前回の日経ビジネスは「中高年は席を譲れ」という雇用関連の特集。それも興味深い記事だったが、個人的に面白かったのが、併載されていたスターバックスコーヒーの記事だった。
業績が落ち込んでいたスタバが、粉末スティックコーヒーの投入や新たな店舗戦略等によりV字回復で過去最高の収益を上げたことに関する取組みが掲載されていたのだ。
情けないが、粉末スティックコーヒーの展開もアメリカでの緑のロゴのない店舗の出店の事も全然知らなかった。そういった取組みが業績を回復させてきた理由という。
日本では店舗の集客を見る限り順調そうに感じるが、実態は日本法人のCEOが辞任するなど、内部に含んだ問題も多いようだ。
それはさておき、国内でスタバを利用する客は静かに過ごしているケースが多い。サードプレイスとしてPCを持ち込み仕事をしたりや読書、学習をする場面は名古屋でもよく目にする。
僕も早めに仕事を終えて、本を読むために立ち寄る事もある。
そんな時、僕はコーヒーよりもビールを飲みたくなる。アルコールが絡むとどうしても賑やかになってしまいがちだが、ビールを飲みながら、誰とも会話する事もなく、静かに過ごしたいのだ。それも軽く一杯程度で。フードメニューは少なくていい。
BARで早い時間に行くのも気が引けるし、そこで読書は雰囲気に合わないし・・・。
だからこそ、スタバでひとりで本を読みながらビールを飲みたい。スタバのロゴからコーヒーの文字を外すという記事が1ヵ月位前に新聞に掲載されていたが、そんなニーズも多いのかもしれない。
ただ、そこではワイワイ騒ぐのではなく、静かに過ごせる場であって欲しい。既存の客もそれを望んでいるだろうし、それがスタバの価値だとも思う。
そんな事を思いながら、前回の日経ビジネスの記事を読んだのだった。