映画公開と同時にNetflixでも配信されている作品。
たまにこのような形式があるが、配給側としては何がメリットなんだろうか。
ChatGPTに聞いてみたら、こんな答えが返ってきた。

1.両方の市場にアプローチできる
2.収益の最大化
3.宣伝の効果を最大化
4.新しい視聴者層の開拓

4つの項目にそれぞれ詳細が書かれているが、ここでは割愛。
なるほど、そんな理由なわけね。

ただ映画館ではエンディングロール後に別の映像が流れるらしい。
それが特典なのかな。
いずれにしても新たなアイデアでファンを獲得する必要はあるようだ。

本作も今泉力哉監督の新たなアイデアだろうか。
過去の作品のように日常を描くを踏襲している。
これまではごく普通のありふれた世界が中心だが、本作は微妙に異なる。
ありふれているようでそうではない。

そしてテーマは家族。
掘り下げると深い。
今年は家族がテーマの映画って多くない?
先日の「茶飲友達」もそうだし・・・。

本作は有村架純を中心にいくつかの家族が描かれる。
些細だが多くの問題を抱えている。
一番抱えているのが有村架純演じるちひろさんだが、
彼女の人に対する向き合い方に救われる人は多い。

「茶飲友達」のマナと共通点は多いのかも。
孤独でありながら他人を放っておけない。
しかし、それで自分の孤独が解消されるわけではない。

違うとすればマナは孤独から逃れようとしたが、
ちひろは孤独と並走しようとしている。
当然、結果も別方向に向かう。

作品の共通項はゼロだが、
観た時期が近いためそんなどうでもいいことを感じた。

孤独にプラスもマイナスもないと思うが、
受け入れ次第では全然違うものになる。
孤独を好む人もいるわけだし・・・。

本作でもそうだが、有村架純は結構大胆。
昨年観た「前科者」でも「月の満ち欠け」でも過激なシーンやセリフは多かった。
可愛いだけの女優では飽き足らなくなっているのか。
確実に大人の女優になっているのか。

個人的にはNetflixをきっかけに映画館に足を運ぶ人が増えると嬉しい。
ChatGPTが教えてくれたようにね。