これからも前向きに 名大社会長ブログ

名古屋のパワーを感じた夜

昨日はグロービス名古屋校の忘年会。
もう2年以上も何も受講していないにも関わらず、参加させてもらえるのは何とも懐が深い(笑)。
今回は10回目という節目の年でもあり、新旧合わせた総勢180名の受講生が参加。場所はディスコPLATINUM NAGOYA。歴代幹事が紹介され、第一回目の幹事である磯貝さんの乾杯で幕が開けた。
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一気にボルテージが上がり、会場は熱い空気に包まれていく。
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僕が知っている方は50名前後くらいだろうか。この忘年会でしか会わない方もみえ、懐かしかったり・・・。受講生が演じるちょっとムリのあるAKBも流れる映像も素晴らしかった。
二次会は山ちゃん。
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ここでも100名近い方が集めって、親交を深め合う。業界も年齢差も関係なく、仕事や趣味、受講科目の話で盛り上がる。この場でいえば、僕はかなり年寄りの部類にあたるが、気持ちは若返っていく。何より熱いパワーを感じることができる。
その後もワインバーに行き、かなり酔っ払い、最後は〆のラーメン。
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忘年会のフルコースを楽しんでしまったわけだ(笑)。
年明けからは会社の若手をグロービスに通わせることもあり、少なからず関わっていくことにはなるだろう。これも大変ありがたい話。
幹事の方はじめ、参加されたみなさん、お疲れさまでした。
そして、ありがとうございました!

12月最後の金曜日

昨日も慌ただしく一日を過ごさせてもらった。午前中は名古屋を代表する経営者の面接を面接を受けた。なぜ面接を受けたかはそのうちに・・・。
30分くらいの予定だったが、その時間を遥かにオーバー。話が盛り上がったかどうかは定かではないが、面接は一応クリア。有り難いことにホテルのエレベーターまで見送って頂いた。来年以降、また課題が増えるが、これもいい機会として捉え、学びの場を作っていきたい。
午後は東京へ移動し、新卒者向けのイベントに参加。参加と言っても一見学者に過ぎず、ただイベントを傍観していただけ。しかし、大いに勉強になり、かつ自分自身が楽しめるイベントであった。
パフさんのシェア活LIVEと名付けられたイベントはBtoBという共通点があるだけの異業種の4社がそれぞれの企業の魅力について語るもの。それもただ一方的に自社の魅力を語るのではなく、学生視点に合わせ学生の疑問に答えながら進行していく。第一部はパネルディスカッション、第二部はコミュニケーションタイムとまずは興味を持たせ、その後、その興味に対し深掘りしていく流れ。
僕自身はパネルディスカッションだけでもかなり勉強になった。知っているようで知らない業界のこぼれ話を分かりやすく伝えてもらったからだ。
そして、何より出席されている人事担当者の学生に対する愛情が素晴らしい。一人の大人として、人生の先輩としての温かいメッセージがこちらまで伝わってきた。これもパフさんのイベントの特徴だろう。
盗まないと・・・(笑)
イベント終了後は、ふるさと就職応援ネットワークの忘年会。渋谷で飲むのって、初めてじゃないだろうか。半端ない人の多さだった。
メンバーが素晴らしいとどれだけでも飲める気がする(笑)。ここでも貴重な時間を過ごさせて頂いた。二次会のシュミレーションゴルフも面白かった。
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男ばかりの記念のショット。
(キーカンパニー下薗社長の写真を勝手に拝借)
やっぱり渋谷は人でいっぱい。タクシーが全く捕まらない状態がしばらく続いた。12月最後の金曜日のせいもあるだろう。正確にはもう1回、金曜日は残っているが、仕事をする金曜日としては最後。
お疲れさまでした!
本日は少しだけ仕事をして、久々に家族全員で食事。ちょっと早いクリスマス。子供たちの成績も上がったようだし、ちゃんとサンタ役もしなければならないな・・・。

