これからも前向きに 名大社会長ブログ

2023年04月の記事一覧:

キネマ旬報95回全史 パート3

今回は1960年代をサクッと解説。
60年代に入ると馴染みのある映画監督も増えてくる。
僕が観たことのある作品もベストテンの中には毎年1~2本は含まれるようになった。

代表的な作品でいえば、
61年 用心棒(日本映画2位)
62年 椿三十郎(日本映画5位)、秋刀魚の味(日本映画8位)
63年 天国と地獄(日本映画2位)、アラビアのロレンス(外国映画1位)
64年 砂の女(日本映画1位)
65年 赤ひげ(日本映画1位)、サウンドオブミュージック(外国映画9位)
67年 日本のいちばん長い日(日本映画3位)、気狂いピエロ(外国映画5位)
68年 俺たちに明日はない(外国映画1位)、卒業(外国映画6位)
69年 少年(日本映画3位)、男はつらいよ(日本映画6位)、真夜中のカーボーイ(外国映画2位)
といったところ。

黒澤作品が多いが、結構、観たことある人も多いんじゃないかな。
ここ挙げたのはかなりのメジャー作品。
意外と日本映画だと上位の作品は一般的に認知度は低い。
今のキネマ旬報ベストテンでも上位はマイナーな映画が多いから、傾向は変わらないか・・・。

興行的にかなり厳しくなっていくのが60年代。
1958年の映画館の入場者が延べ11億2700万人に対し、
1963年には5億1200万人と5年で半分以下となった。
69年には遂に3億人を割り込んだ。

プロ野球チームを手放すのも、経営が厳しくなるのも当然。
テレビを敵対視するだけでも済まない。
今のようにドラマの映画化やテレビ局とのコラボなんて、考えもしない時代。
どんな世界でもピークは一瞬で過ぎてしまうわけね。

そんな中でヒット作を確認すると時代の傾向が理解できる。
興行収入ベストテンでは65年に網走番外地シリーズが3本、66年も同シリーズが3本ランクイン。
計6本は一切ベストテンには入っていない。
ヒットシリーズはどこまでも作ってしまうのは東映らしいのかもね。

ヒット作が偏る中で、監督も徐々に世代交代が進んだのもこの時期。
大島渚、篠田正浩、浦山桐郎など昭和生まれの活躍が目立ってきた。
ちなみに大島監督には一度、お会いしたことがあるし、篠田監督は岐阜出身。
少し身近に感じる(笑)。

アメリカ映画も大きく変わった時期のようだ。
ニューシネマと呼ばれる作品が増え、評価を得るようになった。
ハリウッドが描き続けた華麗で壮大な虚構から、現実に目を向ける作品が目立つ。
当時の社会背景も大きく影響しているのだろう。

年代を代表する作品を探っていくと時代性を反映している。
映画はその時代も教えてくれるわけね。
書き足りないことは多いが、これから更に深刻な70年代に入っていく。

続く・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その248

春らしい日が続きます。
お昼はぼんやりと出掛け、そのままどこかに消えてしまいたい気持ちになります。
今だったら、誰も気づかないのではないでしょうか。
それは案外と寂しいことかもしれません。

伏見周辺を歩きます。
会社から北に向かい、錦通を越えたすぐのところにあるお店に入りました。
「コリアンダイニングどんぐり」さんです。

この韓国語はどんぐりと書かれているのでしょうか?
コリアンダイニングと書かれているのでしょうか?
そんな質問をすること自体、失礼にあたるでしょうか?

