前向きに行こう!名大社社長ブログ

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映画「さらば愛しきアウトロー」

これがロバート・レッドフォードの引退作品だという。
僕より30歳年上で間もなく83歳。
これまで現役でバリバリ演じていたこと自体、素晴らしいこと。

ポール・ニューマンとのコンビの「明日に向かって撃て」とか「スティング」が有名だが、
僕が個人的に好きなのは「ナチュラル」。
いつ観たのかも覚えていないが、グランドを回る姿が印象的だった。
確か沢木耕太郎が長嶋一茂のことを書いた「彼らの流儀」もこの作品だったはず。

単なる二枚目でなく好感度も高い俳優だと思う。
監督作品の「リバーランズ・スルー・イット」も「クイズショウ」も好きな映画。
ここ最近の出演作を観ていないが、引退作品となれば観なければならない。
特別なファンじゃないけどね(笑)。

原題は「The Old Man & the Gun」。
そのまんまでいいと思うが、邦題はロバートレッドフォードへの愛情の証かな。
やはり好感度は高い。

僕の映画コラムニストとしての特徴は作品のことはさっぱり分からないが、
それでも観たくなるという不思議なもの。
多分・・・(笑)。

今回もそんな感じで伝えたいがそれは難しい。
「老いぼれ銀行強盗のシアワセな話」
と一行にまとめてしまえばそれまで。
それで十分だと思うが、そんなわけにはいかない。

ではどう伝えればいいのか。
忠実に描く1980年代初頭のアメリカと人間の葛藤、年齢は関係ない純粋な愛、
そして、ロバート・レッドフォードの生き様だろう。
僕はそんなふうに感じた。
はっきりいえば、愚か者ではなくろくでなしの話。
愚か者は少し違うからね(笑)。

そのろくでなしが幸せ過ぎるから映画はハッピーエンドで終わる。
しかし、それは偏った見方。
場合によっては救いようにない酷い終わり方ともいえる。
だが、ほとんどの人はこれでよかったと思うんじゃないかな。

ヒロインというか老いぼれ銀行強盗の相手役がシシー・スペイセク。
映画を観ながら「誰だっけ?」とずっと思いだそうとしていたが、最後まで出てこなかった。
改めて調べてみると、そう、彼女。
80年代から90年代にかけて結構観たように思う。
決して美人ではないが独特の雰囲気があり、本作の2人の関係性もとてもよかった。
こんな生き方をして、死ねるのがいいんだろうね。

映画の中に出てくる「楽をして生きるのではなく、楽しく生きる」。
そんなふうに人生を終えれればいい。
老いぼれになった時にでも自分にこだわって生きられたらどれだけ幸せだろうか。

そんなことを思わせてくれる作品だった。

映画「新聞記者」

なんとこの映画は東京で鑑賞。
名古屋でも上映されているが全然予定が合わず、わざわざ東京まで出てきて観ることに・・・。
それだけどうしても観たかった作品。
わざわざというのは冗談だが、東京出張の際、夜の時間帯でタイミングが合った。

初めて有楽町の劇場で観たのだが、館内は満員。
話題性の高さをリアルに感じた。
果たして名古屋でも同じだろうか・・・。

この作品を語るのは、ある意味難しい。
称賛すれば国から睨まれるだろうし、批判すれば勇気がないといわれるだろう。
会社を守る立場としてはその評価は難しいが(笑)、この作品に関わった東京新聞は褒めるべき。
すなわち中日新聞を褒めるべきだろう。

取材者の立場が否定的に捉えられる可能性をいい具合でぶっ飛ばしている。
また、映像空間は明らかにおかしい。
官僚の職場があんなに暗いなんてさすがにない。
ブラックな職場ではあるだろうが、映画で描かれる職場は異常としか言いようがない。
同様に暗いが、まだ新聞社の職場の方が健全。
あのコントラストが作品にいい緊張感を与えていたのは間違いない。

主役の二人がクローズアップされる姿は観る者を揺さぶる。
その演技に引っ張られる点は多い。
それにしても松坂桃李くんはいい役者になったと思う。
昨年の「虎狼の血」も良かったが、演技が深くなっているように感じる。

新聞記者役のシム・ウンギョンさんはこの映画で初めて知った。
なぜ、韓国人女優?
最初は違和感があったが、その背景を知るとある程度の納得感は出る。
批評を読むとこの危険な記者役を引き受ける事務所がなかったというが本当だろうか。
確かに国家の闇に切り込んだ作品。
かなり勇気のいる制作サイド。

