先日のスタッフブログでタカイが本書を取り上げていたので、さっそく読んでみた。
その時のブログがこちら
哲学者タカイほどの表現はできないし、
今さら紹介する必要があるのかという気もするが敢えて取り上げる。

僕も同様、かなりショックを受けた。
時代はリアルにここまで来ているのかと・・・。

まだまだ日本人感覚として残ってる要素はあると思う。
それは何かといえば中国。
中国人の爆買いや日本での行動を見ているとまだまだ自分たちの方が一歩先を進んでいると錯覚している人は多いのではないだろうか。

残念ながら僕もその一人。
しかし、それは完全に時代遅れで、僕たちは中国や中国人にもう追いつけないのではないか。
本書に書かれている行動やビジネスモデルを見れば、まさにそう。

僕らがデジタルを駆使しているのはまだまだビフォアデジタル。
ここに書かれているアフターデジタルではない。
その違いについては本書で確認いただければと思うが、僕の日々の生活も完全にビフォアデジタル。
それでもまだ進んでいる方かもしれない。

例えば、コンビニで買い物をする。
余程お店が空いていて、小銭がジャラジャラと入っている時は別だが、
それ以外で現金を使うことはない。
スマホかアップルウォッチで決済する。
仕方ないことだが、混んでるコンビニでお札を出して小銭を財布から探し、
ガチャガチャやっている姿を見てしまうと、「もっと早くして」と思ってしまう。
大きなお世話だが、こっちの方が簡単だし、早いじゃんと思ってしまう。
上から目線だったら、ごめんなさい。
行為はただのキャッシュレスに過ぎない。

映画館でも当日券を購入するために窓口に並ぶのも今の生活ではあり得ない。
それがお年寄りなら仕方のないことだとは思うが、若い人や僕らの同世代が並んでいるのを見ると「予約してQRコードが便利でおトクじゃん」と思ってしまう。
これだってビフォアデジタルだし・・・。

セキュリティもあるだろうが、そこはまた別の問題と思ったり・・・。
日本の場合、悪い意味でインフラが整っているので、そこへの利便性が遅れているのだろう。
しかし、気づいた時にもう手遅れということもある。

それは普段の生活や自分の行動ではなく、事業についてもそうだ。
エラそうに自分の行動を語っても、これからの事業を考えた場合、全然時代についていけていない。
我々の事業の環境変化は早い。
2~3年前に先端だったものが、あっという間に古くなることも十分いえる。
今でも大手同業他社と比較すれば自社が遅れているのは事実。

どこまで資本を投下できるかも限界はある。
その中で考えていかねばならない。
危機感を持つことは重要だが、絶望感を持つわけにはいかない。

本書でもすべてを理解しているわけではない。
僕のリテラシーが足りない面も多い。
そこも含めアフターデジタルをしっかりと理解しイメージしないといけない。

少なくとも老害にならないようにしないとね(笑)。