これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「名古屋を知る 街を歩く」の記事一覧:

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その28

「さて、今日は何を食べようか。たまにはガツンといくのもいいなあ~」
そんなことを呟きながら、円頓寺商店街から南の方向に歩いていました。
何を間違えたか、普段とは反対方向です。
(そんなシチュエーションはわかりませんよね・・・)

ちょくちょくお昼にお世話になっている「浅田屋」さんの前を通りました。
「あれっ、何か違うな?」
と頭をグルグルさせると看板の文字が違うのを気づきました。
いつもはこんな感じで看板を眺めています。

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しかし、今回はこんな感じ。

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「天ぷらって、みんな食べてたかな?」
と店内の雰囲気を思い出します。
う~んと悩みながらもお店の中に入りました。
「天ぷら、天ぷら、天ぷら・・・。」
ブツブツと呟きます。

「いらっしゃいませ!今日は何にしますか?」
「かつ丼を下さい。」
思わず言ってしまいました。
天ぷらとかつ丼。その違いはなにか。
近くて遠い。
人の心の中は複雑です。簡単に答えを出すのは難しいのです。
いつも多くのお客さんがかつ丼を注文するのを見ていて、
頭の中の天ぷらがかつ丼にすり替わったのかもしれません。

かつ丼 780円

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「お~、これこれ、このボリューム。これが食べたかったんだ。」
すっかり頭の中はかつ丼に侵されています。
思い切り箸を丼に突っ込み、勢いよく食べ始めます。

「はふ、はふ、うぉん、うぉん、俺はまるで人間火力発電所だ!」
思わずあの言葉が出てしまいました。随分と久しぶりの事です。
「いいぞ、いいぞ、かつ丼を思い切り食べてるって感じじゃないか。」
大盛といってもいいボリュームでした。

「ふう~、ちょっと食べ過ぎたな。遠回りをして帰るか。」
桜通りの銀杏を眺めながら会社に戻ります。

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「今年は散るのが少し早いな・・・」
満腹な腹をポンと叩きながら、ブラブラと歩きます。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その27

12月です。忘年会シーズンです。
毎日のように宴会が続きますが、いかがお過ごしでしょうか?

少し前のことですが、円頓寺本町の北にある「焼肉 新道」さんに行ってきました。

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家族で切り盛りする庶民的な焼肉屋さんです。必ずにおいもつきます。
こういうお店はちょっとデキの悪い社員を連れ出し、
とんちゃんで口をクチャクチャさせながら、説教するにはサイコーです。
気持ちよく酔うことができます。

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早速、飲み物から注文します。生ビールは不要です。
その代り瓶ビールは3種類あります。
「え~っと、サッポロは黒ラベルですか?キリンは一番搾りですか?」
と銘柄にうるさい振りをして聞きます。

「はい、サッポロは黒ラベルで、キリンはラガーです。」
迷わず黒ラベルを注文することにしました。
僕は黒ラベルの平凡さが好きです。
間違いなく焼肉に合います。
肉のうま味を壊すことなく、グイグイと飲むことができるのです。

「え~っと、タンと上カルピーと豚ロースをください。」
こちらのお店はカルビではなくカルピーなのです。

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その違いを聞こうかとも思いましたが、説教しているうちに忘れてしまいました。
運ばれる品を七輪に乗せ、どんどん焼いていきます。
「お~、いいぞ、いいぞ、エンドウジ、ヤキニク、サイコー」
とカタカナ口調で喋ってしまいます。

すると店主がおもむろにとんちゃんを運んできました。
「これはうちの名物だから、はい!」
と有無を言わさずテーブルに置きます。
「ちょうど頼もうと思ってたんですよ。」
「そりゃあ~、失礼しました。
うちのとんちゃんは自慢だから、食べてもらわないと・・・」
自信満々に店主は言います。

あちこちの評価を見ても確かにここのとんちゃんは美味しいようです。
豪快に七輪の上に滑らします。

とんちゃん 420円
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火が通るとともに、とんちゃんは姿をくねらせ、小さくなっていきます。
「お~、いいぞいいぞ、こういうとんちゃんが食べたかったんだ。」
店内は煙が充満しています。

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それが美味しさを伝えているように感じます。
とんちゃんを何皿食べたかわかりません。
かなり注文したと思います。その他にも、心臓やガツ、
せせりなんかも頼んだような気もします。