しかし、アメリカではこの類の作品がバンバンと作られ、超一流の俳優が演じているのも事実。
やってやれないことはない。
と思っても、そう簡単ではないのかな・・・。

この映画に答えはない。
「問い」で終わる。
と僕は考える。
それでいいのだと思う。
観る側に答えを求めているのだ。

こんな作品が満員なのが嬉しかった。
今年に入って日本映画を観たのは5本目。
かなりショボい状態だが、観るべき映画に出会えたのは良かった。

映画の中のキャリアデザイン 2

先週土曜は学習院大学。
前回のブログも書いた「映画の中のキャリアデザイン」の3回、4回のクラス。

目白にある学習院大学の雰囲気や佇まい、広いキャンパスがとてもいい。

帰宅後、受験生の息子に「大学は学習院に行け!」と言ってしまった。
かなりハードルは高いだろうね(笑)。

今回も授業によって先生が変わり、その視点も持ち味があるので楽しむことができる。
3回目の題材は「プラダを着た悪魔」。
有名な作品だが僕は観ていない。
5~6年前の作品と思っていたが、13年前に公開されていた。
この作品でアン・ハサウェイが有名になったのかな?。

ストーリーも面白いのだが、クラスとして学ぶべきは会社や仕事への目的意識。
主人公のアンドレアがなぜファッション雑誌の秘書という仕事に就き、
どうスキルを磨いていくのか、仕事への価値観の変化はあるのか、
そんなことを映画の中から学ぶ。

国内の離職率の変化や長期雇用への期待と絡ませながら、キャリアについて考える。
一緒に受講したパフ釘崎社長のブログに比べるとかなり高尚なブログになってしまった(笑)。

4回目はつい先日観た「マイレージ、マイライフ」が題材。
梅崎教授が言われるようにこの邦画タイトルはヒドい。
原題は「UP IN THE AIR」。

影も形もないタイトル。
まあ、分かりやすいといえば分かりやすいが、タイトルが違うだけで本来のメッセージも変わる。
リストラをテーマにした面があったため、その部分にフォーカスするかと思ったがそうではなく、
主人公ライアンのキャリア観についてがメイン。

ここではセルフヘルプ(自律)の存在としてライアンが描かれ、理想と空虚と葛藤のつながりを観ていく。
なるほど、そんな視点なのね。
映画を観ている時はさほど感じなかったことが、
教授の話を伺いながらそのシーンを思い浮かべると納得感は高い。

映画をもっと深く深く観なきゃいけないってこと。
それは1回では無理。
ドラマ「ハゲタカ」の勉強会でいろんな話ができるのも、
それはハゲタカを何度も観ているから言えるだけのこと。

ひとつの作品から学ぼうと思えば、セリフの意味を考え、人の行動原理も理解しないと難しい。
あ~、面白かった・・・。
と単純に感想を言うだけでは意味がない。

終了後は前回のようなお菓子とジュースではなく、居酒屋で懇親会。
釘崎さんとも一緒に楽しい時間を共有。
真面目な学びも必要だが、このような趣味を生かした学びも時には必要。
名古屋でもあればぜひ参加したい。

僕も単なる映画コラムニストではなく、
キャリアを語れる映画コラムニストとして活躍の場を広げていこう(笑)。
クラスでは日本映画の紹介がなかったので、僕は日本映画を題材にし、
キャリアと映画を結び付ける存在になっていこう。

おっ、将来のやるべき仕事が見つかったかも。
ライフワークになったりして・・・。

それはさておき、いい勉強になりました。
お疲れ様でした。

映画「マイレージ、マイライフ」

2009年に公開された本作品。
映画コラムニストを名乗る僕だが、この作品は知らなかった。
この当時は映画コラムニストではなかったし・・・。

では、なぜ今になってこの作品を観ようと思ったのか。
今日の授業の題材として使用されるから。
今日は「映画の中のキャリアデザイン」の第3回、第4回。
先日のブログでも書いたが映画をテーマにキャリアの考え方や歴史を学ぶもの。

担当の教授は事前に観るかは自由と言われていたが、
ここはしっかりと予習しておくのがデキる映画コラムニスト、いやデキる経営者。
Amazonプライムで199円支払い、空いた時間を有効活用し観た。
このあたりもデキる経営者か(笑)。