名大社 忘年会2012

昨日は会社の忘年会。
昨年同様、会社近くのビアホールCAVERNさんを貸し切って開催。本来は日頃お世話になっているクライアントと一緒に行えるのが理想だが、それでは収拾がつかなくなるので、媒体関係含めブレーンを招いて開催したのだ。
いっぱい写真を撮ってアップするつもりだったが、いろんな方と話をしているうちにすっかり忘れてしまった。そのため盛り上がりの臨場感は伝わりません・・・(笑)。
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幹事は入社1年目、2年目の若手社員に任せ、進行。プレッシャーをかけたせいもあるだろうが、入念な準備をして、会場内を盛り上げてくれた。お決まりの名大社Tシャツを身に纏い・・・。お疲れさまでした。
会社のメンバーや会社に協力いただける方と一緒にこういった時間を過ごせるのは、実に幸せなこと。あと3日間の仕事はあるものの、いい一年を過ごさせて頂いた。感謝、感謝です。
おかげさまですっかりいい気持ちで酔っ払うことができた。ちょっとお酒も残っているので、ブログもあっさりと終了します・・・(笑)。
本日は面接。面接をするのではなく、なんと面接を受ける。
会社を辞めるわけではないので、ご心配なく・・・。名古屋を代表する経営者に僕をジャッジしてもらうのだ。大丈夫かな・・・。
その後は、東京に移動し、釘崎社長率いるパフさんのイベントを見学した後、またまた忘年会。
昨日と同じく、本日も素晴らしい一日になりそうだ。

「採用基準」を読む

採用基準 採用基準
(2012/11/09)
伊賀 泰代

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今、最も話題となっている一冊。
ビジネス書籍の売行きの発表を見るとかなり好調のようだ。僕の場合、商売柄要素も強いので、本書を読むことは必須条件でもあるが、一般的にもマッキンゼーの採用基準はかなり気になるところなのだろう。
僕の知り合いにはマッキンゼーに勤務している社員もOBも誰一人いない。行動範囲が狭いと言われればそれまでだが、名古屋で働いていて遭遇するのはレアなケースだと思わなくはない。そのせいか、優秀たるコンサルタントぶりが勝手にイメージされる。
本書に書かれているように高学歴で論理的思考力が抜群で、フレームワークを駆使し、問題解決もチョチョイのチョイというようなイメージが・・・(笑)。
しかし、実際に求められる人物はそうではないようだ。必要最低限の要素で地頭力、分析能力や語学力は付いて回るが、それが最重要ではない。
一番大切なのはリーダーシップだという。本書を読み進めて行けばわかるのだが、著者が最も表現したいのはマッキンゼーや著者の考えるリーダーシップ論。採用基準はオマケに過ぎないと感じてしまう。
世の中にリーダーシップに関する書籍は溢れかえっており、その類のタイトルではインパクトは小さい。いくらマッキンゼーが求むリーダーシップ像と大々的に謳っても影響度はそれほど高くはないだろう。
これは勝手な見方で推測にすぎないが、本書のタイトルとしては「採用基準」とした方が、世間的にインパクトが強く販売にも繋がると・・・。そんな風に思ってしまった。本書を読み終えた人には、きっと僕と同じような思いの方も多いんじゃないかな。
著者の考えでは、真のリーダーシップがあれば、日本もグローバル化の中で十分戦っていけるという。
日本ではTPPに関しても「参加したら、国際交渉でアメリカに押し切られ、日本は不利益を被る」という理由で反対する人がいて驚かされます。なぜそうではなく、「国際交渉の場で、きちんと自国の利益を確保できる人材を育成することが急務である」という発想にならないのでしょうか。
この一文だけでも、リーダーシップがもたらす効果を物語っている。
そして、今後、必要になるのは中央集権的な意思決定システムではなく、分散型の意思決定システム。
この考えには僕も賛成で、リーダーシップはトップ一人に求められるのではなく、メンバー全員に求められるということ。これはリーダーである僕が逃げているわけではなく(能力はないですけど・・・)、よりよい仕事の進め方において日々の中で強く感じることでもある。
それにしても、このタイトルは抜群だ(笑)。

