これからも前向きに 名大社会長ブログ

カテゴリ「酒を飲む、肴を食らう」の記事一覧:

モーレツに暑い夏も日本酒を愉しんだ

2か月に一度アップすると宣言した家飲み日本酒ブログ。
これを楽しみにしている読者は少ないと思うが、あくまでも備忘録。
自分のために書いている。

昨年はすっかり忘れており、年末に5ヶ月分をアップ。
写真の編集をするだけで却って苦労した。
今月も忘れそうだったが、
「2ヶ月に一度」という文字が頭の中でグルグル回っていたので何とか思い出した。

今年の夏も暑かった。
これだけ暑い日が続くと飲むのは我慢できない。
結局、7月、8月の休肝日はゼロ。
外飲みも家飲みもアルコールを摂取しない日はなかった。
この継続力を褒めてもらいたいが、きっと継続力とは呼ばない。
多分・・・。

それではこの2か月間の家飲み日本酒をアップしよう。

7月はAKABU愛山からスタート。
夏らしいフレッシュな味わい、わずかな発砲も爽やか。

Ocean99 青海
これは夏の定番。
昨年の夏も頂いた好きな日本酒。

零原酒 幻々
経営者仲間の親戚の酒蔵。
自分では買えない高級酒。
この1本で何本買えるか。
味わいながら頂きました。

さくらひめ酵母
息子がジェイアール東海高島屋のイベントで買ってきてくれた。
四国のお酒が続く。

道後蔵酒
こちらも続き。
確か息子は四国旅行でも買ってきてくれたな。

伊予の薄墨櫻
こちらも四国のお酒。
ボトルに合わせて沖縄のガラス酒器。

津島屋 父なるライン
久々に頂いたスパークリング日本酒。
爽やかで軽いのでいくらでも飲める。

栄光富士サバイバル
初めて買った栄光富士。
それも贅沢に純米大吟醸。
次回は違うバージョンを飲みたい。

二兎 純米吟醸雄町五十五
娘が東京に戻る際に持たせた日本酒。
常連の立ち飲み屋に持参したら大喜びされたという。
愛知県の日本酒も美味しい。

會津の夏
福島合宿のお土産で買ってきた純米酒。
山の井が有名な酒蔵だが、夏らしいボトルもいい。

これだけ暑いと日本酒よりもビール、ハイボール、焼酎ソーダ割りが増える。
日本酒の量は限られているが、アップするにはこれくらいが適当。
やはり夏らしいスッキリした日本酒が並ぶ。
暑い季節にはそれに似合う日本酒で気持ちのいい夜を過ごした。

さて、次回は11月。
どんな日本酒が並ぶのだろうか。
楽しんでいきたいね。

食べ物のはなし 特別編 BISTRO SUZUKI

昨日のマラソンブログでは飯坂温泉のランニング写真をアップしました。
そうなるとその流れで特別編を紹介するしかありません。

福島名物といえばなんでしょう。
日本三大ラーメンの一つともいわれる喜多方ラーメンか、
福島県のブランド地鶏の川俣シャモか、
円盤状に焼かれた円盤餃子か、
そういえば飯坂温泉周辺にも餃子屋さんが多かったです。

もしくはお土産の定番ままどおるといったところでしょう。
ままどおるは自宅に買って帰りましたが、思ったよりも喜んでもらえませんでした。
そんな福島名物もいいですが、近くの人気店にお邪魔するのも素晴らしい選択です。

