先週の食べ物ブログをアップした後、
師匠から唐揚32個にチャレンジするようにと指示がありました。
ヤル気満々で過ごしていたところ、こんな連絡も入ります。
「最近の食べ物ブログに名古屋メシが全然登場しないじゃないか!」
読書からのお叱りです。

そうです。
この食べ物ブログには全国、いや海外も含め30万人の読者がいます。
名古屋らしさを期待する声も多いのです。
ここはその期待に答えねばなりません。

名古屋と言えば・・・。
その代表格はひつまぶし。

会社から徒歩1分も掛からない場所にある「一冨士」さんに行ってきました。

会社から近いのですが、敷居の高さを感じなかなか足を運ぶことができませんでした。
しかし、ここは全国30万人の読者のために
(ちょっとクドいですね・・・笑)
行かねばなりません。

店内は歴史を感じる佇まい。
格調の高さを感じ、店内は意外と静かです。
なんと創業は大正12年らしいです。

「あの~、櫃まぶしをください。」
ここはメニューに書いてある通り、漢字言葉で言わなければなりません。
少し低姿勢であることも重要です。
しばらくすると運ばれてきました。
「おまちどうさまでした。櫃まぶしです。」

櫃まぶし 2600円

鰻の値段が高騰している昨今の割には、値段は抑えられています。
それも伏見という一等地の割にはお値打ち感があるような気もします。
これは東京、いや海外からお越しになるお客様を連れて行けねばならないなと頭を巡らせます。

一杯目はそのまま、二杯目は海苔とネギ、山葵を乗せて頂きます。
三杯目にお茶漬けにしようと思ったところ、あることに気づきました。
だし汁がありません。

「すいません、出汁はないんですか?」
「別料金になりますが、よろしいですか?」
「あっ、そうなんですか。おっ、お願いします。」
と少し動揺しながら注文します。
出汁が別料金のお店は初めての経験です。

会計時に計算するとだし汁は100円でした。
お茶漬けが嫌いなお客さんのことを考えれば、この方が合理的なのかもしれません。
少しだけ納得しました。

鰻はふんわりと上品な味わい。
もっとお客さんが入っても良さそうな気もしますが、
そこはあまり気にしていないような感じです。
余裕でしょうか。
ツマミの類も結構あるので、夜にお邪魔するのもいいでしょう。

ごちそうさまでした。