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ドリンクは途中からチューハイ(レモン)に切り替えます。
普段、飲み屋さんでチューハイを頼むことはほとんどありませんが、
焼肉とは相性がいいのです。そんな気がしているのです。

こちらはライスと赤だしを〆に食べるのが定番ですが、
とんちゃんですっかりお腹はいっぱいになってしまいました。
いつしか説教することも忘れて、呑気な会話を繰り返しているのでした。

ごちそうさまでした。
さて、次はどこに行けばいいでしょうか。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その26

久しぶりに円頓寺に戻ってきました。約1ヶ月ぶりとなります。
人気食べ物ブロガーは「もう円頓寺を捨ててしまったのか?」
と言った疑問の声もあったかとは思いますが、
(実際はひとつもありません)
ホームグランドはあくまでもここなのです。

円頓寺本町の北側にある「那加志摩」さんに行ってきました。

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こちらのランチは水・木・金の週3回限定。
女将さんが一人でお店を切り盛りしています。ちなみに中島さんという名前です。

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「ほう、鳥レモンソースか。これはオレの辞書にはないぞ。いいぞ、そそるなあ~。」
と心の中で呟きながら、注文します。
女将さんは小気味よく鳥をさばき、フライパンに乗せ焼いていきます。
素知らぬ顔をしてカウンター越しに覗き込みますが、レモンソース投入の場面は見逃してしまいました。

メインの鳥レモンソースの前にサラダ、豆腐、煮物、漬物、みそ汁が並びます。
「ご飯は自由にね~」
カウンターの隅に茶碗と電子ジャーが置かれています。
どうやら好きなだけご飯は食べていいようです。
「さてとどうするかか・・・」
と悩みましたが、最近の不摂生を思い、気持ち大盛にしました。

「はい、どうぞ!」

鳥レモンソースランチ 700円

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「お~、かなりのボリュームじゃないか。」
アップにするとこんな感じです。

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「さて、どんな味かな・・・」
と大ぶりの鳥を箸で持ち上げ、一気に口へと放り込みます。
「お~、なるほど、こうくるか。この絶妙なバランス、いいじゃないか。」
といつものように口走ってしまいます。そして、男らしくワシワシと食べ続けます。

続々とお客さんが入ってきます。ほとんどが常連客のようです。
「おかあさん、カラアゲね~!」
「僕もカラアゲで・・・」
「私も!」
入ってくるお客さんはほば全員カラアゲのランチを注文しています。

「そんなに人気なのか。気になるじゃないか・・・」
と隣のお客さんにカラアゲが出てくるのを横目で確認しながら、食べ続けます。
「は~い、おまちどうさま」
隣のお客さんにカラアゲランチが並びました。

「なんだこれは!物凄い迫力。まるでカラアゲのマシンガンパンチだ。」
とどこかで聞いたことのあるようなセリフがつい漏れてしまいます。
きっと井之頭さんであれば、
「すいません。私もカラアゲを追加で・・・」
と注文するでしょうが、とても食べきる自信はありません。
これは次回の楽しみにとっておくべきと判断しました。

鳥レモンソースも十分、美味しかったです。
ごちそうさまでした。
まだまだ円頓寺には知らないことも多そうです。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その25

円頓寺商店街では年に何度か大きなお祭りがあります。
(何回行われるかは知りません・・・笑)。
今週末7日(土)・8日(日)は「円頓寺秋のパリ祭2015」が開催されます。
なんと商店街がパリになってしまうのです。
実際にパリになることはありませんが、アーケードがパッサージュになるのです。

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今はまだ準備段階なので落ち着いています。

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アップの写真を見ると何となくワクワクしてきませんか?
パリを連想させませんか?
昨年も多くの方がこの商店街を訪れ楽しんでいたようです。
今年もあちこちの場所でイベントが行われます。
ぜひ、お時間ある方はお越しください。

あっ、宣伝になってしまいました。

人気食べ物ブロガーとしては美味しいお店を伝えねばなりません。
アーケード街のほぼ真ん中にある「Mammy’s coffee」さんに行ってきました。

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最近、再開したサキアテジョーグーさんの隣にある喫茶店です。
商店街の喫茶店らしく普段は常連さんでいっぱいです。
円頓寺ロールケーキなんて洒落たケーキも売っています。

