先週16日(火)は第9回名古屋ファミリービジネス研究会Day4。
早くも後半戦。
毎年恒例のゲスト講演会はDay5だが、今年はスケジュールの関係で今回。

受講者同士の関係性も高まり、開始前からいろんな話題で花が咲く。
とてもいいこと。
こういった何気ない時間が大切。

冒頭はいつもの通り僕のアイスブレイク。

話題の某会長辞任をネタに同族企業の動向を持論を交えての話。
トップ交代のタイミングは難しい。
その流れでこの一年で劇的に会社が変化した受講者に現状を報告してもらう。
詳細を明かせないが、現場で起きているリアルな話は自分たちにとって大いに参考になる。

そしてDay1の振り返りを櫻山さん。
ちょっとした新ネタも。

Day3の振り返りを丸山さん。

丸山さんには前回話しきれなかったパートを詳しく説明。
改めてスリーサークルモデルの重要性を認識した。
これで第1部が終了。

第2部はメインの講演会。
ゲストは株式会社バーテックの末松仁彦社長。

テーマは「ファミリービジネスの強みを活かした働きがい向上」。
末松社長は60年以上続く企業の3代目経営者。
4年前にはこの会の親子対談でも登壇してもらった。
その時のブログがこちら

末松社長は大学卒業後、バーテックに入社し28歳で社長となった。
僕と同じファミリービジネスアドバイザー資格保有者でもある。
まさにザ・同族企業で「強み」をいかんなく発揮している。

今回はその取り組みについて、参加者を巻き込みながらの講演。
幼少の頃から継ぐのは当然の認識で入社したが、全てが上手くいくわけではない。
リーマンショック時でのバトンタッチのため、その取り組みには反発も多かった。

それを乗り越え今に至るが、その過程を伺えたことは受講者には大きな価値。
2018年から7年連続でPTW主催「働きがいのある会社」ランキングのベストカンパニーに選出。
ただ試行錯誤の繰り返しだという。

話を伺いながら僕は末松社長は勝手にM的な人間と判断(笑)。
トライアスロンやマラソンが趣味というのも納得できるが、自ら自分を追い込んでいるように思える。
そして、それに苦しむのではなく楽しんでいるように思えるのだ。

ここも受講者特典で内容に触れることができないが、
従業員はファミリービジネスの価値を全員が理解し賛同。
積極的にイベントに取り組む姿勢に参加者は感動しながら聞いていた。

バーテックフィロソフィや末松家の家訓も想いが詰まっていた。
質疑応答では普段質問をすることのない受講者も体を乗り出して聞いていた。

恒例の懇親会は「ワンランク上の山ちゃん」。
遠方からゲストを招く場合、大体こちらを使わせて頂く。
手羽先もワンランク上のように映る。

ここでも話は尽きることなく有意義な時間を共有することができた。
今回も満足度の高い場を提供でき、主催者冥利に尽きる。

末松社長、ありがとうございました。
そして、みなさん、お疲れ様でした。