17日(火)に日本M&Aセンターが主催するセミナーに参加させてもらった。タイトルにあるようにズバリ「経営者のためのM&Aセミナー」。
関心が高いテーマなのか会場となる名古屋マリオットアソシアホテルには300名ほどの経営者らしき方が多数出席。ラフな格好をしていた僕は一番らしくなかった。中味もそうだけど・・・(笑)。
僕自身、会社の売却を考えているわけでもなければ、買収を考えているわけでもない。
(もし、売却を考えていたら、こんなブログは書きません・・・)。
しかし、この変化の激しい時代にはいつ何が起きるかはわからない。この分野の知識もある程度は必要となる。
そんな想いで参加させてもらったのだ。そこには同じ考えの経営塾の仲間の姿も・・・。みんな考えることは一緒なわけね。
第一部では実際に会社を譲渡した経営者のM&Aの実体験を語ってもらった。
今、学んでいるファミリービジネスでもいえることだが、経営者の最大の悩みは後継者への継承。同族であれ社員であれ、その存在がはっきりしていれば問題は少ないが、一番のネックは後継者がいないということ。
中堅中小企業においては全体の66%が後継者不在という。かなり大きな数字だ。将来への不安が事業を譲渡するのも大きな理由だが、後継者不足の問題はかなり深刻だ。
はて、名大社はどうなんだろう・・・。まあ、僕でも何とななるんだから、大丈夫だろう、きっと・・・(笑)。
第二部の講演も含め、M&Aが将来バラ色的要素は主催者のさせる技だと思うが(笑)、実際は甘くない。トップの実績を誇る日本M&Aセンターでさえ成功の裏には3倍の失敗があるという。
異なる文化の会社が一緒になるということは如何に難しいか。それもお互い感情的にならず、友好的な関係を築くのは相当難易度は高いだろう。
だからといって、何もせず見ているだけでは経営から逃げていると思われても仕方がない。意識だけでは常に持っておかないと・・・。
ドラマや小説だけの世界と思っていたM&Aは意外と近い世界なのかもしれない。