「英国王のスピーチ」を観る


僕は人前でスピーチをすることに対して悩むことはない。数を経験したせいもあるだろう。最近はどれだけの多くの方を前にしようとも緊張しなくなってきた。
但し、話す内容は全く別物である。度胸も大切だが、何をどう伝えるかが重要で、その中味となると課題は尽きることはない。
どんな悩みでも人によっては些細であり、人によっては最重要であることは間違いない。置かれた立場や生きてきた環境によって背景は大きく異なるので、悩みはどこまで行っも他人事でしかない。上辺の共有しかできないのだ。
なぜ悩むのかといえば、人はプレッシャーの中で生きているからだろう。それが重ければ重いほど、そのストレスが弱みとして出てしまうのだ。
この映画を通して、そんなことを痛感した。(ちょっと表現がよろしくないかな・・・)
それにしてもイギリス映画は暗い。
この映画でも晴れのシーンは皆無。どんよりとした天候しか表れない。そしていつも寒そうなのだ。それが映画の緊張感を維持させているようでいいのだけれど・・・。
静かで地味な映画だが、とても素敵な映画だった。その時代を背負った背景と登場人物の表情や発言が、映画の魅力をより強く押し出していたような気がしてならない。観終わった後は幸せな気持ちになれるのがいい。
やっぱり人は自信を持つことが重要だな。そうすれば全てが変わる。
そう感じさせてくれた映画だった。

まさかの鈴鹿シティマラソン

まさかの富士山マラソンから3週間。昨日は鈴鹿シティマラソンのハーフマラソンの部に参加。走る前にこのブログのタイトルは既に決まっていた。「鈴鹿サーキットを駆け抜けろ!」という颯爽としてカッコいいタイトルに・・・。
しかし、結果を見れば、使われないまま終わってしまった。そんなタイトルに相応しくない走りだったのが理由として。
今回のマラソンも車で先輩と一緒に参加。大渋滞も予測されたが、そこは毎年F1レースを開催している鈴鹿サーキット。大渋滞を回避するノウハウが身についているのか、ストレスは全く感じることなく会場にたどり着くことができた。会場内の受付もスムーズ。さすがと思わせるオペレーションだった。
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ホンダのお膝元でもあるので、名車が並び、車の宣伝も平然と行われていた。
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スタートはまさにレースのスタートと同様。
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1分前からカウントダウンが表示と共に始まり、10秒前からは「ファ・ファ・ファ・ファ~ン」とF1さながらのサイレンが鳴り、真っ赤なライトの表示が変わる。ランナーはレースの様なスタートダッシュ。そんな気分であった。
サーキット内をTVの中継で観る限り、とても平坦なコースに思える。しかし、実際に走ってみると大きく異なる。
平坦な箇所は少なく、そのほとんどがアップダウンなのだ。1周5.4キロを走るだけでもかなりの疲労が伴う。サーキット外の市街地もアップダウンが続く。こちらも平坦な道は少ない。
それでも安定したペースで走っていた。1キロ5分20~30秒のタイムで15キロまでは走り、感触も決して悪くはなかった。
ところがである。再びサーキット内に戻った17キロ時点で足の状態がおかしくなった。ふくらはぎがピリピリし始め、しばらくすると完全に攣ってしまった。それも両足。やばいと思いながら、ペースを落としながら走るも限界が来た。屈伸しストレッチをし、歩きながら体を整え、再び走り出す。
だが、足は復調せず、17キロ以降は徒歩とRUNを繰り返しながら、ゴールを目指すしかなかった。残り4キロほどで30分程度かかり、結果として2時間1分でゴール。
何とも情けないタイムでこのマラソンを終了した。まさかの鈴鹿シティマラソンだった。途中までは快調だっただけに残念であるが、これが実力。受け止めないといけない。
そんな結果だったが、その後が酷かった。かつてないくらいの足の攣りと痛みが体を襲った。キーンと襲う足の張りが体を覆い、身動きが取れない。着替えることもできない時間がしばらく続いた。ここ3週間の走り込みは足りなかったが、それまでは結構走ってきただけに理解し難い状態だったのだ。
スタート前のこの余裕の表情がかなり恥ずかしい(涙)。
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次回は年明けの「みのかも昭和村ハーフマラソン」。
リベンジといかないまでも、最後まで走りきる体力を養いたい。いくらアップダウンが激しいとも・・・。

