前向きに行こう!名大社社長ブログ

ボルヴィックの思い出

つい先日、こんなニュースが飛び込んできた。
「ボルヴィックの国内販売は年内終了。」
素通りしてもおかしくないニュース。
僕らの業界とは何ら接点はなく、日常生活において影響を与えるわけではない。

僕が普段飲むミネラルウォーターといえば大体は「いろはす」。
時々、「南アルプスの天然水」。

理由はなにか?
もちろん水の美味しさ。

と言いたいが、味の違いはさっぱり分からない。
コンビニでいえば価格。そして量。
となると、この順番になるのが妥当。
20年ほど前は水を普通に買うなんて、全く思わなかったけど。
水の価値も大いに変わった。

話は逸れるが、大学の授業で行った「いろはす」の話も好評だった。
相方ニシダとの共演だが、あんなやり方もオンライン授業での新たな手法だな。

最近は家庭内の珈琲を煎れるのもご飯を炊くのもミネラルウォーター。
先日も僕は荷物持ちでドラックストアに付き合わされ、
大量のミネラルウォーターを運ばされた。
2リットルが50円程で購入できるわけだから、日常的に使用するのも普通かもしれない。

話は戻ってボルヴィック。
そりゃそうだろう。
競合のミネラルウォーターが多く出回り、価格勝負では圧倒的に不利。
品質やブランド力で勝負できるかといえば、そこまでこだわりを持つ消費財でもない。
ある種、国内での販売終了は時代の流れ。

それでも僕はこのボルヴィックに愛着を持っていた時期がある。
25年程前、通っていたBARでチェイサーとして出されていたのがボルヴィック。
当時は粋がってバーボンをロックで飲んでいた。

お気に入りはエヴァン・ウィリアムス。
ボトルキープし、よくデートにも使っていた。
彼女はカクテルをお願いするが、僕はバーボンのロック。
そしてボルヴィックのチェイサー。

「やっぱさあ~、バーボンにはボルヴィックが合うんだよね。軟水だしね。」
なんて、軟水も硬水も見分けがつかないくせにカッコつけて飲んでいた。
彼女は僕のそんな言葉に酔っていた。
夜な夜なな生活が結構続いたこともあり、愛着のあるミネラルウォーターになった。

その後、家庭を持ち仕事もバリバリとこなし、BAR通いは減ったため、
ボルヴィックは僕の心から徐々に離れていったが、思い出としては重要。

普段の生活ではあまり飲まなかったが、
たまに購入した時はそんな昔を懐かしながら飲んでいた。

素通りするニュースが僕の中でささやかな過去を思い起こしてくれる。
しばらくの間、自宅でそんな飲み方をしてみてもいいかも。
当時の相手と一緒に語りながら・・・。

オンライン終了!

今週月曜日で持って非常勤講師として担当していた南山大学の授業が終了した。
6月から毎週月・木曜日、全15回の「自己とキャリアの形成」。
気づいたら終わっていた感じ。

昨年までは学内だったが、今年はコロナ感染拡大の影響ですべてオンライン。
スタート段階では不安があったものの、無事に終了することができた。

ニシダと組んで3年目。
2人の掛け合いが中心。
途中からラジオ番組をスタジオで流しているような授業になってしまった。

これは第1回目の写真。

そして、これが最後の写真。

最初の緊張感と最後の安堵感がこの写真から十分伝わってくる。
そうでもないな・・・。

スタート時は画面に向けて喋り続けることに違和感があったが、
徐々に僕もニシダも慣れてきて最終的には快感に変わった。
快感というは大袈裟だが(笑)、オンラインでもこちらの意図は伝わり、
二人とも授業の手応えを感じていた。

相手が見えないので、授業中に体感するものではない。
それは終了後、学生のレポート提出時に感じるもの。
授業に対しての質問もそうだが、学んだ内容や今後活かしていくべきことがビッシリと書かれている。
質問に答える時間が授業の半分だったり・・・。

120名も受講しているので、絶対聞いていないなという学生もいるとは思う。
それはそれで仕方ない。
僕らの授業は「受け身では何の意味がない」と常々話している。
学生がどこまで向き合うかは本人次第。
僕らの授業に価値がないと思えば、テキトーな出席も当然。

