名大社が入居するビルは名古屋広小路ビルヂング。
伏見を代表するオフィスビルといえるだろう。
大昔は地下に飲食店が何店舗も入っていたが、数年前まではコンビニとインドカレー屋さんだけ。

ここに3年前、BARがOPENした。
「伏見ウヰスキー倶楽部」というBARで、伏見の名店ヨシノバーの系列店。
ヨシノバーはちょくちょくお邪魔していたので、ここにも頻繁に顔を出すようになった。
オフィスビルの地下なので隠れ家的存在。

僕は自分勝手に「名大社BAR」と名付け、会社のメンバーを始めいろんな方と飲む店となった。
必ず何本かのボトルをキープし、メンバーにはボトルを自由に飲むことも許していた。
調子に乗ったヤツが高額のボトルを飲んだりするので、
店長には「Dewar’s 12年しか出しちゃダメ!」とセコイことを言ってみたり・・・。

そんな愛すべきお店だが、今月の初めに友人と店長からほぼ同時に連絡が入った。
それは残念な連絡。
6月末をもって閉店すると・・・。

コロナの影響がここにも現れたわけだ。
こればかりはどうすることもできない。
自分の力だけでは限界はある。
そもそもそんな力もないし・・・。

地下のコンビニに行くついでに店の前を通ると貼り紙も出されていた。

この状況下、あまり人を誘って行くわけにもいかない。
先週、フラッと一人で顔を出した。
18時台だったのでお店も空いており、カウンターに座り店長とあれこれと会話をした。
同じビルにオフィスを構える身としては、その事情もよく分かる。

いつものようにハイボールを飲みながら、感慨深くなっていく。
残り期間も少ないので、お店貢献も含めレアなウイスキーをストレートで飲んでみたり。

ここ数ヶ月、不義理をしていたが、今月はあと何度か顔を出したい。
昨日も顔を出したし、今日も仲のいい経営者仲間とも約束しているし。
ボトルが残っていればヨシノバーへ移動することになるが、空の状態にするのが礼儀だろう。
ウイスキー好きの名大社メンバーは飲んでね。

馴染みのお店がなくなるのは寂しいし、それも同じビルにある超便利なお店がなくなるのは超寂しい。
月末まで、あと何度行けるかな・・・。

さらば、名大社Bar。
僕の憩いの場を作ってくれて本当に感謝。
いい思い出にさせてもらいます。