あまり気にすることなく店内に入ります。
話題となった「別れる決心」のポスターが掲示されています。

見逃した映画コラムニストへの当てつけでしょうか。
評判はかなり高い映画です。
タイミングが合いませんでしたね・・・。
申し訳ありません。

いろんなランチメニューが並びますが、期間限定メニュー(毎日12食)を選びました。
限定メニューにめっきり弱い人気食べ物ブロガーです。

ソロンタンランチ 880円
まずはおかずとサラダが出てきます。

そして、ソロンタンとご飯が運ばれてきました。

「お~、これが噂のソロンタンか・・・」
どこで噂になったのかは知りません。
初めての注文で、初めて目にしました。

白いスープで中は何も見せません。
ソロンタンとは牛の肉と骨を長時間煮込んだスープのようです。
全く知りませんでした。

中身も知らずに限定メニューというだけで注文する人は他にいるでしょうか?
勇気ある行動として理解してもらいたいものです。

スープの中は春雨と牛肉がたっぷりと入っています。
ここは腕の見せどころ。
たまにはリフトアップ的にすくってみます。

これをご飯のおかずにして頂きます。
確かにおかずになるようなスープ。
味わい深くクセになりそうな感じです。

韓国料理には刺激を求めることも多いですが、
こういったしっとりしたスープもたまにはいいですね。
さんざん飲んだ後に〆のスープでもいいかもしれません。

ごちそうさまでした。
お店は女性のお客さんが中心でした。
韓国料理は女性に人気があるんですね。

映画「ロストケア」

本作は社会派サスペンスとか、
社会派エンターテイメントと紹介されているが、
重厚な人間ドラマと捉えていいだろう。

ズシリと重くのしかかり、つくづくよくないことが頭をよぎる。
最近観た「茶飲友達」のその後の世界といえるし、
親のこと、自分のこと、家人のことも含め考えざるを得ない。
高齢化社会が抱える避けては通れない問題だが、
誰もが自分に降りかからないことを願う。

名大社でも介護施設のクライアントは多い。
人材確保には相当苦労されている。
ああいった現場を見れば、献身性だけでなくストレス耐性がないと体は持たない。

それを温かく冷静な態度で仕事を続けた松山ケンイチ演じる介護士・斯波の覚悟は相当なもの。
そして彼が放つ言葉。
犯罪者として扱うことに戸惑いを覚えるが、犯した罪を考えれ極刑にあたるのも当然。
しかし、そこに迷いが生じるのは映画を観た多くの人。

2つの正義があり、理論的正しさと感情的正しさがぶつかり合う。
感情的正しさが理論的正しさを上回ることはできないが、理論的正しさは大いに揺らぐ。
長澤まさみ演じる検事大友の表情が全て物語る。

先日書いた「Winny」で今年の主演男優賞は東出昌大で決まりと言ったが、それは撤回。
松山ケンイチかもしれない(笑)。
対峙する松山ケンイチと長澤まさみのドアップが頭から離れない。

今年は家族の闇を描く映画が多いと感じるのは僕だけだろうか。
また3ヶ月あまりだが、そんなことを痛烈に思う。

そして、本作のカギを握るのは坂井真紀と戸田菜穂。
かつて2人とも好きな可愛い女優だったが、すっかり母親役が似合う年齢になった。
ネタバレは避けるが、180度異なる2人の想いや態度がまたこちらの気持ちを揺り動かす。
どちらも否定することはできない。
このあたりは映画を観て確認して欲しい。

一時期、坂井真紀は静かだったが、最近、よく見かけるようになった。
いい感じの中年女性を演じられる。
ある人を思い起こしてしまうのは、僕だけだがそれも悪くはない(笑)。
きっとこれからいい母親役を演じていくのだろう。

かなり辛い作品だが、僕らは自分たちのためにも観る必要がある。
そんなことを感じた映画だった。

映画「オットーという男」

ブログを読んで観ようと思っても、上映する映画館は少ないんじゃないのかな。
本作は観るかどうか迷いながら時間が経過。
珍しくハナリー島の大統領がブログで絶賛していたので観ることにした。

