予約した新幹線の時刻まで余裕があったので、東京駅近く東京国際フォーラムにある相田みつを美術館に出向いた。
野田首相のどじょう発言で更に注目度が高まった作家だ。以前から一度はお邪魔したいと思いながら、中々機会がなかったが、昨日はタイミングよくお邪魔する事ができた。
相田1
特に相田氏に詳しいわけでも熱狂的なファンでもない。
ただ時々、その文字と言葉に惹かれ、落ち着いた気持ちになることがあった。シンプルでありながら、人の気持ちを素直に表現した詩に勇気を与えられた人は多いだろう。
人は弱いものだし、すぐ挫けるし、他人と比べたがるものだ。それを否定することなく、いいよ、いいよと言ってくれる相田氏の詩が今の時代にも受け入れられるのは、そんなギスギスした時代だからこそ、影響があるのだと思う。
美術館は移転をして10年を満たない事もあり、洗練された空間。美術館らしい緊張感もありながら、温かさが残るように創られていた。
人の生き方に対しての詩が多いかと思うが、仕事への取組みを表現する詩も印象に残った。一生懸命やる事が大切なんだ、ヘタクソでも真っ直ぐ生きる事が大切なんだと改めて教えられた。一通り見終わった後の落ち着き健やかな気持ちは、自分も間違っていないという気があったからだろう。
普段、美術館に行ってもミュージアムショップで何かを購入する事は皆無だが、今回は衝動的に買ってしまった。
といっても、300円のガチャガチャ。全6種類ある中で、出てきたのがこれ。
相田2
相田3
いいじゃないか、勉強と青春。今日も明日も愚直に精一杯、生きていこう!
あっ、そうそう、残念ながら「どじょう~」の詩は展示されていなかった。