緊急事態宣言が明け、一週間ちょっと。
少しずつ街に活気が出てくるのでしょうか?
たまには住吉町を覗きたくなります。
時々、お邪魔する居酒屋がランチを食べさせてくれるらしく、住吉町に向かいました。

住吉町という町名はありません。
そのエリアは栄3丁目。
会社は栄2丁目なので目と鼻の先。
5分ほど歩き、目的地につきましたが残念ながらお休みでした。

「夜、来い!」ということですね。
来週、お邪魔させて頂きます!

そうなると別のお店を探さねばなりません。
せっかくなら新規開拓をしたいところ。
それも最近、オープンしたお店に入りたいところ。

ありました。ありました。
2月に「伝説のすた丼屋」が名古屋にオープンしたのです。

人気食べ物ブロガーがこの存在を知ったのは10年前。
facebookで友人がアップしたのを見つけたのが初めて。
肉食男子、飢えた野郎どもにはとっておきのお店のようでした。

品川に出張した際、わざわざお邪魔した記憶があります。
この香り、この迫力、そりゃあ、人気は出るでしょう。
それは40代半ばの頃、人気食べ物ブロガーも全然問題はなくペロリと平らげました。

そんなお店が名古屋にオープンしたのです。
お邪魔したのは13時過ぎ。

その時間帯が正解なのか、待つこともなくすんなり入店できました。
自販機を眺めながらも、ここは定番一本勝負。
唐揚げでも生姜丼でもやたらトッピングが乗った丼でもありません。

伝説の一杯 すた丼です。
はい、630円。
まず生卵とみそ汁が運ばれます。

何の変哲もありません。
しばらくするとすた丼が届きました。

いきなり生卵を乗せるのは通ではないかもしれませんが、そこはいいのです。
白身をそぎ落とし、黄身だけを丼にオン。

はい、こちらの完成です。

ニンニクの香りが食欲を増進させるのでしょう。
ワシワシと丼を勢いよくかきこんでいきます。
並盛です。
ちょっと前ならヘッチャラでした。

それがどうでしょう。
かなりガツーンときます。
並盛でも相当お腹に堪えます。

「これはまいった。腹ペコじゃなきゃいかんな・・・」
面白くとも何ともない独り言を呟き、なんとか食べ終えました。
隣を見ると同世代のオジサンが普通に食べています。

「いつからオレはこんなに弱くなってしまったんだ・・・」
少し淋しい気持ちになりカラの丼を眺めます。

ふと、外を見るとかなりのお客さんが並んでいます。
いかにも肉食男子、飢えた野郎連中です。
こいつらのお昼はこれからなのか・・・。

悔しさを募らせ、行列の横をすり抜け会社に戻りました。
ごちそうさまでした。