福島駅から南方面、福島稲荷神社の近くにある「BISTRO SUZUKI 」さんに行ってきました。

テナントビルの一角にある小さなお店。
6席のカウンターでオーナーシェフが一人で切り盛りをしています。
なぜ、そのお店を選んだのかは分かりません。

予約した社長の嗅覚でしょう。
それがズバリ的中。
6席のカウンターに6名のお客。
お店としても理想的な人数。

お昼のコースは一回転で我々だけの商売。
基本はお昼のコース(3000円)となります。

まずはスパークリングワインで乾杯。

すっきりとした味わいが暑い季節には似合います。
あっという間に飲み干し少し甘めのスパークリングも頂きました。

夏野菜のサラダ

美しい彩です。
夏野菜の下に敷かれたソースに拘りを感じます。

オーナーシェフはフランスで修業され15年前にお店をオープンされました。
華麗な手捌き。

エビと鯛のベニエ

ベニエってフランス語で「衣揚げ」という意味と知っていましたか?
食べ物ブロガーとしては常識です(笑)。
多分、初めて食べました。

そうなると白ワイン。
スッキリ美味しく頂きます。

トマトのファルシ

ファルシ とはフランス語で「詰め物をした」という意味。
これも常識と言いたいですが、初めて聞きました。
トマトをパッカリ割ってお見せすればよかったです・・・・

デザート

宮古島の黒砂糖を使用したババロア。
宮古島の香りがしました。

まだまだイケるので赤ワインとチーズ。

贅沢なお昼ですね。
福島で初めて聞くフランス語もあり、いい勉強になりました。
まさか福島でフランス料理を頂くとは思いませんでしたが、これもいい経験。
美味しいものに地域は関係ないですね。

ごちそうさまでした。
来年も期待しましょう。

食べ物のはなし 特別編 お祝い会席

今月の食べ物ブログはホテルでの食事が続きます。
嬉しいことが続いたのでしょうか。
蒲郡から伏見のホテルとくれば次は名古屋駅。

そう思われる方は多いでしょう。
それではありきたりです。
名古屋で繁華街といえば栄。
そして金山です。
金山は猥雑な雰囲気も残りますが、正統派の食事ももちろん頂けます。

向かったのは金山駅前にあるANAクラウンプラザホテルグランコート名古屋。
3階の「たん熊北店名古屋店」さんにお邪魔しました。

宴会場やスカイレストランの利用はありましたが、こちらは初めて。
かしこまった店構えがいい緊張感を生みます。

個室に通され、ひと通りの挨拶の後は食事のスタートです。
ホテルからサービスで頂いたノンアルスパークリングで乾杯した後はビールでのどを潤します。
スパークリングものどを潤しますが、吞兵衛はやはりお酒じゃないと・・・。

京料理を堪能していきましょう。

いつの間にかお酒は日本酒に変わっています。
有難いことに向かいに座るオジサンは日本酒が好きな方。
冷酒の冷え具合にもこだわります。
頂いたのは北海道に酒蔵を移した三千櫻の彗星55。

一合ずつという頼み方はしません。
四合瓶をお願いし、錫の徳利で冷やしながら頂きます。


撮影前にうっかり少し食べちゃいました・・・。

料理も次から次へと提供され、気がつくとお酒は熊彦に変わっていました。

こちらは京都らしい辛口。
お祝いの席なので、スイスイと日本酒も消費されます。
一合の徳利はあっという間になくなるので、2つ並べることにしました。

食事の後は最後のデザート。

全般的に優しい味付けで美味しく頂きました。

食事の後はラウンジでコーヒーを飲みながら落ち着いた時間を過ごします。
こんな素敵な物も見せてもらいました。

コーヒーを頂くラウンジでもハイボールとロックを飲んでいる人がいました。

喜ばしい席なのでやむを得ません。
もはや喜ばしい理由にもなっていませんが・・・。

ごちそうさまでした。
素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。

食べ物のはなし 特別編 蒲郡クラシックホテル

先月の食べ物ブログは伏見シリーズ、それもお肉特集にこだわりました。
伏見エリアで食事をしたい人には好評でした。
それはそれで嬉しい事ですが、
人気食べ物ブロガーとして行動範囲が限定されるのは将来がありません。

愛知県に留まらずあちこちで食事をする姿を見せてこそ価値が上がるといえるでしょう。
一定のタイミングで特別編や番外編を提供していきます。

今回、お邪魔したのは蒲郡クラシックホテル。
(昨日のブログにも登場していました・・・)

