ毎日飲みに行っている。そこがやはり重要というわけだ。
そして、本書の最後のフレーズは全て。それを腹に落としただけでもいいかもしれない。

出会えてよかった。「ハゲタカ鑑賞会」

共同幹事の櫻山さんのパクリのようなタイトルで申し訳ないです(笑)。
一週間前に終了した「ハゲタカ鑑賞会」。約3ヶ月、合計4回、総勢18名の方に出席を頂き、無事終えることができた。懇親会を含めれば22名。
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あくまでも趣味の延長線上であるのは間違いないが、そう言い切ってしまうには悲しすぎる。いや、表現が適切ではない。趣味の範囲で留めておくには、勿体なさすぎる。これも適切な表現ではないな・・・。
この会は言い出しっぺの櫻山さんと僕で計画し、そこにビジネススクール仲間の吉原さんが幹事として加わった。18名中、初めて会う方が9名。遠くは京都から、いや時間的には中津川からの参加もあり(笑)、僕にとっては新鮮な出会いだった。
企業経営者あり、MBAホルダー、税理士、社会保険労務士、M&Aのプロありと普段の生活では接点のない方と議論の場を作らせてもらった。ハナタレ経営者の身としては聞く話全てが刺激的であり学びであった。
いかに自分が無知であるかも再認識させられたのも却ってよかったのかもしれない。それが必ずしも自分より先輩ではない。年齢も仕事上の経験も僕よりははるかに低いにも拘らず、その知識や考え方にレベルの差を痛感した。無駄に年だけ取ってても意味がないという事ですね・・・(涙)。
特にファイナンス面おいては未知の世界を知らされた。
例えば、EBO。従業員による企業買収でも、実際は従業員よる買収金額が大きな割合を示すのではなく、銀行や他の出資者の割合が高い。しかし、一般的にはその比率が低くてもEBOとして捉えられる。そもそもEBO自体が世間一般にどれだけ発生しているかは分からないが、僕が思っていた認識とは違う。
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企業買収は株主価値と負債価値で決まり、借入金、社債の額の多さで大きく左右される。そこにフリーキャッシュフローがどれだけあるかが加わったり・・・。一本のドラマでどこまで展開していくというのだ。
それ以外にも「会社は誰のものか」で議論したり、日本はバブルの落とし前をつけたのかどうかと論じたりと、壮大なテーマで話は尽きなかった。
結局のところ、「アラン、お前には何も見えてない」ではなく「テツヤ、お前には何も見えてない」と言われてしまいそうだが、充実した時間であったのは間違いではない。
いいオッサン連中が会議室に籠り、じっとドラマを見続ける。第三者から見れば異様な姿にしか映らないかもしれないが、大真面目にこの鑑賞会を行ったのだ。これは僕の自己満足ではなく、参加された方全員が同様の想いで過ごしたのではないだろうか。
出会えたよかった。そして、開催してよかった。
終了後、一週間が経過し、改めてそう思う。お疲れ様でした。
さあ、そして、次は何を仕掛けるか・・・。

売れないモノの9割は売れるモノに変えられる

売れないモノの9割は売れるモノに変えられる 売れないモノの9割は売れるモノに変えられる
(2012/10/22)
佐藤 昌弘

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20代の頃はこの類の書籍をよく読んでいたと思う。まだまだ甘ちゃんな頃は何にでもすがりたく、参考になりそうなものは手を付けていた。
(今でも甘ちゃんという話もありますが、ここでは省きます・・・笑)
では47歳のこの時期にどうして本書なのか?
それは著者の佐藤昌弘氏とご縁を頂き、直接プレゼントされたため。佐藤氏は本書に限らず、多くの書籍を著されており、この他にも「凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールストーク 」「凡人が最強営業マンに変わる魔法のセールスノート」も頂いた。
「セールスシート」の方は大判で図解も多い事から、2年目の名大社女子に読むように渡した。いつもどんな時でも「ありがとうございます!」と元気な返事はするけれど、果たして読んだだろうか・・・。ちょっと心配だな・・・(笑)。
本書はどちらかといえばマーケティングの要素よりも心理学の要素が強い。人のこころを読んで、どう対応していくか、それをうまい例えで解説している。なるほど!と思わせてくれる点が多い。
マーケティングを基本に心理学、言語学、記号学、社会学など多くの事を学ばれ、それを実践に生かされている。著者に贔屓のお客さんが多いのも納得できる。
佐藤氏とは一度しかお会いしたことがないが不思議な縁。共通の知り合いから紹介されたのがキッカケだが、最寄駅が僕と隣、嫁さんと同じ出身地、オフィスの前をよく車で通る等、接点が多い。
それだけでも身近に感じ信頼を持ってしまうのは、本書で佐藤氏が書かれていることと共通する。う~ん、乗せられているな・・・(笑)。
売上が伸び悩んでいる営業や店舗、商売を始めて間もない方には気づきが多いと思う。