時代背景を推測するに映画の舞台はリーマンショック後の不況期。
全世界でリストラが行われていた時期。
ジョンクルーニーが演じる主役ライアンはリストラ請負人。
企業の経営者や人事担当に代わり、リストラ対象に解雇通告を行う。
人材系にいながら、こんな職業があることを初めて知った。

仕事内容を見る限り、日本でいえばアウトプレースメント会社に近いが、主な仕事は首切り。
かなり嫌われる職種であり、過酷な職場。
ライアンはアメリカ中を飛び回り、その仕事を遂行していく。
その彼の最大の目的はアメリカ中を飛び回ることでマイレージを貯めること。
そのポイントが仕事へのモチベーション。
そこからいくつかの展開があるわけだが、今回、僕が観た目的はキャリアとの連動性。

果たして授業の目的はどこにあるのか。
ライアンや新人部下の仕事ぶりもキャリアデザインに結び付けられなくはないが、そうではないと思う。
アメリカの白黒はっきりさせた雇用環境がひとつのテーマではなかろうか。
こんな仕事がビジネスになること自体、日本との違いが明確にでる。
さすがにこの仕事はしたくないな・・・。

この映画を観て感じたことがあった。
最近、日本にもそれに近いことがあるのではないかと。
それは何か。

退職代行会社の存在。
映画では会社に代わりリストラ請負人が勧告していくが、
退職代行会社では個人に代わり会社に通告していく。
これが本当に正しいビジネスかどうかは考えどころだが、今、伸びているのは事実。
いくら伸びてても名大社では絶対やらないけど・・・。

しかし、それだけ需要がある証拠。
時代を反映しているともいえる。

本作で描かれる仕事が今存在するのか今後伸びていくのかは分からない。
だが、不況期では間違いなくニーズは生まれるだろう。
本来は経営者の仕事だと思うけど・・・。

映画自体は楽しむことができた。
相手役のベラ・ファーミガが「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」のお母さん役とは・・・。
これも時代かな?(笑)。

さて、この作品、今日の授業でどう取り扱われるか。
僕なりにイメージしながら臨んでいきたい。

映画「アマンダと僕」

6月のノルマがこなされていない月末。
金券ショップで購入した6月末までのミリオン座のチケットも使わなければならない。
ある意味、この作品が観たいという欲望があったわけではなく、
時間とタイミングが合ったのがこの作品。

それが理由だけだと本作に大変失礼。
もちろんそれだけではない。
それだけが理由であれば他にも作品はある。
評価が高かったこともあるが、何となく気持ちが動いたのも大きい。

何となくを言葉に表すのは難しい。
人としての感性を問われているような・・・。
そんな感じ。

はっきりと言おう。
斬新なテーマでも、アッと驚くようなストーリー展開でもない。
言い方は悪いが、よく目にするテーマ。
過去にも似通った作品は多数存在する。
そんな印象。

時代背景が2018年である必要も感じない。
1975年でも2002年でもあり得る話。
違いといえばスマホであるか、facebookで知り合ったかくらい。
そんな見方もできなくもない。

しかし、改めて考えるとこの時代を象徴した心の葛藤も・・・。
やはり必然なのか。
ここまで書いたところで、どんなジャンルで、何が面白いのか、
どんな特徴なのかは読者には全く分からないはず(笑)。

それでいい。
僕は新しいタイプの映画コラムニストなのだ。
業界に強いインパクトを与えるだろう。

とはいえ、それでは納得しない方もいる。
そのためにごくごく簡単に映画のポイントを説明しておこう。

母親を亡くした7歳の娘と母親の弟の交流を描いた映画。
気持ちは通じ合うが、子供は子供らしい感受性があり、24歳の弟はまだ大人になりきれない。
その距離感が観る者に共感と反発がシンクロし迫ってくる。
それがパリや郊外の風景とマッチし、
さらに混み合う道路を颯爽に自転車で駆けていくシーンが気持ちを煽る。
そんな情景に惑わされてしまうのがこの作品の良さだろう。
やっぱりどんな作品かは分からないか(笑)。

