これからも前向きに 名大社会長ブログ

「名古屋の名物」で駆け抜ける

昨日はアクトスリレーマラソン。今回は会社の若手を中心に9名が参加し、リレー形式で42.195キロを走りきる。
会場となるナゴヤドームは早い時間から多くの人でごった返しており、入場するまでにもかなりの時間を要した。
アクトス1
アクトス2
アクトス3
先日のブログでも紹介したように、会社でお揃いのTシャツを作っての参戦。
アクトス5
こう並んでみると結構迫力がある。いい宣伝になったかな・・・。
この大会はチーム制での登録となるため、思いを込めたオリジナルTシャツでの参加が多い。かなり目立つのではないかと思われた名大社Tシャツも会場内では馴染んでいた。
せっかくなので、全員で記念撮影・・・。
アクトス6
走る順番はジャンケンで決定したのだが、ワガママ社長は特権を利用しトップランナーとしてスタートした。
アクトス4
1周2キロのコースをまずは2周走り、次のランナーにタスキを回す。
アクトス
走っている姿を全て見られるわけではないが、タスキを繋ぐことで一体感は自ずと芽生える。汗だくで疲れた表情で戻ってくるメンバーに全員で声掛けをしながら、時間は過ぎていく。
正式なタイムは後日送られてくるが、3時間30分くらいのタイムで終了。時間の長さを感じることはなかった。全員が楽しく走れたのは何より。
実は今回の大会に僕は別のチームでも参加していた。
会社で6キロ走り、別のチームで6キロ走り、計12キロ。1時間を切るタイムで走ることができたのでまずまずの成績。フルマラソンに向けての練習にも役立った。
終了後は、メンバーとの打ち上げを行うために場所を移すが、ナゴヤドーム周辺にはそれらしいお店がない。あっても満席。散々探した結果、たどり着いたのはファミレス。
ガ~ンという状態だったが(初めて撮ってもらった漫画カメラ)、そこで飲んだビールは最高に美味しかった。
アクトス9
このようなリレーマラソンであれば、それほどハードでもないので、会社のベテラン社員を巻き込み、人数を増やして参加するのもいい。来年はもう少し大々的に企画を組むのもいいだろう。
昨日はお疲れさまでした!

勝ち残る経営の本質

伝説の外資トップが説く 勝ち残る経営の本質 伝説の外資トップが説く 勝ち残る経営の本質
(2012/07/21)
新 将命

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40歳前後の時であれば、本書のタイトルだけで飛びついていたと思う。それだけノウハウ的な要素を求めていた時期で、経営関連の本をかなり読んでいた。
ほとんど頭の中に残っていない自分にはかなり呆れるが、そんな思考だけは持っていたのは事実。
実際に経営を任されるようになってからは、あまりノウハウ的要素の強い書籍は読まなくなってきた。では、なぜ、このベタなタイトルの本を読んだのか・・・。
答えは至って単純。
新将命氏の著書だからである。新氏の「経営の教科書」は僕のバイブルとも言える。全て読み返すことはないが、自分の置かれた状況において、必要な個所を読み直すことはしばしば。
ある人にとってドラッカーや松下幸之助に求める事を僕は新氏に求めているのかもしれない。
以前、わざわざ東京まで講演に参加したのも、そんな理由。オヤジギャグに辟易しないわけでもないが(スイマセン)、経営者として大切にすべき事が、彼の言葉から全て発せられている。
それはこの本書でも同様で、シンプルで分かりやすく伝えられている。
例えば、
「SPCEは勝ち残る会社の条件」
売上(sales=S)
利益(profit=P)
社会(community=C)
貢献、社員(employee=E)

これを言葉として、常に頭の中で繰り返せば、自分が何をしなければならないかを明確に紐付けることができる。
そんな魔法のような言葉が本書にも散りばめられている。
最後のあとがきに書かれている一言も素晴らしい。
「健全な飢餓感」。これは心に響いた。確かに「健全な飢餓感」を持続させることが、目標達成や自己の成長に繋がる。
常に意識しなければならないことは多い・・・。

〆のカレーの翌日は、皇居ラン!