「すいませ~ん、、まだランチありますか?」
「はい、大丈夫ですよ。」
「では、ランチをください。」
ランチは限定20食だそうです。

日替わりランチ 600円

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この日はエビフライとチキンしそ巻きフライです。
お米は新米です。アフターのコーヒーはプラス200円で飲むことができます。
「いいなあ~、この町の喫茶店って感じ。味もなかなかじゃないか。」
と言いながらお店を出ます。

さて、来週はどうしようかな・・・。
しばらくする大事なことを思い出しました。

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冒頭で紹介した「円頓寺秋のパリ祭2015」はこんなタブロイド判を出しています。
当日のスケジュールや商店街のお店の情報が満載のとてもいい冊子です。

そして、こんな広告も出ています。

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「おっ、商店街を支えている感じ。なかなか、やるじゃないか。」
と思わず呟いてしまいました。

パリ祭が盛り上がることを期待しています。
「うちのことも知ってくれたらいいなあ~。」
独り言のように小さく呟きます。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その24

九州旅行が気になりますが、水曜はお肉の世界が続きます。
師匠を尊敬している証です。
円頓寺本町を抜け菊井町に向かい、「听(ポンド)」さんに行ってきました。
この漢字を読める方がどれだけいるでしょうか。
名前の由来は興味ありません。人気食べ物ブロガーの仕事ではありません。

そんなことより円頓寺界隈に詳しい食べ物ブログの読者は
「これは円頓寺か?ほとんど名駅じゃないか!」とクレームをつけるかもしれません。
しかし、それは大丈夫です。
円頓寺本町を抜けてきましたし、ちょっと角度を変えれば商店街を見渡せます。
円頓寺シリーズで問題はありません。

こちらのお店は外に向けてこのように熟成肉を「どうだ!」という感じで見せています。

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つい、その豪快な肉塊に引き寄せられ、お店に入ります。
可愛らしいお店のスタッフがメニューを見せながら、親切に説明してくれます。

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「今日は○○の××がおススメです。」
「ふむ、ふむ」
と頷きながら聞いていますが、30秒後には何を言ったかは忘れています。

「ところで一番のおススメは何ですか?」
とこれまでの説明を台無しにするような質問をしてオーダーします。
スタッフに厳しいのも人気食べ物ブロガーの仕事です。

お肉だけではダメです。栄養のバランスを摂らねばなりません。
バーニャカウダ。

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野菜を食べることは大切です。お肉の前の準備運動です。
牛の形をした大根?カブ?が印象的です。食べてしまうのがモッタイナイです・・・。

たまには師匠のように上から写してみます。尊敬の証です。

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そして、メインが出てきました。
ドーン!どうだ!
カタの塊 1ポンド 4160円。

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細かい説明がありましたが忘れてしまいました。
ナイフで切るとこんな感じです。

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「お~っ、なかなか、やるじゃないか・・・。」
いつものセリフが出てしまいます。
こちらは熟成肉といても和牛です。牧場も決まっています。
このように講釈もたれています。

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「ふ~ん、初めて知った・・・。知ってたよ!」
人気食べ物ブロガーもエネオスのCMのようなコメントを吐いてしまいます。

〆はキーマカレーです。

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これがまた美味しいのです。
かなりお腹がふくれた状態でしたが、いくらでも食べられます。
お代わりしたい気持ちをグッと抑えました。

「たまにはこんな豪勢な食事もいいもんだ。男の仕事は食べることだ。」
と都合よく解釈します。
これを一人で食べるのは大変なことです(笑)。

「なかなか、やるじゃないか・・・。」
同じセリフが2度も出てしまいました。

ごちそうさまでした。
次回はサッパリといきましょうか。
それとも肉シリーズで攻めましょうか。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その23

気持ちがいい日が続きます。この日も五条橋を渡り、円頓寺商店街に向かいます。

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歩きながら
「先週は食べ物の話といいながら、それらしいことを全く書いてないなあ~。いかんなあ~。」
と人気食べ物ブロガーとしての行動を反省します。
「今日はマジメに仕事するか。」
と意気込むと自然と歩くスピードも速まります。

商店街端の南にある「おか茂」さんに行ってきました。

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8割以上のお客さんがカレーうどんを食べています。隠れた名店のようです。

「相席になりますが、よろしいでしょうか?」
「あっ、はい、大丈夫です。」
人気食べ物ブロガーはどんな環境であろうと適応力を見せなければなりません。

「カレーうどんをください。」
注文してから、周りのお客さんを見渡します。
ほとんどのお客さんが美味しそうにご飯も一緒に食べています。
「すいません、ご飯もお願いします。」
井之頭さん風に注文します。
先日、リアルに「孤独のグルメ」を観たため、少し影響を受けています。

