僕は普段マンガは読まない。
たまに読むにしても三国志や古事記など結構固めで教養のあるマンガ(笑)。
ましてや電車で読むことなんてない。

偏見だが、いい大人が電車で読んでいる姿はカッコ悪いと思っている。
それはスマホでマンガを読んでいるのも同様。
あくまでも偏見です。
マンガ好きのみなさん、すみません。

と、気取ってる僕ではあるが、エラそうなことは言えなくなってきた。
少し前にタブレットで「君たちはどう生きるか」を読んだことを書いたが、
最近はかなりやわらかめのマンガを読むようになってしまった。

「BARレモンハート」である。

今から30年以上前に出版された古谷三敏氏のお酒を題材にしたマンガ。
先ほどウィキで調べて知っただけだが(笑)、今も連載が続いている。

最近はどんな展開になっているのだろう。
ちょっと楽しみ。
というのも僕はまだ4巻を読み終えただけ。

時代は昭和。
携帯電話も出てこないし、たまに登場するオフィスにはパソコンすらない。
あるのはせいぜいFAXぐらい。
時代を感じながら読んでいる。

最初は興味本位で1巻をダウンロードしたわけだが、
ついのめり込んでしまい定期的にダウンロード。
このまま進むと今の時代に追いついていくだろう。

物語は一話完結の単発物。
「BARレモンハート」を中心に繰り広げられる様々な人間模様がお酒を通し語られていく。
そして、お酒を通し、優しくまとまっていく。
その流れがいい。

サービス精神が高いといえないマスターが
そのお客に適したお酒を提供することでストーリーは温かい方向に向かう。
お酒はウイスキーをベースにワイン、ジン、ラム、ビールと様々な種類。
今の段階だけでも僕の知らないお酒が多い。

この「BARレモンハート」にはありとあらゆるお酒が置いてあり、
マスターはどんなお酒についてもウンチクを語る。
お酒と人生は結びついている。
ほっこりとした気持ちになると共につい一杯飲みたくなってしまう。

このマンガを読んでよりお酒に詳しくなりたいが、一度だけでは覚えられない。
その背景も知っておくと飲み屋さんでもモテるようになるのにね。

先週も出張のお供。
読書が進まない時や眠くなった時にも最適。

たまにはマンガを読むのもいい。
それもタブレットで難しい顔をして読むのがいい。
迂闊な自分がバレないようにね・・・(笑)。