昨日から東京出張。
午前中は研修会社との打ち合わせ。間もなくリリースするが、この研修会社と一緒に名古屋で無料セミナーの開催を予定。初めて訪れた神田の商店街は東京駅に近くても下町感のある趣きのある街だった。
午後からはふるさと就職応援ネットワーク(Fネット)の会合。
新たな加盟会社も加わって、各社の取組みについて共有すると共にネットワーク自体の活動について話し合った。各地域での活動報告は本当に勉強になる。取組みは異なるにしても自分たちのエリアに貢献していこう、盛り上げていこうという想いは同じなのだ。
みっちり5時間行った会合の後は懇親会。この場でも情報共有をしながら、酒を酌み交わす。趣味の話題にも広がるのだが、今回はマラソンの話も・・・。
一緒にフルマラソンを走るパフ釘崎社長キーカンパニー下薗社長も参加されているのだ。釘崎社長とは翌日、すなわち本日、皇居を一緒に走る約束をしていた。
当初は懇親会はほどほどにして早めに帰ろうと、お互い強い決意で臨んだのだが、酒の力であっさりと崩れ、二次会にも行ってしまった。それも釘崎社長馴染みのスナックへ・・・。
カラオケで力強く歌ったため、酔いが回る事はなかったが、それでも結構な量を飲んだと思う。最後はそのスナックの名物カレーライス。
東京1291
ラーメンでもなくカレーうどんでもなく、カレーライス。
不思議なことにペロッと食べれてしまうものだ。
そして、翌日。
早めに帰ろうという決意は崩れたが、走る決意は崩れなかった。
(さすが!)
5時45分に僕の宿泊するホテルで待ち合わせ。明け方の東京はとても静かだ。
茅場
それでもせわしく駆け抜けるビジネスマンは見かけるけど・・・・。
わざわざホテルまで迎えにきてもらった釘崎社長にはとても申し訳ないことをした。余分に3キロほど走らせてしまったのだ。すいません・・・。
茅場町から大手町を抜け皇居へ。
皇居ラン
東京1294
記念撮影をした後、日比谷~銀座~築地(ここで釘崎社長とはお別れ)を通りホテルに戻ってきた。ゆっくりとしたペースで45分ほどのランニング。気持ち良い時間を過ごすことができた。
東京出張の目的はあくまでも仕事で、皇居ランはついでである。しかし、このブログだけ見れば、誤解されるかもしれない。仕方ない・・・。
今回も多くの収穫のあった出張。この皇居ランも含めて・・・。

フルマラソンに向けて その8

今日はちょっと変則なマラソンブログ。
実際のランニングもこの2週間は当初の予定通りにはいかなかった。飲み過ぎが原因かは不明だが、先週末に胸が締め付けられるような痛さに襲われた。普段の生活は問題ないし、食欲も全く落ちないので大したことはないと思うが・・・。
(来月の健康診断でしっかりと検査してもらおう。)
そのため大事を取って、ランニングを1週間休んだのだ。そろそろ距離も伸ばそうと思っていた時なんだけど・・・。
3日(月) 28分18秒
5日(水) 28分22秒
6日(木) 28分33秒
13日(木) 1時間35分6秒
15日(土) 28分41秒
17日(祝) 50分47秒
この2週間で、ざっと45キロくらいのランニング。う~ん、まだまだだな・・・。
そんな中、13日(木)は久々に15キロ以上、走ってみた。
普段は何も持たないが、万が一のことを考え、この日はスマホと小銭200円を握りしめランニング。天気が良かったこともあり、途中、ホームコース戸田川緑地公園でパチリ。
戸田川12
さすがに疲れも出て、終盤はへばってきた。
コンビニで水分補給をしようとして、小銭をウエストポーチから取り出した。ちょうど交差点の手前。取り出した小銭を滑らせ地面へ。小銭はコロコロと転がり、なんとマンホールのちょうど小銭が入る程度の穴に見事落下。
見事ではない。200円のうち、100円を失くしてしまったのだ。スポーツドリンクをグビグビ飲むつもりが、手持ちの100円では買うことができない。汗を掻いた時のスポーツドリンクはたまらない美味さなんだけど・・・。
100円で買えるミネラルウォーターで我慢して、水分を補給。
朝から運がついていないと感じた15キロランニング。やはり何事も余裕を持たないといけませんね(笑)。
今週はマラソンの好敵手 パフの釘崎社長と一緒に皇居を走ったり、会社のメンバーと一緒に参加するナゴヤドームのリレーマラソンの予定がある。仕事以外にも忙しい週になりそうだ。
それでは今日も元気に行ってきます!よくわからん天気だけど。
(あっ、好敵手のパクリになってしまった・・・笑)