いよいよ最終回!ハゲタカ鑑賞会

本日は第4回ハゲタカ鑑賞会。
いよいよ立ち上がるか鷲津ファンド。ド~ンと出資しようじゃないか・・・。
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大好評(?)の企画も今回がラストとなる。前回開催が1ヶ月以上前になるので、少しばかり緊張感が緩んでしまった感がないわけではないが、この最後の日も楽しみたいと思う。
なぜこれだけの期間が空いてしまったかは大きな理由がある。主催者の僕たちが忘れていたわけでもサボっていたわけでもない(笑)。
このドラマ制作に関わる大物人物をゲストとして招へいし、世の中を「あっ」と言わそうと画策していたために日程が先延ばしになってしまった。
結果的にその画策は頓挫してしまったが、もしこの企画が進行したのなら、相当大きなイベントとして打ち出すことができただろう。そして、世の中が「あっ」と言っただろう(笑)。お楽しみはしばらく先という事で・・・。
8月ともなるとこれまでの参加者も様々な予定が入ってくる。家族旅行だとか町内のお祭りだとか夏休みらしい予定で欠席される方も多い。少々寂しいがこればかりは仕方ない。
ヒマなメンバーで、いや、失礼、何よりもハゲタカ第一優先メンバーで最終回を盛り上げていきたい。思い切って未公開シーンも上映してしまおう。
当日飛び入り参加もOKなので、ご希望の方はぜひご連絡を!
ただ僕も残念なことがひとつ。
定番の懇親会に参加するもののアルコールが一切飲めないのだ。夜中の2時過ぎに家を出て御岳まで登山に行く予定があるため、さすがに飲むことはできない。気持ちがグラグラ揺らぐだろうが、ぐっと我慢して会話を楽しみたい。
帰宅後は速攻で寝て夜中に飛び立つので、今回の状況はブログで書くことはできない。共同幹事の櫻山さんのブログに期待したい。日曜日版の執筆もあるだろうが、きっとその才能を最大限に生かし、うまく絡ませて書いてくれるんじゃないのかな・・・(笑)。
いずれにせよ最後の鑑賞会でも多くの気づきと学びを得たいと思う。

永遠の0

永遠の0 (講談社文庫) 永遠の0 (講談社文庫)
(2009/07/15)
百田 尚樹

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今更、僕がブログで書評を書く必要性もないだろう。100万部を突破したベストセラーだし、今年には映画化もされるほどの作品なので、あえて取り上げる必要もないと思ったが、あまりにも周りの方に勧められた作品なので、それにお応えする意味でアップしたい。(何だかイヤらしい性格・・・)
百田尚樹氏の「海賊とよばれた男」を読み、「ヨカッタ!」とほざいている時に多くの方に勧められたのだ。本書の存在は知ってはいたものの、さしたる興味もなくこれまで過ごしてきた。小説自体をあまり読むことはないし・・・。
読む小説もビジネスを前面に押し出した書籍ばかりで(海賊とよばれた男もそれに近い)、ここ最近、この分野を読むことは全くといっていいほどなかった。
しかし、たまには読むものですね。人のおススメは素直に聞き入れるものですね。それが今回の感想。
読んでおくべき一冊だと読後、じわっとくる気持ちを抑えながらそう感じたのだった。
歴史認識はいろいろあると思う。ある人にとっては正解でも、ある人にとっては全面否定ということもあり得るだろう。本書においてもそれは言えると思う。
だが、それを超える人間の尊さは世代を超え、時代を超え、我々にとって重要な意味となる。僕は決してしないけど、僕の知人は思わず奥さんを抱きしめたそうだ。僕は決してしないけど、その気持ちはよくわかる(笑)。
僕が感服したのはその綿密な歴史検証とストーリー展開。
「海賊とよばれた男」ようなタッチで描かれていると勝手に予測をしていたのだが、完全に裏切られた。それもいい意味で完全に裏切られた。
本書を読んでも号泣しない僕は冷めた人間かもしれないが、何を大切にして生きていくべきかは教えて頂いた。生命の重さを含めて・・・。

