昨日、一昨日は企業展&転職フェアを開催。
この暑さにもかかわらず多くの方に参加頂いた。まずは感謝。ありがとうございました。少しでもいいキッカケができることを期待したい。
新卒市場で言えば、この7月は終盤。企業によっては既に15年卒向けの計画を立案中であったり、我々の同業者でも新卒採用総括セミナーを実施しているケースも少なくない。14年卒採用は終了し、次年度向けに発進しようとしている。
しかし、僕の実感値はまだまだ14卒新卒採用真っ最中。総括するには早すぎると考える。
今月末に新卒採用動向について講演することもあり、ここ最近はクライアントに直接お邪魔して採用状況を伺ったり、営業からヒアリングしプレゼン資料にまとめたりと時間を費やしてきた。そのリサーチからの結論は、採用を終了している企業は一部に過ぎず、多くの企業は採用を継続しているということ。
特に今年は一部の業界を除き、採用に苦戦している企業が多い。弊社のイベントに参加頂くなど大々的に募集活動を行わないまでも、小規模の説明会を開くケースは目立つ。求人数が増加した背景として、選考中の辞退や内定辞退も多く、目論見通りに進んでいないという採用担当者の声はよく耳にする。
一方で学生は順調かといえば、必ずしもそうではない。昨年よりは内定率のポイントは上がっているものの、この東海地区大学の内定率はせいぜい50%前後で、まだ半数の学生が活動中と考えられる。
その割には思ったほど学生が動いていないような気もするが・・・。これも今年の特徴・・・(苦笑)。
多くの企業が採用を継続中、多くの学生も就活を継続中。となると、やはり総括するにはまだ早い。今の状況だけみれば、かなり長期化するのではないだろうか・・・。
今回の企業展でも参加企業により大きな差が生まれた。一般事務を募集する商社には長蛇の列ができ、女子学生を中心に長時間待っている。採用数は限られている。かたやポツリポツリとしか面談できない企業もある。業種、職種によって温度差ができるが、その差は歴然。
企業側の声を聞くうちにより特徴的なことも明確になってきた。
元々地元志向が強いエリアだが、それが更に強くなっている。異業種だが地元企業からの内定を得たこと、全国転勤を嫌って辞退することなど内定辞退の理由は限られる。
運輸業でもサービス業でも競合先は金融機関や自動車関連メーカーが多かったりする。求められる人物像は明らかに異なるとは思うのだが・・・。そんなことがよく分かってきた。ミスマッチにならなければいいが・・・。
そして、前述したように少ない席を奪うための熾烈な争い。もちろん健闘は祈っている。
今日は参議院議員選挙。
見方を変えると候補者が選挙に当選するより、学生が企業から内定を獲得する方が難しいのかもしれない。