本作は移転したミリオン座で初めて観た作品。
以前に比べ断然にキレイになり劇場数も増え公開される映画も増えた。

会社から近いのもいい。
もちろん館内も新しい。
しかし、どうも座席が合わない。
新しくなったミリオン座の席の座り心地がどうも・・・。

前後の空間も空いているのでゆっくり観れるのは間違いない。
でも違和感を感じたのは僕だけだろうか。
劇場批判をするつもりは更々ない。
僕が求めるタイプと合わないだけかもしれないし。
他の方の意見を聞いてみたい。

最後は別の内容になってしまった。

このような映画は定期的に供給されなければならない。
そうでないと人はどんどん堕落していく。

そんなことを感じた映画だった。

映画の中のキャリアデザイン

先週土曜日は学習院大学へ。
生まれて初めての訪問。

普段、お邪魔している大学とは少し雰囲気が違う。
それは勝手に錯覚しているだけか(笑)。

今回はキャリアセンターに伺ったわけでも、講演をしたわけでもない。
(講演の機会があれば歓んで・・・)
生徒として登校。
社会人を対象とした「学習院さくらアカデミー」。

校舎も品格を感じます。

この社会人クラスはパフの釘崎社長に誘ってもらった。
そのことは昨日のブログにも紹介されている。
どうでもいい話だが、釘崎さんとは先々週2回、先週2回も会っている。
怪しい関係と思われていないかちょっと心配(笑)。

何を学びに行ったのか、そう、タイトルにもある「映画の中のキャリアデザイン」。
映画を通してキャリアを学ぶというもの。

就職支援会社のトップであり、
キャリアカウンセラーの有資格者であり、
非常勤講師として学生に教える立場であり、
自称映画コラムニストである僕のために作られた講座といっていいくらい。
そんな意味では誘ってくれた釘崎さんに感謝。

全4回の講座だが、土曜日に1回、2回。
次回7月6日に3回、4回と日数として2日間。
名古屋から通うのもそれほど負担ではない。

初回の題材の映画は「マイ・インターン」。
4年前のブログにも書いている。
高齢者のキャリアと今後の労働問題を考えるもの。

そして、2回目はアメリカのJOB型雇用を考える講座。
時代と共に雇用のあり方は変化していくが、
80年代に公開された「9時から5時まで」と「ワーキングガール」が取り上げられた。
当時のアメリカ経済を背景に上司部下の関係性、学歴、雇用格差について学んでいく。

過去の作品をじっくり眺めることでキャリアの変遷も理解が深まる。
いやいやこんな視点で映画を観るのは面白い。
3時間の長い時間だったが、あっという間に講座は終了。
楽しく学ぶって、こんなことなんだろうな。

講座終了後は講師である教授と受講生での交流会。
ビールで乾杯したかったが、学内の教室で行われたのでビスケットとジュース。
交流会は10名程度の参加だったが、専門的な立場の方が多く意識の高さを感じることができた。
僕のような映画コラムニストはいなかった(笑)。

交流会終了後、新幹線の時間まで釘崎さんと45分1本勝負。
そこでようやくビールにありつけた。
たまにはこうして受講生として学ぶことも大切。
予習を欠かさず(映画を観るだけだけど・・・)次回の講座に臨みたい。

映画「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」

どうだろうか、今から45年くらい前になるのか。
まだ小学生の低学年だったと思う。
その当時、近くの公民館で映画を観ていた。
多分、16mmか35mmのフィルムで1日だけの上映会が何度か開かれていた。

確か「東映まんが祭り」や「ゴジラ」のシリーズだった。
そこで観たゴジラシリーズが僕のゴジラの原点だろう。
内容はすっかり忘れてしまったが、ワクワクしながら観た記憶は残っている。

再上映でモスラあたりも観たのかな・・・。
そういえば「ゴジラ対メカゴジラ」も観たはず。
その頃は既にゴジラは正義の味方になっていた。

最近で観たのは「シン・ゴジラ」
従来とは全く異なる描き方で、これはこれで面白かった。

そして、最近、公開された「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」。
周りの評判もよかったので観ることにした。
制作する国が変われば作品も大きく変わる。
目が回りそうな作品だった。

きっと目が回ったのだろう。
隣の席で観ていたカップルの女性は途中で席を立ち、最後まで戻ってこなかった(笑)。
見方によってはかなりインパクトが強く酔ってしまうかもしれない。

それにしてもアップ、アップの描き方。
引いた映像もあるが、大半はアップでのシーン。
復活した王となるキングギドラとゴジラの戦いは間近すぎるほど。
その分、迫力は凄い。
3Dや4DXで観たら、間違いなく酔ってしまう。