カレーうどん+ごはん(小) 800円

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「お~、これこれ。そうだ、この味なんだ。クリーミーさもありながら出汁が効いている。
この適度な辛さ。なかなか、やるじゃないか・・・。」
と心の中で呟きます。
「名古屋のカレーうどんはこうでなくちゃいけないな・・・。」
それらしいことを呟きます。
「この存在感のない蒲鉾が実は重要なアクセントなんだ・・・」
かまぼこを箸でつまみながら語りかけます。
「うん、うん、いいぞ。」と食べ続けます。
ほんのり汗をかく感じがカレーうどんの程よい辛さを証明しています。

待っているお客さんも増えてきたので、食べ終わると余韻に浸ることなく外に出ます。
これも人気食べ物ブロガーのマナーです。

そういえば、最近、食べ物ブログを始めた東京の弟子が上手く書けずに悩んでいるようです。
カメラのシャッター音が気になり、写真が撮れないらしい。
「しょうもな・・・。そんな悩みは10年前に解決してるんだ。」
と弟子の悩みを一蹴します。

お店の斜め向かいには円頓寺に似つかわしくないお店が・・・。

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「こんな店があるんだ。今度、弟子に連れてきてもらうかな・・・。」

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独り言を呟き、自分の仕事に満足しながら会社まで戻ります。

ごちそうさまでした。
さて、来週はどこに行こうかな。

尾張名古屋の野望

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今週の週刊ダイヤモンドの第2特集は「尾張名古屋の野望」。
面白おかしく名古屋の強さを伝えている。
2027年開業予定のリニアが名古屋を更に元気にさせるようだ。
(リニアに関してはそのスピードがもたらすプラスマイナスの影響はあるが、ここでは触れない。)

経済効果は約10.7兆円。
その根拠はさっぱりわからないが、すでに土地の高騰を含め先々を予測するケースが生まれている。
僕はリニアがなくても十分活況になるとは思っているが(根拠はありません・・・)、
周りの期待感はかなり大きい。

名古屋でも名古屋駅周辺の開発はすさまじい。
毎日、ビルから外を眺めているが、大名古屋ビルヂングもJPタワー名古屋も
着々と完成に向かっている。

こんな感じ。わかるかな・・・。

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ビジネスも買い物も名駅中心。
本特集では百貨店の売上シェアが掲載されており、1999年度に名駅26.4%、栄73.6%だったのが、
2014年度には名駅43.5%、栄56.5%と名駅が急拡大している。
栄にある老舗百貨店丸栄の売上は半分以下。
先日も7年連続の赤字との記事もあり深刻な状態だ。
僕が大学時代アルバイトしていた頃は元気だったのに・・・。
今、全然行かないのでエラそうなことは言えないのだけれど。

名大社もオフィスを栄から丸の内に移転し、間もなく名古屋駅へ引越するのではという噂もある。
ホントに?(笑)。
僕が次にオフィスを移転させるにしても栄に移る選択肢はなさそうだ。
よほど家賃交渉ができれば別だが、それはそれとして結構問題かも・・・。
そんな状況もあるが、栄はテレビ塔もあり久屋大通公園も立派。
いい勝負をしてもらいたい。

今回の特集では元気な東海地区の企業も取り上げられている。
石原社長率いるコメ兵、ヴィレッジバンガード、エアウェーブ、バローなど。
名大社とお付き合いが深い会社が登場するのは嬉しいこと。
次いででいいのでうちのことも取材してくれないかな。
社長は愚か者だが、会社は健全です!とか・・・。
ビジネス週刊誌の信用を無くす可能性はあるので、それはないだろうな。

その他には名古屋メシも取り上げられていたり。
今更のような気もするが、
台湾まぜそばあたりが登場するのは少しずつ名古屋メシも進化している証かな。

今日も名古屋駅方面を眺めながら仕事が始まる。
自分では名駅方面のビルを見下ろしているつもりだが、
あっちのビルはうちのビルの存在に気づかないだろう。
それを発奮材料として今日も頑張って仕事をしていこう。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その22

気持ちのいい季節になってきました。
こういう時は町をぶらりと歩きたくなります。

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円頓寺に向かう五条橋が僕を迎えてくれます。
「そうか、この橋は元々、清須城の五条川にあったんだ・・・」
と感慨深くなりながら、商店街を歩きます。

