映画コラムニストとして映画館に通う時間が取れないのは、本来なら失格。
最近は自分のスケジュールに合う映画を見つけるのも困難になってきた。
何とかしないと・・・。
そんな中、自宅で観たのがNetflixで配信中の韓国ドラマ「鉄槌教師」。
きっかけはインスタグラムのショート動画。
何気なく流れてきた映像に思わず目を奪われ、気付けば空いた時間を使って一気に観てしまった。
映画では絶対にあり得ない1.25倍速での鑑賞だったが、
そのスピード感も相まってテンポよく楽しむことができた。
全10回の内容は痛快でなかなかの面白さ。
正直、これが日本のドラマだったらテーマ的にも観ていないと思う。
しかし、韓国作品特有のどこか荒廃した社会の空気感や過激な描写が、物語にリアリティを与えていた。
劇中に登場するような荒れ果てた高校生や中学生は、現実にはさすがにいないだろう。
それでも「実際にどこかに存在するかもしれない」と思わせてしまうのが、
韓国作品の持つ独特の熱量と表現力なのだと思う。
本来であれば、Netflixなら話題の『地獄に堕ちるわよ』や『九条の大罪』を先に観るべき。
しかし、ストレートな格闘シーンの魅力に抗えず、先に引き込まれてしまった。
主演を務めるキム・ムヨルの存在感も光っていた。
映画「犯罪都市 PUNISHMENT」では徹底して極悪非道なヒールを演じ切っていたが、
本作のような型破りな正義の味方役もよく似合う。
男くささと鋭いアクション、そしてどこか哀愁を帯びた佇まいは一見の価値がある。
韓国映画でよく見る親分もよかった。
映画コラムニストとしてスクリーンと向き合う身としては、
もっと映画館に足を運ばなければならないのは分かっている。
それがここ最近は忙しく時間が取れなかったり。
だが、たまにはこうして配信ドラマの勢いに身を任せ、
爽快なエンターテインメントに没頭するのも悪くない。
良い息抜きと刺激をもらったので、また気持ちを新たに映画館に向かおう。
お盆休みは行けるかな・・・。