100年の歴史を持つ伝統のあるホテルで、学生時代は「蒲プリ」と呼ばれデートスポットでした。
蒲郡プリンスホテルの略ですね。
学生時代はお金がなく行けませんでしたが・・・。

今回は執行役員を務める団体の合宿でお邪魔しました。
丸二日間、マジメに議論を繰り返しました。
初日のお昼はこんなお弁当を頂きました。

ホテルからの景色も素晴らしく、近くには観光地としても有名な竹島が眺められます。

みっちりと会議を終えた後はお楽しみの懇親会です。
三河湾の新鮮な海の幸と特選和牛を取り入れた本格的なフランス料理を頂くのです。
執行役員を務めている理由はこのためかもしれません。

詳細なメニューは忘れましたので、写真から想像してください。

飲み物もビールから始まり、白ワイン、赤ワインへと移ります。
急きょ、一人キャンセルがでたので、アワビと魚料理は2人前頂きました。
フォアグラの乗ったステーキも贅沢ですね。

すっかりいい気分になったので、デザートは撮り忘れました。
窓から眺める景色もこんな感じ。

贅沢をさせてもらいました。
二次会はバルコニーで心地よい風を浴びながら高尚な会話を楽しみました。
残念ながら会話の内容は覚えていません。

今回、初めて宿泊しましたが部屋もクラシックな雰囲気が漂っていました。
同年代の男子とツインでしたが(汗)。

いずれ罪滅ぼしに家人と宿泊して美味しい料理とワインを頂きたいと思います。
いつになるかは分かりませんし、断られる可能性も高いですが・・・。
何かのタイミングで誘ってみようかと。

ごちそうさまでした。

初夏も日本酒を愉しんだけど

2か月に1度、日本酒ブログを書くと宣言した。
前回は5月
この辺りまでは家飲みの日本酒が多く、ネタにも困らなかった。

今年は外出も多く、また急に暑くなったことから数えてみると家での日本酒が激減。
相変わらず飲んだくれてはいるが、ビール以外は焼酎のソーダ割りやハイボールが増えた。
おかげで日本酒以外のボトルが並ぶことに。

しかし初志貫徹。
ここはあくまでも日本酒の備忘録。
5月、6月の日本酒を披露していこう。

59Takachiyo
このすっきりした感じがこの季節にはぴったりで飲みやすい。

黒龍 純銀
初めてお邪魔した酒屋で購入。
日本酒が並んでいる場所が冷倉庫で寒かった。
銘柄によっては桁が違う。

よこやまsilver7生
毎年恒例のふるさと納税返礼品。長崎のお酒も美味い。

作 恵乃智
セントラルパーク地下街の酒屋で購入。久しぶりの三重の名酒。

高千代 純米酒
なんと結婚退職で東京に行った女子からの贈り物。嬉しいね。

久保田 千寿
定期的に頂くカミさんの友人からの贈り物。感謝。

この2か月で頂いたのは6本のみ。
一升瓶が多いとはいえ過去最少。
これでは日本酒ブログが成立しない。

今回は特別に外飲みの日本酒を紹介しよう。
食べ物ブログでも紹介しているのでそれ以外の日本酒を。
初夏になると冷酒がほとんどだが、燗酒で飲むのも意外といい。
日本酒好きの盟友と一緒に愉しんだ。

こちらは円頓寺の「けのひ」さん。

そして娘と娘の彼氏と神楽坂のお寿司屋さんで。

こちらも盟友と浅草の「酒さかな ずぶ六」さん。
とても渋いお店。

冷酒には冷酒に合うお酒があるように燗には燗が似合うお酒がある。
夏の暑い時期にぬる燗を飲むのも悪くない。
火照った体はビールで冷やし、その後、燗酒に移る。
大人の飲み方といえるだろう。
肴も煮魚や焼き魚、温野菜が中心で。
年相応になってきたのか。