七つの会議

七つの会議 七つの会議
(2012/11/02)
池井戸 潤

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またまた読んでしまった。池井戸氏を・・・。偏った読書は禁物だが、書籍広告を見て、つい書店で手にしてしまった。小説なら他にもいくらでもあるというのに・・・。
池井戸氏の作品はことごとく企業内の絡み合った人間関係を描いている。登場人物の大半は、エゴの塊であり、保身であり、組織に対して都合よく体裁を整える者が多い。はっきりいって腹立たしい人物ばかり。しかし、そんな人物も卑劣というよりは、目の前の小さな栄光に執着するか弱き存在がほとんどなのだ。
同情しなくはないが、その行動が許されるとは少しも思わないし、絶対に許してはいけない。
本書のテーマはなんだろうか。
大組織の弊害なのか、正義の解釈なのか、信の仕事の目的なのか・・・。
正直なところ、これまで読んだ著者の作品の中では、一番しっくりこなかったのが本書。巧みに繋げられる人間関係の描き方など、本書ならではの面白さも多い。この作品が良かったという書評も多い。僕がこれまでの作品に比べスッキリしなかっただけで、否定することではない。その証に一気に読んでしまったし・・・。
深く考えているわけではないが、それは何故かと言えば、組織や会社に対する僕の考えとこの小説の舞台となる会社 東京建電の考えが真逆だからだろう。
多分、世の中的にこの東京建電と同じような会社はほとんど存在しないと思うが(そうでもないかな・・・)、どうしても受付けないのだ。
ストーリーに一切触れていないので、何のことかさっぱりわからないと思う。参考にもならない。いつもこんな書評で、申し訳ないです・・・。
就職活動を迎える学生が読んだら、会社や仕事への前向きな気持ちは萎えてしまうだろう。決してそんなことはないから心配なく・・・。
でも、そんな気持ちになったら、「下町ロケット」を読めばいい。
何だか上手くできているな(笑)。

賞与について考える

本日はうちの会社の賞与支給日。きっと社員は鼻の下を長く伸ばして待っていることだろう(笑)。
本来は第2週の金曜日が支給日なので、例年より一週間遅らせたことになる。出し惜しみしたわけでも、資金繰りに苦しんだわけ(笑)でもない。
一人ひとり個人面談をして、その評価について話をしてきたため、支給日が後ろにずれたのだ。
これまで会社の習わしとして、賞与は基本給の○ヶ月分と低額だけ決めて、あとは査定分を加えた総額を本人に渡していた。
査定内容はあいまいでロジカルな説明も特にしてこなかった。査定が間違っていない限り、その方法は悪くはないと思うのだが、透明性や納得感において問題がないわけでもなかった。
そのため今回の賞与から完全に見直しを行い、賞与の基本的な考えから、評価項目やポイントの査定基準、本人への期待値(ここは査定とは関係ないけど)までも明確にして個人面談を通し提示するようにした。
(今頃の対応なんて、ちょっと遅すぎますね・・・。)
個人面談は昨日で全て終了。晴れて本日を迎えることができた。仕事全体に対する個人面談は年度末にたっぷり行うとして、今回のような面談もお互いにとっては有意義であったと思う。何より全員が納得してくれただろうし・・・。
うちのような小さなサイズの会社であれば、トップの僕が直接話をするので誤解されるかもしれないが、僕が賞与を支給するわけではない。あくまでも会社から支給するのであって、僕はその役割を担っているに過ぎない。
当たり前の話だが、僕が偉いわけでも何でもない。みんなが懸命になって働き稼いできた利益を代表して配分しているだけなのだ。
しかし、社員はそうとは思わないようだ。役割である僕に対して「ありがとうございます。」と感謝を述べる。だから、僕も「こちらこそ、ありがとうございます。」と答える。何だかピントのずれた妙な会話だが、それが現実。
賞与を出す会社が素晴らしいのか、賞与分を稼いでくる社員が素晴らしいのかは、はっきりするところ。かと言って、賞与を出せない会社の社員がダメなのかと言えばそうではない。それは会社の責任であり、それがきっと経営そのものにあたる。
ここしばらくの間、賞与について考えるうちに、当たり前だけど欠落してしまいそうな基本に立ち戻った。
無駄使いするか、有効的な使い方をするかは関与しないが、いい年末年始を過ごしてもらいたい。夜の錦を闊歩するのも構わない。
ありがとうございました。
と言っても、あと8日間、ガンガン働いてくださいよ!