すでに上映は終盤。
映画館では一日1回しか上映しない頃。
ある意味、貴重な機会。
見逃したら後で後悔しただろう。
観てよかった。
人は素直じゃなきゃいけないね。

本作はスウェーデン映画のリメイク。
シンプルなストーリーだが、それが人の心をくすぶるのかもしれない。
題材としては日本映画にも合うじゃないか。

いずれ日本でも映画化されるような気がする。
アメリカよりも先に映画化すべきだったんじゃないの。
そんなことを思ったり・・・。

公開終了しているケースも多いので、少しだけネタバレすると、
(といってもほぼ解説と同じ)
町の一番の嫌われ者が隣人との付き合いで、
人間らしさを取り戻していくハートウォーミングな人間ドラマ。

なにがいいって、主役オットー演じるトムハンクスが素晴らしい。
さすがの演技力。
もうそんな老人役かと調べてみたら、1956年生まれなので僕よりちょうど10歳上。

奥さんに先立たれ人取り残された旦那って、こんな存在になってしまうのか。
自分とオーバーラップさせると何となく気持ちは理解できる。
僕には子供がいるが、同じような寂しさが付きまとうのかもしれない。

日本に限らず海外でも近所付き合いはとても難しい。
ありがたくもあり面倒でもある。
しかし、ふとした付き合いからなくてはならない存在になるのも間違いではない。
それが嬉しいコミュニティ。

そのためにはいくら嫌われ者でも人として信用は得なきゃならない。
筋が通った生き方は最後の最後は理解してもらえる。
変な頑固オヤジにはなりたくないが、正しい頑固オヤジも悪くないなと思わせてくれた。

大統領は頬伝うほどの涙が出たと言っていたが、僕はそこまで涙は出なかった。
そんなに涙するなんて、人に明かせない何かがあるに違いない。

しかし、しんみりと感動したのも事実。
おススメの映画ですね。

売れない問題解決の公式

2ヶ月ほど前、RCの卓話で著者の理央周さんと数年ぶりにお会いした。
卓話もとても分かり易い内容でいい学びになった。
スライドもさすがのセンス。
僕もあんな感じで作れるといいけど・・・。

後日、ありがたいことに最近、出版された著書を送って頂いた。
マーケティング関連の書籍を以前はよく読んだが、すっかりご無沙汰状態。
たまには脳が退化しないためにも読んでおく必要がある。
こちらもいい機会を頂いた。

マーケティングや経営戦略は一通り学んだが、忘れていることも多い。
そして、時代と共に変化もしている。
原理原則は大きく変わらなくとも、
手法や環境が変われば取り組み方もそれに即した対応が必要。

本書では多くの事例を基に分かり易く解説している。
専門的な知識がなくても、すんなりと頭に入ってくる。
経営者や幹部メンバーは構造的に理解しておく必要はあるだろうね。
担当者や部門に任せるにしても、
最終的に組織をまとめる上で仕組は重要だし。

理央氏は大学で教鞭をとられたり、
首都圏でも活動されているが起業当時は名古屋が中心。
事例には僕が普段お世話になっている経営者の企業も取り上げられている。
全然知らない内容だったが、販路拡大において大きな成果を上げた。

身近なところで成功体験があると必要性はより感じる。
小さな気づきを顧客視点でどれだけ持てるかで自社の果たす役割も変わる。
分かっているようで分かっていないことは分析し検証しないと・・・。
基本に忠実に従うことはいつの時代も変わらない。

インサイトという言葉も当たり前に使われるようになった。
カスタマージャーニーもいずれ当たり前になっていくのかな。
僕自身が先端のマーケティングを実施するわけではないが、
どんな行動やコミュニケーションが必要かは常に意識しておかなきゃいけない。

改めてその重要性を認識することができた一冊。
ぜひ、読んでもらいたい。

ありがとうございました。

雨にも負けず・・・。ランニング日記2303

3月は一年を通してランニングのピーク。
何といっても2つの大会に出場。
名古屋シティマラソンと豊橋穂の国ハーフマラソン。

名古屋シティマラソンは先日のブログで書いた通り。
その2週間後に開催される豊橋穂の国は期間的には理想。
ハーフを走った感覚が体に残っている。
当然、タイムも前回よりは期待できる。