これがハリウッド作品なんだろう。
本当はアメリカ版「GODZILLA」シリーズを観ておくべきで、
これが初めてだった分、とても新鮮だった。
それにしても大盤振る舞い。
キングギドラは出るわ、モスラは出るわ、ラドンは出るわ、知らない怪獣は出てくるわ・・・。
出血大サービスですね(笑)。

そして、久々に観たチャン・ツィイー。
「初恋のきた道」なんて、20年も前の作品なんだね。
その年齢差は感じなかったけど・・・。

「アベンジャーズ エンドゲーム」でも「キングダム」でもない作品を選ぶところが通(笑)。
往年のゴジラファンは押さえておくべきかもしれませんね。

社長の条件

我々の業界で経団連会長の中西氏の存在を知らない方はいないだろう。
昨年10月に発表した就活ルールの撤廃は自分たちの業界に衝撃を与えた。
あの発表は賛否両論。
喜ぶ方もいれば大学関係者のように猛反対の意見も多い。

中西会長の印象はさまざま。
僕も最初は「この人は採用を分かっているのか?」と感じたが、
本書を読むとその印象が間違っていたことが分かる。
かなり先進的な考えの持ち主だった。

本書はその経団連会長で日立製作所会長の中西氏と経営共創基盤CEOの冨山氏の対談をベースに、
みずほフィナンシャルグループ、コニカミノルタ、
アサヒグループのトップが社長交代の考え方を語っている。

異口同音に社長の最大の仕事が後継社長を決めることと言われる。
それは間違いないだろう。
2期4年か、4期8年かは分からないが、その期間に次の後継者を決定しバトンを渡す。
それを継続させることで企業の存続と成長に繋がっていく。

一昔前はそれを粛々に進めればよかったが、今の難しい時代はそんな簡単ではない。
それは僕らがイメージを抱く超大企業こそ、簡単ではない。
素早く対応し危機感を醸成させる企業しか成長しないのかもしれない。

「社長の定義」も変わってきたのだ。
それが中西会長の就活ルール撤廃や終身雇用の見直し発言にも繋がる。
変革できない企業は生き残れないということか。

その中西氏曰く、経団連の幹部会議で、
コンサバティブな意見を言う人はほとんどおらず革新的だという。
別世界だから僕が知らないだけですね・・・。

本書を読みながら、考えさせられることは多かった。
僕が「社長の条件」を満たしているかはともかく、すでに就任10年目。
中小企業であれば当たり前の期間だが、大企業であればとっくの昔に交代している。
そもそも比較すること自体、ナンセンスだが社長業と捉えればそう。

今すぐ退任するつもりはないが、
(更迭されれば別だけど・・・笑)
そろそろ真剣に後継者を考えなければならないし、そのための道筋を作っていかねばならない。
僕が就任した時のようなドタバタはできれば避けたい。
一定の準備期間と助走は必要となり、そうなるとのんびりと構えている時間はない。

果たしてどんな人物が「社長の条件」として満たしているのか。
経営を面白いと思う人じゃないとやらない方がいい。
仕事が趣味。
5W2HYTT。
モグラたたきが得意な人はダメ。

ここに登場する社長は自らの経験を基に持論を述べられる。
考え方は異なるがいずれもも参考になる。
あとは修羅場経験か・・・。

冨山氏は最後にバッサリと言われている。
「間違いだらけの社長選び」こそが、この数十年にわたる日本企業の停滞要因の一つではないか。

となると名大社が低迷したら、前の社長の責任?
そんなくだらないこと冗談はさておき、僕の最大の仕事も真剣に考えねばならない。
もちろん、目先のこともしっかりと取り組みながら・・・。

難しい時代ですね(笑)。

映画「コンフィデンスマンJP」

なるほどね~!というのが映画を観終わった後の率直な感想。
「カメラを止めるな!」ほどではないが、上手く騙された感じの映画であった。

情けない話だが、僕は映画を観る少し前までこの作品のTVシリーズを知らなかった。
たまたま息子が「コンフィデンスマンJP 運勢編」を観ていたのと
映画仲間のヤブさんの映評で知っただけ。