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清須城の歴史を思い出しているうちに商店街を抜けてしまいました。
結局、清須城については何も思い出すことはできませんでした。
そもそも知識がないことに後で気づきました。

「さて、昼メシは何にしようか?読者は人気ブロガーの美味しさを求めているしな・・・。
これも大事な仕事なんだ。」
と期待を裏切れない自分を少し責めます。

商店街の交差点から右手を眺めるとお店の看板が目に入ってきます。

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外堀通りの北にある「餃子の富都」さんに行ってきました。
ここはお値打ちです。ランチは30種類くらいありますが、すべて680円です。
エビチリソースの定食もラーメンが付いて680円です。信じられません。

「え~っと、台湾豚骨ラーメンと餃子のセットでお願いします。」
ラーメンは5種類、おかずは唐揚と餃子から選べます。
匂いは気になりますが、店名を見ると餃子を頼まなければなりません。
幸いその日は説教する予定も、される予定もありませんでした。
重要なお客さんとの打ち合わせもありません。だからいいのです。

「おまちどうさま!。餃子は後で出します。」たどたどしい日本語でテーブルにおいてくれます。
ラーメンセット 680円

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春雨を和えたものと漬物も出ます。ご飯はお替わり自由です。
これだけでもかなりのボリュームなので、お替わりの必要はありません。
提供されたものを粛々と食べるだけです。

お店を出ても時間的余裕があったため、周辺をぶらつきます。
お店のある新道は名古屋の問屋街です。
お菓子問屋が並んでいます。

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子供が小さいころであれば、喜んだでしょう。
通りの向かいには玩具の問屋も商品を並べています。

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商品の流通網はすっかり変わりましたが、このような町並みは残ってほしいものです。

このままいくと人気食べ物ブロガーから人気街角ライターに変わってしまいます。
「そうそう、僕は円頓寺シリーズを書く人気食べ物ブロガーなんだ。」と自分に言い聞かせます。
「今回は円頓寺じゃなくて新道だろ!」とツッコミが入りそうですが、
円頓寺商店街を歩いてきたので問題はないのです。
これでいいのです。

ごちそうさまでした。
さて、来週はどこに出没するでしょうか・・・。

食べ物のはなし 番外編 汁なし台湾塩

円頓寺シリーズを書きたいところですが、この1週間はほとんど会社周辺にいませんでした。
結果的に円頓寺で食事をする機会がなく、今回は番外編にさせてもらいます。
円頓寺シリーズのファンからは多数のクレームがくる予感はしますが、僕も普通の人間なのです。
行けない時には行けません。

人気食べ物ブロガーとして驕っているのではありません。
超多忙なブロガーをご理解いただきたいのです。
そのため今回は自宅のご近所のお店です。

中川区にある「たご」さんに行ってきました。
自宅から車で5分程度の距離ですが、とてもお店のある雰囲気の場所ではありません。

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一般的に飲食店を新規オープンさせる方はこんな場所で開こうとは絶対に思わないと思います。
それだけ自店に自信があるのでしょう。
お邪魔した日もお昼2時近い時間でしたが、店外に5人程度待っているお客さんがいました。
これでも少ないと思います。

前回お邪魔した時は11時半でしたが、あまりの行列に退散してしまいました。
最後尾に着き、しばらく待っていると店主が顔を出し、
「お客さんが最後ですか?これで終わりにします。」と言います。

ということは、入れるんだ・・・と納得しました。
やはり運はいいです。
午後の時間の営業は2時までですが、その辺りはお客さんを大切にするようです。
お店の看板は既に6時開店をお知らせするプレートが掲げられています。

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ようやく自分の番が回ってきました。
前回、注文した台湾塩ラーメンは最高でした。
同じ商品を注文するのは人気食べ物ブロガーとして禁物です。
別のメニューをお願いしなければなりません。

自販機の前でじっと悩みながら、「よ~し!!」と男らしくボタンを押します。
席に着くとお店の方が「200gですか?250gですか?」と聞いてきます。
本能的に「250gでお願いします。」とお願いします。
男の子はどんな時であろうと多い方を選ばねばなりません。
それが鉄則なのです。