そんな想いを持っていた。
しかし大会の数日前から怪しくなってきた。
それは天気。

案の定、26日(日)の豊橋穂の国ハーフマラソンはかなりの雨。
自分一人で申し込みをしていたのなら、中止にしたかもしれない。
風邪をひいて仕事に支障をきたしちゃいけないと言い訳をして。

しかし、この大会は経営者仲間のランニングチームで参加。
誰も弱音を吐いたり、雨だから止めるなんて言わない。
必然的に一緒に出場することになった。

やはり雨。それも大雨。
開会セレモニーで鈴木亜由子さんや増田明美さんも挨拶されていたが、
集中して聞けた人は少なかったんじゃないかな。

僕は簡易なカッパを羽織り、スタートラインに立った。

そして、スタート。
途中、増田明美さんと並走したり、瞬間的に雨が止んで喜んだ時もあったが、基本、ずっと雨。
ところどころ大きな水たまりもあり、まるで障害物競争。
結果的にずぶ濡れ状態でゴール。

タイムはアップルウォッチで2時間5分27秒。
あわよくば2時間切りを目指していたが、名古屋シティよりも遅いタイム。
最後の2キロはしんどかった。
やっぱり雨の影響かな・・・。

それでも仲間と打ち上げで頂く焼肉は最高だった。
風邪も引かなかったし。

そんな3月のランニング距離は115km。
当然のようにノルマ達成!
パチパチ!

しかし、さほど距離は伸びていない。
大会に出た翌週は筋肉痛もあり、ほとんど走っていないのがその理由。
そこが高速ランナーとの大きな違いですね(汗)。

3月下旬は戸田川緑地公園も花や桜も咲き、気持ちよく走ることができた。

さて、この4月。
残すは23日のぎふ清流ハーフマラソンのみ。
3月の大会よりタイムを縮めたいが、暑さとの戦いになるだろう。
今月もコンスタントに走り、当日を迎えたいね。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その247

定期的に食べたくなる名古屋めしとして挙げられるのがあんかけスパ。
このブログでも幾度となく紹介してきました。
「あんかけスパゲティ」で検索を掛けるとヒットするのが22件
結構な数のお店を紹介してますね。
名古屋あんかけ大使にしてもらえないでしょうか。

名古屋の有名店のヨコイさんチャオさんもあれば、名古屋地区の老舗店もあります。
豊橋まで出向いたこともありました。
珍しくないのがライスがセットになったランチ
いろんなお店で提供されていますね。
これも名古屋ならではないでしょうか。

前置きが長くなりました。
まだ、紹介していないお店があったので、行ってきました。
納屋橋を円頓寺方面に向かった途中にある「SAKURA」さんです。

丸の内にオフィスを構えていた時もお邪魔していましたが、
ブログでの登場はありません。
これはラッキー。
ネタ不足に悩む人気ブロガーとしては嬉しいことでした。

こちらは個人の店舗かと思っていました。
メニューを眺めて、初めて理解しました。

市内に数点構える「あんかけ太郎」さんのグループなんですね。
長者町店は紹介していました。
なんだか今回はリンクだらけになりました。

なぜ、こちらだけ店名が違うのでしょうか?
誰か教えてくださいませ。

あんかけスパゲティで注文比率が高くなるのがピカタ。
何を隠そう隠れピカタファンなんです。
どんなパスタにもスープが付いてきます。

ピカタ(レギュラー) 900円

粉チーズ、黒コショウ、タバスコ必須です。

こちらはスモール、レギュラー、ラージ、ジャンボ、クイーン、キング、メガから選べます。
当たり前のようにレギュラーを注文しましたが、400gのボリューム。
他店のラージサイズではないでしょうか。