これが大半の学生であれば、明らかにそれは自分たちの実力不足。
学生に伝わっていない証。
積極的に参加しない学生を嘆くのではなく、自分たちのレベルを問うだけのこと。

ありがたいことに学生からのコメントは、感謝を述べられるケースが多かった。
楽しかったという声も多かった。
もしかして成績を上げるためのリップサービス?(笑)

4人の南山OBのゲスト講師も学生には参考になった。
それぞれの生き方、考え方、これからのキャリアを語ってもらうことで、学生に与えた影響は大きい。
東京からのゲスト講師もあり、オンライン授業のメリットを感じたり・・・。

秋以降もオンライン授業を継続する大学も多いと聞く。
大学1年の息子を持つ親としては、そればかりでは困る・・・と思いながらも、
バランスを取りながら進める大学も増えていくだろう。
これから大学の在り方自体が変わっていくのかな。

この後、学生が課題レポートを提出し成績をつけて、
(これがかなり大変な作業。お盆の仕事・・・)
本当の終了にはなるが、僕らのやってきた授業が学生の未来に役立てばいい。
楽しみながら授業もできたしね・・・。

といいつつ、スライド作成や大学対応はニシダに任せっぱなしだったので、彼女には本当に感謝。
美味いラーメンでもご馳走しないと・・・。

初めてのオンライン授業は無事終了。
一度も学生の顔を見ることなく終えたので、どこかで会ったら声を掛けて欲しい。
その時はよろしくね。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その146

名古屋もなかなか落ち着きません。
いつになったら何も気にせず遠慮することなく、
ワイワイやりながらおいしい食事が頂けるのでしょうか。
この伏見シリーズも再びテイクアウトシリーズになってしまうのでしょうか。
今はできるだけ直接、お店にお邪魔したいものです。

たまには名古屋らしい食事をしようと錦方面に向かいます。
夜ではありません。
健全なお昼時です。
因みに夜はしばらく行っていません。

暑い日がづつくので、さっぱりと冷たい麺類あたりを頂きたい気分。
会社から5分ちょっとの場所にある「総本家えびすや本店 」に行ってきました。

愛知県には同じ屋号のお店がいくつか存在します。
のれん分けなのでしょうか?
そこはよく分かりませんが、こちらのお店は昭和2年の創業。
「名古屋に伝わる江戸時代そのままの技法を守りつづける手打ち麺の老舗麺処」
とどこかで紹介されていました。
名古屋名物といって間違いありません。

そうだとすればざるそばが評判でも注文するわけにはいきません。
人気食べ物ブロガーの読者は全国各地から集まり30万人。
ここはきっぱりと名古屋名物の麺類を頼むべきでしょう。

そうです。きしめんです。
そして、名古屋人が大好きな海老天を合わせるのがサービス精神というもの。

えびおろしきしめん 1450円

どうですか、この迫力のある海老天。
丼からはみ出ています。
そんじょそこらの海老天とは大違い。

アップにしてみましょう。

う~ん、あまりよく分からないですね・・・汗。
おろしと海苔とかつお節に隠れ、きしめんは見えません。

なんて言うんだったかな?
箸で麺を持ち上げて写真を撮る手法。
やってみたい気持ちはありますが、その姿があまりにも滑稽に思え、未だ経験がありません。
堂々とそんな姿で写真を撮っている人を尊敬します。
意外と難しいですよね?