さて、次回は9月。
このクソ暑い夏をどう過ごすか。
これからも美味しい飲み方で夏バージョンを楽しみたい。

食べ物のはなし 特別編 サムゲタン

今回は特別編です。
みなさん、少しは期待されていたんじゃないでしょうか?
韓国・ソウルの食べ物ブログを。
えっ、行ったことすら忘れていた?
そんな声もあるかもしれませんが、これも仕事です。
せっかくなので代表的な一軒を紹介しましょう。

場所はソウルのこのあたり。

バスで移動しているので、正直、どのあたりかは分かりません。
自分の意志は一切なく導かれるままにお邪魔しました。

多分「眞ジョンボッサムゲタン」さんという店名です。
これほど韓国語が難しいとは思っていませんでした。
アプリ「Papago」で日本語変換するものの、それが正解か分かりません。

まずはビールで体を整えます。

といってもかなりのビール瓶が並んでいます(汗)。
韓国はCASS(カス)ビールかTERRA(テラ)ビールがほとんど。
軽くサッパリしているのでスイスイいけます。

そして必ず出されるキムチ。

朝昼晩食べてましたね。
こちらのつけ合わせもビールのお供です。

サムゲタン 20,000ウォン

確か20,000ウォンだと思います。
日本円だと2000円。
支払いはまとめてなので曖昧です。

本場のサムゲタンを頂きましたが、辛くはなく食べやすい。
高麗人参やなつめ、にんにく、しょうがなど入っているため、
夏バテ予防、風邪対策にぴったりのようです。
丸鶏の中にはもち米が入っており、これだけで十分お腹は満たされます。

こちらのお店はアワビも有名。

お土産としても販売されています。
意外とお値打ちですね。

他の食事も紹介しましょう。
韓国では自己主張せず提供される食事をありがたく頂きました。
こちらはTERRAビールときしめんのような麺類。

夜はサムギョプサルですね。

石焼ビビンバや冷麺も頂きましたが、写真は撮り忘れました。

海鮮祭りの日もありました。
かなり雑把ですが余ったらすべて鍋に放り込みます。

〆は辛ラーメン。

韓国のRCで頂いたビュッフェ。
正統派韓国料理でした。

離陸前の最後の時間はビールを飲みながらスパイシーチキン。

食べて飲んで、喋るのが忙しいと写真は撮り忘れるものですね。
人気食べ物ブロガーも海外では舞い上がり冷静ではいられないようです。
次回は詳細な食レポができるよう頑張ります。

ごちそうさまでした。

この春も日本酒を愉しんだ

5月も2週目に入った。
忘れがちだが2か月に1度、家飲み日本酒ブログを書くと宣言した。
備忘録的な意味もあるが、日本酒ファンにとっては嬉しくもあるだろう。
そうでもないか・・・。
それはさておき、3月、4月に頂いた日本酒を紹介していこう。