ありがとう!千種・今池地下街

昨日の中日新聞に掲載されていた記事。
今池地下
地下鉄千種駅と今池駅の地下街が来年3月をめどに廃止されるという。
数年前からも地下街全体の寂しさは感じていたが、廃止になる状況まで追い込まれていたとは全く知らなかった。
ここ2~3年、どちらの駅も乗り降りはするものの、地下街を歩いたり利用することはなかったので、最近の状況はよくわからない。しかし、どちらの地下街も僕にとっては馴染みのある場所。
大学時代は千種駅を毎日のように利用していた(厳密に言えばかなりサボっていたので、そうでもないが・・・)。地下街の喫茶店や駅に隣接するビルの定食屋にもちょくちょく顔を出していた。
今池駅の地下街は営業をしていた頃、ランチでラーメンやかつ丼をよく食べていた。よく休憩もした。どちらも古ぼけた感いっぱいだったが、かえってそれが僕には落ち着いた雰囲気を与えてくれた。居心地のいい場所だった。
新聞に書かれている通り、時代の流れに逆らえないのはやむを得ないが、寂しいのも事実。ここ数年、利用していない身として何かを言える立場ではないが、もう少し策があるのではと思ってしまう。
特に今池は東山線と桜通線の乗り換えの駅でもあることから、スペースを有効活用できるような気もするのだが・・・。具体的なアイデアはないので、何も言えないけど・・・。
名古屋駅、栄駅、久屋大通駅、伏見駅(あれは地下街というのかな)以外、地下街がある駅はもうないはず。上前津駅ももう店舗はなかったように気がするし・・・。
地下鉄は拡張されても駅周辺が必ずしも活性化するわけではない。ただの手段でしかないのだな。
廃止されるまでには一度は顔を出してみよう。
ありがとう!千種・今池地下街。

充実した土曜日

昨日は久々に参加したキャリアカウンセラーの勉強会CDAプラザ
今回の勉強会では講師を務めることとなり、「就活最前線」と称して、今年の就職環境について話をさせてもらった。
CDA122
参加者はもちろんCDAの有資格者だが、それだけではない。ほとんどの方が実務においても、キャリアカウンセラーを生業とされている方が多い。大学のキャリアセンター、ハローワーク、企業の人事担当者など、僕よりもはるかに事情に詳しい方が中心。そんな方が30名以上集まるのなかでの講演であったため、少々のプレッシャー(笑)。
現状のデータを提示しながら、持論を交え、2時間程度話をさせてもらった。どこまで参考になったかはわからないが、時折くだらないネタを混ぜることで何とか飽きさせることなく、話を進めることができた。
僕の要所をつかない質問にも真摯に答えて頂き、有意義な時間を過ごさせてもらった。感謝!
講演終了後は、代表ロープレ。
今回は実績のあるCDAの方が、参加者の前でクライエント(相談者)の仕事上の悩みをカウンセリング。お手本となるような素晴らしいカウンセリングでオブザーバーとなる参加者も聞き惚れるような状態。
個人として、キャリアカウンセラーとしての役割なんて全く果たしていないので、その立ち振る舞いは大いに勉強になった。感謝!
勉強会終了後は、CDAの有志と懇親会。いつも行く和風の居酒屋が少し前にイタリアンに模様替え。スタッフも同じで妙な感じだったが、楽しい時間を過ごさせてもらった。感謝!
懇親会終了後は別の懇親会に合流。
CDA121
この日は、以前参加したアスバシ教育基金のイベントが行われていたのだ。このイベントにもお誘いを頂いたのだが、参加することができず、打ち上げの終盤から参加させてもらった。そこから結局2軒ハシゴし、最後の最後はただの酔っ払い状態。
ここのメンバーは熱い!強い気持ちが若者を支援している。活動の中心である高校生のインターンシップも上手くいったようだ。僕なんかは何の役にもたっていないが、間接的に関われた者としてはうれしい限り。感謝!
そんなこんなで昨日は充実した一日を過ごすことができた。
ありがとうございました!

