東和ピクチャーズさんからオンライン試写会にご招待頂き鑑賞。
このような機会はありがたい。
本作はフランスで2024年年間興行収入ランキング1位となったヒット作。
日本では今週26日から公開される。
自分ではなかなか選ばないジャンルになるので、
むしろ貴重で鑑賞後はとても温かい気持ちになれた。
感謝!
簡単に解説すると、宝石泥棒の親子が障がい者施設のサマーキャンプに紛れ込み、
そこで起きる騒動がいろんな人にある影響を与えていくというストーリー。
ちょっとざっくりすぎるか(笑)。
本作には多くの障がい者役が出演しているが、実際に障がいを持つ方の出演。
それもアマチュアの俳優。
まず彼ら彼女らが素晴らしい。
演技なのか地なのかは分からないが、その行動が泥棒親子を中心にプラスの影響を与えていく。
心はピュアで思うがまま動く姿は本来の人の姿。
僕らは常に周りを意識し、時に忖度し、時に驕り、無理に感情を殺したりもする。
彼らはいつも自然体。
その分、危険が伴ったり、トラブルが起きたりするが、却って人間らしく映る。
そこに巻き込まれた泥棒親子。
最初は逃亡の手段でいいように利用しようとするが徐々に変化し始める。
そのあたりがクスリと笑える。
そして泣けたり。
フランスで興行収入1位になった理由もわかる気がする。
老若男女、誰しもが楽しめる作品といえるだろう。
僕は知らなかったが、主演のアルテュスはフランスで人気のコメディアン。
本作では監督も務めている。
日本でいえば誰に近いかな。
昔だったら志村けんさんのような存在だが、
今のコメディアンに例えると、う~ん、思い当たらない。
役者でいえばムロツヨシみたいな感じかな。
あくまでも雰囲気として・・・。
人気のコメディアンが障がいを持つアマチュア俳優を起用し、
面白おかしく、しかもウルっとくる作品を制作する。
それだけでも話題性はあるのかも。
時々はこんなハートフルコメディを観るのもいい。
ステキな機会をありがとうございました。