あんかけスパゲティはパスタをオイルで炒めるので、腹にこたえます。
食べ進めながらスモールにしなかったことを後悔。
カウンターに座った常連らしきオジサンは当然のようにスモールを食べていました。
ラージはともかくジャンボやクイーン、メガは誰が食べるのでしょうか。
その姿を見てみたいですね。

ソースが辛いお店が多い中、比較的、マイルドなのがこちらの特徴。
頑張って美味しく頂きました。
ごちそうさまでした。
次回はスモールにします・・・。

無料セミナー開催!地元同族企業が長く繁栄するために大切なこと

今年も6月より名古屋ファミリービジネス研究会を開催することになった。
すでに申し込みを頂いている方もいるが、詳細をお知らせするブログは改めて書きたい。
興味のある方や申し込みをされたい方はこちらをどうぞ

今日は第7回名古屋ファミリービジネス研究会に先駆けて開催するセミナーのご案内。
昨年は記念セミナーを行ったが、今年も違うスタイルで開催。
もう少し気軽に参加してもらえるよう無料でオンラインでの実施とした。

<無料セミナー>地元同族企業が長く繁栄するために大切なこと
■日時 4月24日(月) 16:00~17:00
■形式 Zoom配信
■スケジュール
1.地元同族企業が長く繁栄するために大切なこと
2.トークセッション(事業継続への取り組み、同族企業の良さ等)
ゲスト/川畑工業株式会社 代表取締役 西 薫貴氏
3.質疑応答

詳しい内容や申し込みはこちらから。

これだけでは分かりずらいので、少しだけ解説しておこう。
まずは僕が30分程度、「地元同族企業が長く繁栄するために大切なこと」について解説。
先月も同様の講演がいくつかあったが、とても30分では伝えきれない。
今回はポイントだけになるだろう。

その後はゲストの川畑工業株式会社の西社長とのトークセッション。
西社長はなんと第1回名古屋ファミリービジネス研究会から毎年ず~っと参加いただいている。
この会をよほど気に入っていただけているのは事実で、
事務局の僕よりもこの会の魅力を理解されている。

先日もこのセミナーに向けた打ち合わせを行ったが、僕が気づかないメリットを挙げてくれた。
単にお金や税金のことだけでなくマインドの承継も大切。
そのために必要なことを多くの事例からこの会では学べるという。
それもすべてリアルで身近な例として・・・。

昨年の西社長の発表。

これまでの学びから西社長が今、実践されていることを聞けるのはこのセミナーの最大の特徴。
トークセッションは20分の予定だが、僕の講演を短くして、こちらを長くした方がよさそう。
最後は質疑応答を行って終了。

名古屋ファミリービジネス研究会に興味があるが迷っているとか、
この研究会は怪しいんじゃないの?と思っている方はぜひ、参加いただきたい。
名古屋ファミリービジネス研究会の本当の姿を理解してもらえると思う。

リアルであればセミナー終了後、懇親会を行うが今回はなし。
運営側だけで楽しむつもり。
そちらに参加したいという方は直接お声がけを(笑)。

セミナーの申し込みはこちらから。
こちらも楽しみにしてもらいたい。

映画「有り、触れた、未来」

本作を観た人は少ないだろう。
そもそも上映する映画館も少ないし、上映期間も短い。
残念ながら日の目を浴びる機会は少ない。

そんな日本映画って、結構多い。
ヒット作を複数の映画館で長期間上映するのは興行的にも重要だと百も承知。
しかし、こういった小さな作品が行き届くことで、
作り手の新たな可能性も広がるはず。
そんな場も大切にしていきたい。

正直、僕も素通りしかけた。
たまたまのタイミングと高い評価が気になったので、観ることができた。
小まめなチェックは欠かしちゃいけないね。

本作は東日本大震災から10年後の宮城県が舞台。
震災で亡くした家族を中心に様々な人間関係が描かれる。
それぞれが過去を背負い、それに立ち向かい葛藤しながら生きている。