映画「ロボジー」

ロボジー スタンダード・エディション [DVD] ロボジー スタンダード・エディション [DVD]
(2012/08/03)
五十嵐信次郎、吉高由里子 他

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昨日は、ちょっと遅い夏休み。
子供たちは既に学校が始めっているため、のんびりと一人の時間を過ごす。こういう時に限って、何の予定も入らない。入る時はいくつも重なって大変なのに不思議だ。
きっと家族で観た方が盛り上がる映画だと思うが、一人しんみりと観た。
矢口監督の映画は、いつもシアワセだ。全ての映画を観ているわけではないが、「ウォーターボーイズ」しても、「 スウィングガールズ」しても、とてもシアワセな気持ちになれる映画を作ってくれる。
どの映画も何となく間抜けな主人公で、こちらが手を差し延ばしたくなる存在が多い。それがまたいいのだ。
今回の「ロボジー」も、こう言っては失礼だがデタラメでバカバカしい。しかし、そこがたまらなく愛らしい。世の中はそんな上手くはいかないはずだが、こんな現実があったら許してしまいたいと思える。
矢口作品に欠かせないのは竹中直人。
ロボジー
この映画では、ワンシーンだけセリフもない。しかし、インパクトは絶大。
要所要所に洒落っ気を盛り込みながら映画は進行していく。ラストシーンもとっても良かった。
この映画の主役 五十嵐信次郎はこれまで名前を聞いたことのない役者。巧みにうだつの上がらない老人を演じている。調べてみると、それはミッキーカーチス。ロックのイメージなんて微塵も感じさせない素晴らしさだった。
個人的には、この手の日本映画が好きだ。CGを駆使したり、派手なアクションシーンの映画が目立つが、人と人とが真っ直ぐに向き合う映画がいい。

ちょっと耳に痛い話

一昨日のクラブ愛知では、理研産業株式会社の福田社長に講話を頂いた。クラブ愛知は朝7時に大学の偉大なる諸先輩が集合される朝早い勉強会。
耳
講演内容は「補聴器業界について」。
今回は、これまで僕が多くの場で拝聴してきた講演とは全く異なる分野で縁のない世界。きっとこういう機会でないと知ることもなかっただろう。そんな意味では新鮮で、新しい知識を身に付けることができた。
理研産業さんは補聴器業界ではトップクラスのシェアを誇り、当社のクライアントでもある。新卒採用でも実績を頂いているのだ。
そんな関係でありながらも、これまで全くと言っていいほど、関心がなかった。すみません・・・。
現在の補聴器の普及率は15%程度。65歳以上であれば3人に1人、70歳以上であれば2人に1人が補聴器を必要とされるようだが、まだまだ浸透していないのが現実。先進国の中で、日本はかなり遅れているようだ。
しかし、補聴器のデジタル化や小型化が進み、今後マーケット的には拡大傾向にあるという。
そのため、成長業界として捉えられることもあり、最近は新規参入も多くなっているとのこと。特に低価格化が進み、利益を生み出しにくくなっているメガネ小売業界からの参入が多いようだ。
目と耳が切り離せない関係であるとすれば、そのマーケットに進出するのは当然と言えるだろう。
そんな業界全般の話から聴覚の基本的な知識まで、多くのことを教えて頂いた。
その中で印象に残っていること。
右耳から入った音は左脳に伝わり、左耳に入った音は右脳に伝わる。言語脳である左脳と感情脳である右脳のどちらかに話しかけるかによって理解度も違う。より理解をさせようと考えるのであれば、右耳に話しかけるのが効果的なのだ。
なるほど!僕の話を理解していないのは、左耳に話しかけていたからなんだ!(それは違うかもしれないが・・・)
時と場合を考え、そんな使い分けをしてみるのもいいだろう。
ありがたいことに今のところ、耳に不自由はしていない。しかし、いずれ補聴器が必要な時もくるだろう。そんな時は、どうぞよろしくお願いします!
このブログのタイトル。あまり相応しくないな・・・。

「業界リサーチ2014」完成!

