先週で今年度の大学の仕事をほぼ終えた。
(年明けにゲスト講師としての登壇はあるけど・・・)
200名程の学生のレポートチェックに追われていたので、ようやくホッとしたところ。
無事に成績もつけれたし。
今年の春学期は月・火・木と愛知大学と南山大学の授業。
秋学期は月・木で南山大学の授業を担当。
名大社のニシダとのコンビも8年目を迎え、打ち合わせは最小限で済む。
阿吽の呼吸でやれるのはありがたい。
もっぱらスライド作成とWeb対応は彼女なので負担は掛けているけど。
まずはニシダに感謝ですね。
こうして学生と関わるの今の若者の考えや価値観がみえてくる。
Z世代とはいえ十人十色でタイプは異なる。
但し、SNSを中心とした世代なので偏った思考があるのは否めない。
基本的に学生は素直。
偏った思考もそれに拘るのではなく、僕らの教えを純粋に受け止める。
徐々に変化していくのが、リアクションペーパーや提出レポートから読み取れる。
それは成長ともいえるだろう。
秋クラスは「企業と業界の研究」という科目で、よりそれを感じた。
学生の就職観はシンプルでできるだけ大手企業に就職すること、
給与、休日を含め待遇がいい会社に就職すること。
決して間違っているわけではない。
誰もが思う点。
しかし、それだけで就職先を決めるのは危険。
本人の価値観や興味、適性が合うかは別問題。
今年の授業でも地元老舗企業の経営者からベンチャー企業の創業者、
外資企業、商社、メーカーの方々に協力頂いた。
そこで話される内容は学生を刺激し気づきを与えた。
同族企業や中小企業にネガティブだった学生が見方を変え、
ベンチャー企業をリスクと捉えた学生にチャレンジ精神を植え付けた。
最終的にどんな方向に向かうかは本人次第だが、
狭い視野がグッと広くなったのは喜ばしい。
残念ながら僕もニシダもアカデミックな話はできない。
よりリアルで泥臭く、楽しさとやりがい、厳しさを伝えるだけ。
最後に提出されたレポートを読むと彼ら自身が変化を感じている。
希望が見えなかった社会に希望を持ち、労働時間と割り切った仕事に期待を持つ。
そんな学生が増えたのが素直に嬉しい。
僕らがやれることはたかが知れている。
しかし、真剣に何かを伝えれば感じ取ってくれる。
一歩踏み出すキッカケを提供できればそれで十分。
これからを楽しみにしていたい。