しばらくすると「おまちどうさま!」と出てきました。
汁なし台湾塩 880円

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「お~、なかなか、やるじゃないか・・・。」と思わず言葉が漏れてしまいました。
と同時に「ちょっとヤバいかも・・・」と心の中で呟いてしまいました。
250gといっても結構な量です。
このお店はご飯がサービスでついてきます。それもどれだけ食べても構いません。

愚かな僕はラーメンが出てくる前にご飯を大盛によそっていたのです。
「こんなに食えないなじゃいか・・・。」
とまたしても心の中で呟きながらも、グルグルとかき混ぜ食べ始めます。
ニンニクも効き味付けもしっかりしていて、なかなかです。
程よい辛さで汗もかきます。

麺は太麺。持つ箸にも力が入ります。ここは腕の見せ所です。
「えいや!それや!うりゃ~!!」
そうはいっても簡単に量は減りません。
半分くらい食べた感じでもこんなふうです。

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それでも人気食べ物ブロガーは頑張ります。
残さないことが鉄則です。

「ふう~。」と食べ終わると他にお客さんはいません。
ランチタイム最後のお客さんだったわけです。お腹もパンパンです。
「たご」さんでは食べたいラーメンが他にもたくさんあります。
何より店主の作り方がもの凄く丁寧です。
家の近くのお店があるのは幸せですね。

ちょっと感傷的になったりしますが、やはり円頓寺に戻らねばなりません。
次回はシリーズ復活の予定です。

ごちそうさまでした。

食べ物のはなし 円頓寺シリーズ その21

円頓寺に戻ってきました。
それも健全なお昼の世界に戻ってきました。
先週、名古屋を牛耳る女帝の事を書き、案の定、殴られました(笑)。
迂闊な行動は禁物です。
誰が読んで、誰がチクるかは分かりません。
そのためには一人の行動が誰にも指されることはなくいいようです。

円頓寺商店街の南に位置する四間道の「三平」さんに行ってきました。

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最近、この周辺は続々と新しいお店が出来ています。
古い蔵を改装し、お洒落な飲食店のオープンが続いています。
この地区が盛り上がるのはとても嬉しい事です。
30万人の読者を抱える人気食べ物ブロガーの貢献度もあるかとは思いますが、
僕の下に感謝の声が届いたことはありません。
どうやら恥ずかしがり屋の方が多いようです。
勘違いでしょうか・・・。

店内はシックな雰囲気。

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BGMにはジャズが流れています。
お昼はランチと蕎麦。夜は蕎麦中心の居酒屋になるようです。
ここは定番であるランチを頼まなければなりません。
前日は肉料理を堪能したので、あっさりとした和食が食べたくなります。

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2種類あるランチから選びます。
いつもなら味噌カツを頼むところですが、この日は魚を選ぶのです。
「すいません、鰆の方を下さい。」と注文します。
ボードには「鰆の柚庵焼」と書いています。
これは”ゆうあんやき”と読むのか、”ゆずあんやき”と読むのか自信がなかったので、
鰆の方なんて情けない注文をしてしまいました。

「おまちどうさま。鰆です。」と女性スタッフが出してくれました。
どうやらお店の人も呼び方を知らないようです。
勘違いでしょうか・・・。

日替わりランチ「鰆の柚庵焼」 900円

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小鉢もついてきます。ここには僕が苦手な切干大根があります。
基本的に好き嫌いはありませんが、どうも切干大根は進んで食べる気になりません。
子供の頃、実家の切干大根を無理矢理食べさせられました。
僕は実家の味付けが嫌で嫌で仕方なく、
その細く切られた茶色の大根を見る度に子供の頃の辛い経験を思い出してしまいます。

なので、こういったものは真っ先に食べてしまいます。
原則、食べ物を残すことはしません。
それが人気食べ物ブロガーの鉄則なので、どんなに苦手なものでもやっつけなければなりません。
ガブっ、モグモグ、シュルシュル・・・。
とキレイに切干大根はなくなりました。

もう安心です。あとはゆっくりと鰆を楽しむだけです。
とても美味しく頂きました。
こちらはコーヒーがセットになっています。
13時頃になるとお客さんも少なくなるので、僕はこうして読書をしながらコーヒーを頂きます。

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贅沢な時間を過ごすのです。
照明が暗めなので、読むのは少々辛いですが、そんな態度は見せず、賢そうなふりをして読み続けます。
なかなかやるじゃないか。
お店の人が言ってくれているような気がします。
勘違いでしょうか・・・。

ごちそうさまでした。
来週はどこに行きましょうか。