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今年はアメリカの暗部を描いた作品が多いと思うのは僕だけだろうか。

僕が年明けから観た作品だけでも、
「スポットライト 世紀のスクープ」
「マネーショート 華麗なる大逆転」
「ブラック・スキャンダル」
は事実を基にした映画。

できればあまり世に晒したくない。
そんな過去は隠したままがいいと思うのはその当事者だろう。
本作品もそれにあたる。

政治的要素が強い分、何かと気にしなきゃいかないと思うのは考えすぎか。
自由の国アメリカだからどんなことでも許されるのか、
共和党の現状を理解すれば許されるのか。
それにしてもブッシュ元大統領は評判が悪いな・・・(笑)。

基本的にこの映画に登場するジャーナリストは正義である。
どこまでも自分の意思を貫こうとする。
世に問う意味では好感が持てる行動である。
しかし、時に自分たちの行動は傲慢になり、人を傷つける。
真実を追求するあまり、その弱者の叫びに気づかないこともある。

その両面が描かれることがこの作品の大きな価値。
どちら側に偏ることなく、中立に描くことで映画の正当性が保たれているようにも思える。
これはアメリカの問題だけでなく、日本でも同様。
アイドルグループの解散騒動一つとっても同じことは言えるのだろう。
この手の映画が日本でも制作されることを期待したい。
ヒットはしないかもしれないが・・・。

久々にロバートレッドフォードを観た。
調べてみると最近でも多くの映画に出演しているが、僕にとっては久々。
当たり前だが随分歳を取った。
もう80歳なんだ・・・。
それでも華麗さは今でも維持しているから、流石だね。
監督としてもいい作品を残しているし・・・。
結構、硬派な作品ばかりなんだよね。
もう撮らないのかなと、ふと思ってしまう。

アメリカ映画は超娯楽作品も面白いが、硬派な作品もいい。
今年はあと何本観れるだろうか。
邦画ファンではあるが、そんなアメリカ映画を楽しみにしたい。