TVに映った時は映画の番宣くらいに思っていた。
いやいや、常にアンテナは高くしていないといけませんね。
いくらTVを観ないといっても・・・。

映画を観終わった後の推測に過ぎないが、
TVドラマを観てからの方がこの映画をより楽しめただろう。
知らなくても十分に楽しめたけど。
映画館の観客に中学生くらいが多かったのもその影響じゃないかな。

何はともあれこの映画は長澤まさみさんに始まり長澤まさみさんに終わる。
今、日本映画の女優でこれだけ多彩な演技
(それは上手さだけでなく、なまめかしさとかバカバカしさ)
ができるのは彼女くらい。
彼女くらいだけではないが、これだけの美貌を兼ね備えている中では希少な存在。
ますます惹かれてしまう。
本作の最大の魅力といっても間違いないだろう。

そして、僕がもう一人気になったのが、
ダー子(長澤まさみ)の弟子というか子分役のモナコ。
織田梨沙さんという女優。
全然知らなかったがとてもチャーミング。
ライトではにかんだ演技もいい。
ドラマにも出てたんですね・・・。

本当に知らないことが多すぎ。
時代についていけていない証拠。
観る観ないは別にして知識は持ってないと映画コラムニストとしては失格。
楽しい映画を目に前に自分の足りなさを実感。

そして、肝心な分も見落としていたと思う。
お金の流れって、どうなっていたんだっけ?
う~ん、思い出せない。
どこだったかな・・・。

まあ、それはいい。
誰か教えてくれるだろう。

ただ一度でいいから、あのお札をばら撒くオモチャの拳銃を使ってみたい。
バババーンとまき散らしたい。
あのノー天気さも中々いい。
久々にスカッとする日本映画。
こういったエンターテインメント作品をもっと作ってもらいたい。

映画「ドント・ウォーリー」

本作のポスターを最初に見た時、これってロビン・ウィリアムズじゃないの?
と思ってしまったほど・・・。
主演のホアキン・フェニックスがロビン・ウィリアムズにそっくり。
彼へのオマージュを込めて、あえてそうしたんじゃないかな?
と勝手に判断。

解説によれば、実在した風刺漫画家ジョン・キャラハンの半生を
ロビン・ウィリアムズ自身が映画化を構想していたとのこと。
その演技も観てみたかった・・・。

やはり今思っても惜しい死。
いい役者を失くした・・・。

本作を許される範囲内でネタばらししてしまえば、
アル中男が自動車事故で半身不随になり、自暴自棄になりながらも更生していくストーリー。
よくありがちなテーマに思えるが、それがリアルな人生となってこれば様々な感情が沸いてくる。

酒好きな僕としては本作を反面教師的に捉える必要はある。
酒での失敗は数あれど、
(といっても電車を乗り過ごすことくらい・・・笑)
絶対にしてはいけない失敗もある。
本作はまさにそれだ。

お酒の飲み方もいろいろ。
僕のように基本的に楽しく飲むことを目的とする人もいれば、現実逃避の手段として飲む人もいる。
僕も時にはヤケ酒を飲むこともあるが、それにより体が蝕まれることはない。
飲まない日が続いても身体が震えることもない。
ただ肝臓の心配はしなきゃいけないので、ほどほどにしておかないとね・・・。

いやいや、ここでお酒の話をしたいわけではない。
しかし、この作品を観るとお酒との関係性を語りたくなってしまうから不思議だ。
それだけ魔力があるということだろう。

この映画でカギを握るのはセラピーの存在。
言い方を変えればカウンセラーともいうだろう。
僕が感じたのはこういった相談相手的な存在は今後どんな世界にも求められていくのではないだろうか。
もちろんキャリアの世界にも必要だし、経営者の世界にも必要。
メンターともカウンセラーともセラピーとも言うべき存在がいい気づきや結論を誘っていく。
僕も一丁上がったらそんな存在にもなりたいと密かに思う。

主役の風刺漫画家は基本的にろくでなしだが、何故か女性にモテる。
半身不随でも男としての機能は発揮する。
そのあたりがPG12の理由か(笑)。

彼女役のルーニー・マーラが素敵すぎて羨ましく思えてしまう。
それも本作の魅力の一つ。

そして、思うのは悩みが多ければ多い人ほどこの映画を観るべき。
また、他責で物事を考える人も観るべき。
僕がそう思う理由は映画を観てもらえれば理解してもらえるはず。

話題のヒーロー映画もいいが、こんな映画も心がスッキリしていいと思う。