「日本の再生」とは・・・

昨日は仕事を早々に終え、ウインクあいちへ。会社のイベントではない。講演を拝聴するために伺ったのだ。皇學館大学の創立130周年の記念特別講座。
皇學館大學はこの会場で、これまでもJR東海の葛西氏など結構面白い講演を企画している。
今回の講演は藤原正彦氏による「日本の再生」。
日本の再生
藤原氏といえば、我々日本人を奮い立たせる数学者。
僕も僅かながら「国家の品格」や「日本人の誇り」を読ませて頂いた。
fujiwara
藤原氏の著書にかかれば、僕は何とも頼りない日本人ではありますが・・・。
1時間半に亘る講演はあっという間に終了。とても刺激的で示唆に富み愛に満ちた講演であった。
前半は完全に日本人否定の内容だったが、それも親が子供に厳しく接するような感覚で、見捨てているわけではない。愛するがゆえに、何とかせねばならないという裏返しの表現であった。だからこそ現状に対し、強い反発やわだかまりを持たれているのだろう。
歴史を学べば我々日本人の本質は明確だ。他の国からすれば異常とも思える日本人らしさとは何たるかも・・・。
藤原氏曰く、日本人としての宝物は、”異常な美的感受性”。
日本人しか持ち合わせない「美的感受性」が日本人のお家芸であり、どんなことがあろうと守らなければならないことのようだ。
美的感受性は、礼節や惻隠、倫理や規律や文化に繋がっていく。その一体化こそ、他の国にはあり得ない日本人の異常ともいえる高貴さを生んでいるのだ。
僕自身の表現力では上手く伝えきれないが、日本人として大切にしなければならないこと、誇りに思わねばならないことを感じさせてもらった講演であった。
この講演では偶然にも同級生経営者櫻山氏に遭遇。明日、一緒に飲むというのに(笑)。求めていることが近いということか・・・。
もっと歴史を学ばないとダメだなと痛感させられた講演でした。

ゴンちゃん、お疲れさまでした!

馴れ馴れしく「ちゃん付け」で呼んでいるが、当然知り合いではない。そんな言い方が相応しいと思って・・・。
先週、Jリーガー中山雅史選手の引退発表があった。
厳密には引退ではなく、現役を退く会見のようだが、僕にとても感慨深い会見だった。中山は僕より一つ年下の45歳。僕とカズとは同級生(ここから呼び捨てスミマセン)。同世代で活躍するプレーヤーで、この世代の誇りでもある。
最近の見方は違うが、30歳前後の頃、カズと中山では圧倒的に中山の方が好きだった。過剰なパフォーマンスは多少鼻についたが(笑)、サービス精神が旺盛なのも良かったし、何より常に全力でひたむきなプレースタイルが好きだった。サッカーに向き合う姿勢も・・・。
フランスW杯最終予選の途中まで、中山は代表には呼ばれていなかった。僕の記憶が正しければ、第6戦目のUAEとの試合ではTV番組のレポーターとして、スタジアムの雰囲気を伝えていた。本来であれば、選ばれない自分に悔しさが募り、そんな気分ではないはずだ。それでも、明るく代表を応援していた。
その後、代表に復帰しNumberの表紙にあるような、ジョホールバルでのゴールを生むわけだが、この時の背番号は「32番」。オマケのような感じだった。
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この号のNumberは売り切れ続出し、手に入れるのが相当困難だったような気がする。アマゾンもなかったし・・・。
Number次いでに、中山が表紙を飾ったバックナンバーを探してみた。手元にあるのは計3冊。澄ました格好でポーズをとる表紙は一つもない。どれも躍動的なシーンばかりだ。
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「まだ未練たらたらです。」と会見の場で言っていた言葉も彼らしい素直な表現だと思う。プロ野球選手が現役を引退する際、悔いは全くありませんという発言が目立つが、僕はそんなに簡単なのかなとも思ってしまう(本当なんだろうけど・・・)。
だからこそ、その言葉は正直な気持ちを表す清々しい発言に思える。
ここ最近は活躍するシーンは見れなかったが、これまで多くの勇気をもらってきた。本当に素晴らしいプレーヤーだった。
きっと今後はキャラクターを生かし、メディアを騒がせることにはなるだろうが、ひとまず、ゴンちゃん、お疲れさまでした。
当面ゆっくり休んでください。
そして、そして、ありがとうございました。