3月のスタートはみむろ杉dioabita。
久しぶりに飲んだが奈良のお酒はやはり美味い。

醸し人九平次うすにごり。
地元名古屋を代表する日本酒。
お世話になる税理士さんから頂いた。

シン・タカチヨ【知】
初めて見るラベル。
こんなのもあるんだと驚いた。

仙禽さくら
毎年の定番。ほんとスッキリと飲みやすい。

百春 特別本醸造
実家近くの酒屋で購入。
燗酒の方がいいかもね。

そして、また、やってきた。
シン・タカチヨ【終】
このラベルも初めて。
美味しいが違いがよく分からない。

美濃の男酒 織田信長
これも岐阜の日本酒。
頂きもので初めて飲んだ。

またまたシン・タカチヨ。
今回はおりがらみ【逢】
どれだけ種類があるんだろう。

長珍ささにごり生
津島神社の帰りに近くの酒屋で購入。
そのあたりしか売ってないですね。
独特の味わい。

こちらも定期的に頂いています。
風の森奈々露657
とはいえこのラベルは初めて。

笑四季限定醸造
お洒落なラベルだが生酛だという。
家人の生けたお花と一緒に。

今回は平仮名のたかちよ。
たかちよおりがらみ。
平仮名のたかちよもどれだけの種類があるのか。

AKABU AIR2025
若い杜氏が頑張っているらしい。
マラソン大会を欠場し、やけ酒に近かった(汗)。

3月からは極端に燗酒が減った。
百春や織田信長は燗につけたが、それ以外は冷酒のみ。
そんな季節になってきたのか。

今回はなんといってもシン・タカチヨやたかちよの高千代酒造。
13銘柄のうち4銘柄が高千代酒造。
名古屋で手に入ることが少なかった銘柄を連続で購入することができた。
運が良かったのか、流通量が増えたのかは分からないが、好きなお酒なのは間違いない。
家人はシン・タカチヨが一番のお気に入り。

次回もTakachiyoからスタートするんじゃないかな(笑)。
2か月毎の定期配信が編集もラクでいい。
少し暑くなる季節だが、これからも日本酒を愉しんでいきたいね。

食べ物のはなし 特別編 鰻のせいろ蒸し

今回は九州旅行3連発の最終回。
楽しい時はあっという間に過ぎていきます。

最終日に向かったのは福岡・柳川。
先月のブログでも紹介しました。
柳川名物といえば「柳川なべ」。
そして「うなぎ」です。

鰻でも一般的な蒲焼ではなくこちらで有名なのはせいろ蒸し。
これまで食べたことはあるでしょうか。
記憶を辿っても思い出せないので、きっとないのでしょう。

柳川下りをした周辺にも有名店はありますが、
観光客が多いこともあり値段は高めだそうです。
その選択も悪くないですが、せっかくなら地元の人気店に出向きます。

柳川の中心から車で15分程の場所にある「うなぎの原田」さんです。

お店の看板も鰻。

こちらは予約不可の行列店。
発券機での先着順になります。
柳川下りを楽しんだお昼に入店すると到底食べることはできません。
完売もあるようです。
そのため男5人組は10時過ぎにお店に入り発券機で順番を確保。
それでも8番目でした。

柳川下りの後、再びお店にお邪魔しました。
少しの待ち時間はありましたが、スムーズに入ることができました。
何ごとも調査と準備が大切です。

まずはビールで体を整えます。

なんだかんだ言いながらずっとビールを飲んでました。
そして他では食べたことのない品も頂きました。

肝揚げ

個人的には好きな味。

そして、メインの登場です。
特上せいろ蒸し(うざく付)4500円

こんな感じで運ばれてきます。
そして特上にはうざくがセットになります。

これだけでずっと飲んでいられます。
この日はなぜか写真がフィルム仕様になってしまいました。
少し雰囲気が出ていいのかもしれません。

ふたを開けると迫力ある鰻が登場します。

ふわふわの鰻のまわりには錦糸卵がちりばめられています。
そこに箸を入れ、蒸されたご飯と共に力いっぱいすくいます。
いい香りが漂い幸せな気分が広がります。

「お~、いいじゃないか、この感じ」
思わず口に出してしまいました。

今回は贅沢にも特上。
鰻も2段になっています。
至福のひと時といってもいいでしょう。

肝揚げ、うざくをつまみにビールを飲み、そして鰻のせいろ蒸しを頂く。
旅行の締めには最高の食事です。
これ以上、満足することはありません。

こうして充実した食べ物ツアーも終了。
太っても気にすることはありません。
ごちそうさまでした。

映画「ノー・アザー・ランド 故郷は他にない」

2025年アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞受賞作品。
偶然だが受賞した当日に鑑賞。
その割には映画館は空いていた。
翌日からだろうね(笑)。
本作が受賞したのは大きな意味があるかもしれない。

僕らが普段目にするニュースは表面的がほとんど。
その出来事を間接的に端的に報道する。
パレスチナとイスラエルの問題も戦争の悲惨さは伝わるものの、
あくまでも外部からの視点。