名大社としては2013年卒学生のサポートを継続しているが、業界的には完全に14卒向けの企画にシフトしている。
同業他社と比べのんびりモードであるのは事実だが、あまりのんびりしていては置いてきぼりにあってしまう。就職サイトのオープンは12月とはいえ、学生さんに就職の意識付けは行わねばならない。
そこで昨日、納品されたのが「業界リサーチ2014」。
業界131
地域性を重視しながら、東海地区を牽引する自動車業界から、サービス、インフラまでのあらゆる業界を17つに分類し、一冊にまとめている。
巻頭記事は、毎年お世話になっている名古屋を代表するエコノミスト 三菱UFJリサーチ&コンサルティングの内田俊宏氏のインタビュー。
業界132
このエリアではTV、新聞によく登場されるのでご存知の方も多いはず。今回もわかりやすい表現で、東海地区の今後を語って頂いた。インタビュー時は僕も同席し、頷きながら話を伺ったのだ。
今年はオマケとして、僕のインタビューも・・・。
業界133
学生さんに向けて偉そうに語っている(本当はそうでもないけど・・・)。参考にならなかったら、ご勘弁を!(笑)
この冊子は、お世話になっている大学で配布をしてもらう。3年生全員に配って頂ける大学も多く、昨年も途中で在庫切れになってしまった。大変ありがたい話。
今年は昨年よりも印刷数を増やして、各大学のガイダンスや当社のイベントで配布する。少しでも就職活動の参考になれば幸い。そして、名大社もしっかりと活用して頂きたい。
そろそろ学生の夏休みも終わる。3年生は就職活動の準備に入っていくだろう。まずはこの「業界リサーチ2014」を手に取って、情報を吸収してもらいたい。

ロスジェネの逆襲

ロスジェネの逆襲 ロスジェネの逆襲
(2012/06/29)
池井戸 潤

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著者の池井戸潤氏には、「下町ロケット」を読み、はまってしまった。とは言っても、本書が2作目で「オレバブ」シリーズ第3弾だとは全く知らなかったが・・・。
本書の主人公はバブル世代のビジネスマン。
一般的にバブル世代のビジネスマンは、社会の迷惑者的な扱いをされ、会社の足を引っ張る世代として登場するケースが多い。
就職時期に企業側にちやほやされ、入社間もない時期にもダブルのスーツを着たりして、社会に対する認識が甘い。いわゆる「新人類」と言われた世代である。
僕は1989年入社なので、まさにバブル世代。
確かに入社して2~3年で、ろくに仕事もできないくせに、コンパばかりしたてし、ダブルのスーツを身にまとっていた。ごくごくまれにその当時の写真を見るが、恥ずかしくて仕方ない。社会の批判の的になっても当然だったのかもしれない。
しかし、そんな時代が長く続くわけではなく、バブル崩壊後は、相当きつい経験をしていた。僕としては、その段階でバブル世代も2つに別れると思うのだが、それは当事者が勝手に思っていることに過ぎない。世間ではみな同じなのだ。
バブル世代以降が、ロスジェネ世代。これもステレオタイプ的に扱われることが多い。
本書はそのバブル世代とロスジェネ世代の特徴を巧みに引き出し、エンターテイメントに仕上げている。ハゲタカを読んでいる気分で読み進めてしまった。面白かった要因の一つは主人公に対する「共感」だろう。立場も業界も違うが(フィクションだし・・・)、その生き様に共感した点が強い。
本来は1作目から読むべきなのだが、この3作目を読んで過去のシリーズを読んでみるのも、どこかの映画を観ているようでいいかもしれない。
いかん、いかん、あまり小説を読んでいる時間はないというのに・・・。