仕事の振り返りはもう少し先にして今日は今年の映画を振り返りたい。
これも映画コラムニストとして大切な仕事。
ここ近年は映画館に頻繁に通うようになった。
その中でも特に今年は例年以上に多かった。

12月25日現在映画館で観たのは57本。
(ちなみにネット配信は21本。これもまあまあ)
年末までにあと1本くらい増えるかも。
時間のやりくりは大変だが、調整しやすくもなったし・・・。
本業とするには足りないが、かなりの本数。

昨年は50本なので7本増。
しかし、日本映画の本数は34本から27本と減った。
理由は残念ながら観たい作品が減ったこと。
見逃した作品もあるが、興味を惹かれなかった面が大きい。

そのため昨年のような日本映画ベストテンは発表しない。
もう少し頑張ってほしいというのが本音。
その分増えたのは海外作品。
当たり前か・・・。

アメリカ映画10本と一番多いが、目立つのが韓国映画の6本。
いずれも面白かった。
その中で一番良かったのが、「モガディシュ 脱出までの14日間」
抜群に面白かった。
年間ベストテンの1位にしてもおかしくない。

本来、日本映画であるべきはずの「ベイビー・ブローカー」以降、韓国映画が自分の中で増えた。
エンターテイメント性は日本を遥かに凌ぐ。
ガンバレ、ニッポン!

そして今年特徴的なのが、多くの国の映画を観たこと。
ここまで多いのは初めてじゃないかな。
例えば「コーダ あいのうた」のようなアメリカ・フランス・カナダの合作もあるが、
国でいえばフランス、カナダ、中国、イギリス、ジョージア、ロシア、
イラン、ニュージーランド、インド、ポーランド。
12か国の映画を観た。

「RRR」みたいな超娯楽作品もあるが、基本的に社会派ドラマが中心。
僕が知らなかった各国の事情があぶり出される。
歴史を知るのも文化を知るのもいい勉強。

映画を通して学びを得る。
そうそう、単なる趣味じゃない。
遊んでいるわけじゃない。
学習なんだ。
理解してもらえるかな?

言い訳にしか聞こえないだろうが、今年はそんなことを感じた一年。
来年はランニング同様、キリのいい100を目指してみるか。
家庭不和にならない程度に頑張ってみるか。

今、改めて思うのは映画館に通うのは最高の贅沢。
わざわざ目的の映画館に行かなきゃいけないし、
作品の時間帯に合わせてスケジュールを調整しなきゃいけない。
これって現代社会においてかなりのハードル。
それをクリアできる環境が贅沢だと思うのだ。

来年はもっと日本映画を楽しみたい。
引き続きよろしくお願いします。