経営センスの論理

経営センスの論理 (新潮新書) 経営センスの論理 (新潮新書)
(2013/04/17)
楠木 建

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前作「ストーリーとしての競争戦略」を読もうと思っているうちに機会を逸して、ここまできてしまった。タイミングを逃すと中々読めないものである。
最近、発売されたのが本書。新書という手軽さもあり、何のためらいもなく手に取った。きっと「ストーリーとしての競争戦略」はその値段とボリュームに腰が引けてたのかもしれない。タイミングを逃したなんて、都合のいい言い訳に過ぎない(笑)。
本書を読んでも経営のセンスが磨かれるわけではない。「スキル」よりも「センス」が大事だと言ってるだけで、そのノウハウが書かれているわけでもない。それでいい。ノウハウを学んでもセンスとは別次元であり、真逆の方向しかいかないだろう。それを理解できただけでもよしとすべきなのだ。
これまで戦略の基本としてフレームワークなどはケーススタディを通して学んできた。これが万能ではないが、新しく物事を考えるに5Fや4Pは整理するのに役立つのは事実で、今も有効なツールである。
しかし、それは一定のスキルで誰でも取り組めるので、差別化には程遠い。失敗をしないためのツールで成功に導くわけではない。成功に導くには行動力や論理的思考力、リーダーシップは必要だが、センスが最も重要なのかもしれない。
このセンスは目に見えない、文字にもしづらいため、あるなしの区分けは難しい。判断基準も人により異なる。センスが悪い人はセンスの悪い人をセンスがいいと判断するだろうし・・・。(なんのこっちゃ)。
本書では就職活動における企業選びを例に面白い表現もしている。
僕も講演の場でよく話をする就職人気企業ランキングの例えだ。まだ働いたことがない学生が人気企業を選び、ベストテンが公開される。これについて異議を唱えたりするのだが、著者は分かりやすい言い回しでそれを表現された。
就職人気ランキングとは「ラーメンを食べたことのない人によるラーメン店ランキング」と。これは分かりやすい。次回の講演で使わせていただきます(笑)。
センスというと何となく感覚的な要素と捉えられがちだがそうではない。具体的と抽象的と両面で考える。それも論理的に考えることでセンスは養われる。軽はずみに「センスあるねえ~」なんて使ってはいけないのだ。
本書を読むだけでは分かったような分からないような感じ。やっぱり「ストーリーとしての競争戦略」を読む必要があるな。と言ってる時点で、センスはないのだろう。
う~ん、残念・・・(涙)。

こりゃ困ったな・・・。

最近、めっきりテレビを見なくなった。
欠かさず見ているのは「サンデーモーニング」と「八重の桜」くらいで、あとはニュース番組やスポーツを適当に見る程度。
子供たちは楽しそうにバラエティ番組を見ているが、貧乏性のせいか、時間が勿体なく感じてしまう。「そもそも家にいないでしょ!」と嫁さんに言われれば、何の返答もできないのだけれど・・・(苦笑)。
ところがここにきて困ったことが起きた。先々週から始まったCBCドラマ「半沢直樹」。そして硬派な番組が多いNHK土曜ドラマ「七つの会議」。2つの社会派のドラマが共にスタートした。
原作は池井戸潤氏。
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「半沢直樹」の原作の「オレたちバブル入行組」「オレたち花のバブル組」も一気に読み、以前のブログにアップ。「七つの会議」もその中味に反発しながらもブログにアップ。3冊とも珍しく集中して読み切ってしまった小説であった。
当初、「半沢直樹」は見るつもりはなかった。時間が勿体ないから・・。現に第1回は見なかった。ところがである。面白い!面白い!と絶賛する友人の声があちこちで響く。その声に誘惑され見ないつもりの気持ちが揺らぎ始めた。
そして、第2回を録画して見てしまった。面白い!。
併せて録画した「七つの会議」も立て続けに見た。ヤバい!面白い!。
ハッキリ言って、両作品とも嫌な世界。社内での軋轢や派閥争い、保身を前提とした組織には全く興味がない。僕は会社内で気を遣うことほど無駄なことはないと思っているので、このドラマに出てくる2つの企業には勤めたくはない。そして、そんな会社にはしたくない。
だから嫌な世界であるこのドラマに対して拒否反応を示すはずなのだが、これがすこぶる面白い。
これは困った。土日にかけて、見るべきテレビが増えてしまった。嫁さんがこの手のドラマに興味を示し、一緒に観てくれればリビングを占領できるのだが、全く関心はない様子。どこかで一人の時間をみつけて見るしかない。本当にこれは困った。
しかし、同時に週末の楽しみも増えてきた。
堺くん、東山くん、頑張って不健全な組織と闘ってね(笑)。