悲しみは消えることもあれば、増幅することもある。
その矛先は誰にも向けることはできない。
せつないし、悲しい。

周りはそれを見て無責任に「頑張ろう!」「立ち直ろう!」と言ってしまう。
傷口を広げるだけで何の解決にもならない。
ただ悪気もなく、そんな言葉を発してしまう。
僕だって同じようなことをいう可能性は高い。
つい、口走ってしまいそう。

相手のことを思えば思うほど、安易な言葉は使えない。
誰しも当事者になることはできない。

結局は自分で未来を創るわけだが、必ずしも明るい未来である必要ない。
「ありふれた未来」で大丈夫。
それを理解しうるのが周りの役割。

何気に豪華俳優陣が脇を固める。
その中で光るのが手塚理美。
なんと中学生のおばあさん役。
「ふぞろいの林檎たち」での少しカタい看護師役が好きで憧れの存在だったが、
いつの間にか、おばあちゃんになってしまった。
チャーミングなおばあちゃんだけど・・・。

あとボクサー役の松浦慎一郎もいい。
「ケイコ 目を澄ませて」もそうだが、彼はボクサー役しかできないのかな(笑)。

演出的には自主映画っぽい香り。
だが、エンディングで流れる地域ぐるみでの映画の関わりには大いに共感。
これも地方を活かす大切な活動だよね。

22年度、無事終了。そして、新年度へ!

昨日で名大社の2022年度は終了。
昨年6月に社長が交代し、タカイ新体制で臨んだ一年。
前年比130%の伸びで終えることができたのは何より。

新しい体制の滑り出しは上々。
僕もホッととしているが、一番ホッとしているのはタカイだろう。
彼のリーダーシップによるところは大きいが、全員の力で会社を盛り上げてもらった。

本当によかった。
改めて感謝ですね。
僕の社長交代のタイミングも悪くなかったわけだ(笑)。

気づけばあっという間の22年度。
葛藤や格闘も多かったが、
(格闘は特にないか・・・)
終わり良ければ総て良し。

そんな1年だったが、ここ最近だけを振り返ってみよう。
3月20日からは春のインターンシップ受け入れ。
いつものように初日の午前中は僕のワークや座学からスタート。

春は人数も少なく3名。
ここ最近は女性ばかりの参加。
男どもボーっとしてちゃいけないよ。
最終日5日目は学生によるプレゼン。
イベント来場対策を行ってもらった。
これがなかなか良かった。

事実からの検証。
仮説を基に実際にリサーチを行い、データから具体的な策を提示。
大学1~2年生とは思えないプレゼンは僕だけでなく参加者が感動していた。
参考にさせてもらうね。

そして29日は新人歓迎会。
1月に2名、2月に1名、新しい仲間が加わった。
そして今月3日から1名入社。

ようやく全員での懇親会も明るく楽しく開催できるようになった。
幹事コンドーはあえて密にしたのだろうか(笑)。

全体写真も収まりきらないし、
みんなバラバラな感じ(汗)。
ただ、こんな機会がこれからも増えていくといい。

そして昨日は社員総会。
この一年の振り返りと次年度に向けた対策を共有。
昨年までは僕が仕切っていたが、今回からタカイ社長。
当たり前のことだが、少し不思議な感じも・・・。

タカイらしいやり方もよかったんじゃないかな。
優秀社員表彰で若手が受賞する姿はとても嬉しいし。

こうして22年度が無事に終了。
コロナの傷も完全に癒えたといえようか。

そして、今日から23年度。
いきなりイベントで始まるという名大社らしさ。

これもいいじゃないか。

22年度は計画通りに終了。
今期もそうなるのが理想。

全員の力で盛り上げていきましょう。