当事者がどんな状況なのか、
ひとつの村や家族がどんな状態なのかは分かりにくい。
それはマスコミを責めているのではなくやむを得ないこと。
だからこそドキュメンタリー映画の訴求力が必要。

本作は今の戦争が起きる少し前を描く。
2019年から2023年10月までの4年間の記録。
それもパレスチナ人青年と彼の活動を支えるイスラエル人青年の友情を描きながら。

僕らが無責任にこの問題を語ることはできない。
イスラエルを一方的に責めるのも間違っているだろう。
「セプテンバー5」を観れば明らかにパレスチナが悪いと映るし。

国と国との争いごとを簡単に非難するのは無知を認めているようなもの。
但し、置かれた状況から多くを感じ取ることは必要だし、
そこに関わる人の悲劇を理解することも必要。

敵対する両国だが、全ていがみ合っているわけではない。
パレスチナ人バーセルもイスラエル人ジャーナリストのユバルも互いに認め合い解決を目指す。
それが本来人間の持つ真の姿のように思える。

バーゼルは本作ではイスラエルを相手にカメラを回し続ける監督でもある。
ユバルも共同監督で名を連ねる。
映し出される映像は時に目を背けたくなる痛ましい場面は多い。
衝撃も大きい。

本作は時系列にパレスチナ人居住地区マサーフェル・ヤッタの変わりゆく街を映すが過度な演出は皆無。
ナレーションが入ることもない。
必死で撮り続けた映像を編集し流すだけ。
その方が戦争の悲惨さがより伝わるのかもしれない。

アカデミー賞授賞式はバーゼル監督、ユバル監督の並ぶ写真が印象的。
平和を望みながらの笑顔。
多くの人がこの作品に触れることになればいい。

食べ物のはなし 特別編 炭火焼ビフテキ丼

先週の食べ物ブログは好評でした。
今回は九州旅行3連発の第2弾。
大分・由布院からのお届けになります。

観光地として人気な場所ですが、それに比例して飲食店も出店しています。
時代の流れと共にお店も出入りがあるようです。
前回お邪魔した時はこちらのお店はなかったような気がしますが、
単純に知らなかっただけかもしれません。

金鱗湖の近くにある「山家料理 湯の岳庵」さんに行ってきました。

こちらは有名な亀の井さんが経営する郷土料理を中心とした料理店。
高級感が漂ってきます。

お客さんも静かで観光地にありがちな騒がしさは感じません。
いつも騒がしい我々男5人組もここでは声のトーンを少し落とします。

まずはビールで体を整えます。

やはりエビスビールが似合うようですね。
そして別に注文した鰻の肝。

こちら一本でも結構な値段。
みんなで分けるというようなセコイことはせず、ひとり一本。
こちらも品があるように感じたので、一つずつ丁寧に頂きます。
そしてメインが運ばれました。

炭火焼ビフテキ丼 3800円

ランチとしてかなり贅沢です。
おおいた和牛か九州産黒毛和牛のようです。
おなじだったりして・・・。

まずはサラダにドレッシングをかけバランスを取ります。
野菜を摂取した後は勝負するのみ。
ビフテキ丼をアップしてみましょう。

ミディアムレア状態というのでしょうか。
美しく丼に盛られています。
ここからは一気に丼をかき込みます。

それが正しいビフテキ丼の食べ方。
ここは上品にする必要はありません。
丼である以上かき込むのが正解なのです。
グワシグワシと井之頭さんのように頂きます。

「お~、うまいな~、これ」
思わず一言が出てしまいました。
噛み応えがありながら口の中で溶けていくような感覚。
こだわりを感じながら頂くことができました。

最後はデザートで〆ます。

もう少し飲みたい気持ちに襲われましたが、夜に取っておきましょう。
旅行は贅沢ができてこれ以上のシアワセはありませんね。
来週は九州シリーズの最終回となります。

ごちそうさまでした。