新海誠作品は「君の名は。」しか観ていない。
「天気の子」「すずめの戸締まり」も観ようと思っているが放置状態。
そんな僕が感じたのは映像が新海誠的ということ。

なんの説得力もないが、実写で映る風景やカット割りがそんな雰囲気。
監督は奥山由之氏だがその傾向はあるのかと・・・。
たまたま聞いた広瀬すずのラジオ番組に監督が出演。
広瀬すずにオクちゃんと呼ばれていた。
「アット・ザ・ベンチ」で一緒だったが、距離が近い監督なわけね。

作品の評価とは異なるが、
ヒロイン篠原明里役の子ども時代を演じた白山乃愛がバツグンに可愛い。
僕が中学生なら間違いなく好きになってしまう。
大昔の薬師丸ひろ子的な存在。
きっと売れっ子女優になるだろう。
すでに恋のライバルが出現したが、ヤツを倒しておかないと(笑)。

そして、高校生の森七菜。
今年、「国宝」で吉沢亮を慕う健気な娘役を演じ、
「フロントライン」では迅速に動く船内クルーを演じた彼女が女子高生とは。
大人になった彼女も登場するかと思ったが、高校時代のみの出演。
抜群に可愛い高校生を演じていた。
高校生役も問題なく、森七菜のひたむきさにも少し惚れた。

大人になった篠原明里を演じた高畑充希もよかった。
本作はそれだけでも観た甲斐があった。
まあ、これが作品の評価かな。

ジャンルは恋愛映画。
僕の中ではとうに卒業したジャンルのはず。
映画館では最年長に近い部類じゃなかっただろうか。
ただ胸を押し付けられる気持ちは少なからず残っており、松村北斗演じる貴樹の切なさにも共感。
心の中で「なんとかせい!」と応援していた。

冷静にみれば、男はいつまでも過去の思い出にしがみつきイジイジしている。
女は思い出は思い出として大切にするが、とっとと次の行動へ移っていく。
男はいつまで経っても女々しい存在なのだ。
(女々しいという表現は差別用語になってしまうか・・・)

なぜ「秒速5センチメートル」なのかは僕が語るまでなく、
作品を観ればわかること。
本作を非難する人は少ないだろうね。

ふと思ったのは種子島に転勤する仕事ってなんだろう?
種子島の高校生は原付バイクの通学が普通なのか?
ということ。

当初はスルーするつもりだったが、観ておいて良かった。
ほとんど作品の評論にはなっていないね(笑)