梅雨も明け、モーレツに暑くなってきました。
名古屋の夏も尋常ではありません。
ほとんど名古屋で過ごしているので比較しようがないですが、
この暑さでバテバテになってしまう人も多いのではないでしょうか。

そんな時は冷たくサッパリとした食べ物を体が欲します。
冷やし中華、ざるそば、ころうどん等、頭をグルグル回転させながら街を歩きます。
会社から東に向かい矢場町方面に進んでいきます。

昔ながらの佇まいのうどん屋さんを見つけしました。
たまに前を通っていますが、完全に見落としていたようです。
「一八本店」さんにお邪魔しました。

調べてみると「一八」という屋号はあちこちにあります。
系列店ではないでしょう。
イチかバチかで名付けられているのでしょうか。

店内に入ると懐かしさを感じます。

日めくりカレンダー、やかん、どデカいエアコン・・・。
一気に昭和に戻った感覚です。
メニューを眺めます。

昭和を感じさせる値段設定。
うどんは300円です。

老夫婦が経営されているのでしょう。
お爺さんがお茶を運び、お婆ちゃんが調理をするようです。
この日は冷たい食べ物と決めてました。

「え~っと、ざるうどんをお願いします。」
「ざるうどんですね。」
囁くような小さな声でお爺さんが答えました。

しばらくしてふらふらとお爺さんがお盆に乗せて運んできました。

ざるうどん 650円

見た瞬間に出た本音。
「すくな・・・」
写真ではあまり分からないかもしれないですが、かなり少量です。
ターゲットとする客層もお年寄りでしょうか。
50代半ばとはいえ、健康男子にはちょっと少ない量でした。

入店するお客さんは
「ざるうどんとかやくごはんを下さい」
「中華そばとかやくごはんね・・・」
必ずご飯をセットにしています。
かやくごはんはどこにも書いていません。
みなさん、分かっているんでしょうね・・・。

650円のざるうどんが急に高く思えてきました。
人気食べ物ブロガーとしてはせこいですが、正直な感想です。
「500円の天ぷらうどんにすべきだったかな」
そんなことを感じながらお店を出ました。

うどんは昔ながらの味。
長年愛されている理由はあります。
老夫婦には頑張ってもらいたいですし、お店を非難するつもりはありません。
もう少し熟考してから注文すべきでした。

ごちそうさまでした。
次回は冷たいうどんリベンジを果たします。