冷たいきしめんと揚げたての海老天。
その絡み方が絶妙。
名古屋人が愛してやまない味が伝統として受け継がれていきます。

あっという間に平らげてしまいます。
勢いよく「もう一杯!」と言いたくなりますが、3000円近い金額になってしまいます。
うどん屋さんではあり得ない価格です。
ここはグッとこらえお店を出ます。

この季節には特におススメの冷たいきしめん。
きしめんをJR名古屋駅のホームでしか食べたことのない人も是非、お試しあれ。

ごちそうさまでした。

映画「ステップ」

大切なのは順番を守ること。
映画が進む中で僕はひしひしと感じていた。

その順番とは何か。
親は子供より先に死んではいけない。
父親より母親が先に死んではいけない。
それは親に立場になっても同じ。
大人になっても順番を守らなければならない。

僕は母親よりは先に死んではいけない。
子供は僕より先に死んではいけない。
悲しみは悲しみに違いないが、順番が守られればそれは感謝にも変わる。
順番が違えば悲しみは一層増すことになる。

本作を観ながら、そんなことを感じていた。
それはこの作品が訴えたいことではないはず。
亡くなった者も生身がないだけで存在が亡くなっているわけではない。

娘役の美紀が意地を張るように亡くなった者でも常に家にはいる。
その健気な姿に感動しながらも、親としての意味を問う。

と訳の分からないことばかり言っているが、
平凡な生活がいかに幸せかを感じさせてくれる映画。
観るべき1本。

山田孝之演じる父親が男手ひとつで娘を育てていく物語だが、特別なことはない。
周囲の協力があるものの至って普通のサラリーマン。
フレックスタイムを利用しながら、上司の気遣いを気にしながら娘と共に過ごす。

彼はスーパーマンじゃない。
時に弱気になり、自分の未熟さに反省しながらも懸命に向き合っていく。
娘は父の苦労を痛いほど感じ、あり得ないほど物わかりがいい。
それが却って辛くなる。
父も観る者も・・・。

見方を変えれば、立場が変われば不幸な物語になる。
途中で投げ出す方が全うといえるだろう。

それを支えるものは何か。
山田孝之演じる父親はスーパーマンではなく普通のサラリーマン。
それが僕を熱くする。

同時に僕の家族に感謝する。
守られた順番に感謝する。
やはり順番を守ることが子供を育てる、家庭を維持する上で重要なのだ。
何度も何度もウルウルしながら出来損ないの自分を反省し、健康な嫁さんに感謝する。

これじゃあ、映画のことはさっぱり分からないね。
まあ、映画コラムニスト的には正しいけど・・・。
愛しい作品になった。

そして、新しい発見も・・・。
知らなかったステキな役者さんを知ることに。
まずはゲロ先生役の伊藤沙莉。
娘役の白鳥玉季。
年齢ごとに娘は3人が演じている。
この3人とも素晴らしかったが、小学1年生を演じていた白鳥玉季の表情は最高。
これから間違いなく引っ張りだこだろう。

他にも役者陣にエールを送りたいが、前段が長すぎたのでブログはここまで。
家族の大切さを感じる作品だった。

若手経営者から学んだ日 後編

昨日から続きのセミナーネタ。

2人目の登壇者は株式会社東進、株式会社DEFアニバーサリーの代表取締役社長である飯田裕紀氏。
東進さんも名大社の昔からのクライアントで、岐阜地区を中心に展開する学習塾。
超優良企業だ。

飯田さんは2代目の経営者として様々な改革を行ってきた。
それがセミナータイトルにも表れている。
「変革&挑戦し続ける後継者の想い」

講演もそのパワーがみなぎっていた。
最初の岩田さんはエンジニアらしく普段は工場内で仕事に没頭するタイプだが、
飯田さんは明らかに外に向かってアピールするタイプ。
最初の就職先の広告代理店でトップ営業だったのも頷ける。
あちこちの場で話をする機会も多いのだろう。

講演の入り方からして、そんな雰囲気を醸し出していた。
しかし、大切なのは講演の上手さではない。
飯田さんが果敢にチャレンジしてきたその事実。

東進さんといえば岐阜では知らない人がいない学習塾。
創業者でもある父親の存在は偉大。
二代目となる飯田さんは相当なプレッシャーがあったはず。

それは「背中がデカすぎる」という発言があったように、
(ちょっと違ったかな?)
必要以上に親の影響力を感じるところだろう。
ファミリービジネスを象徴しているともいえる。

それでも飯田さんは全く負けていない。
「お前の好きにやれ!」という最大の支援を頂きながら、新たな試みを繰り返す。
本人が”容赦ない”と言うように組織、人事にメスを入れ教室改革を断行。
それが成功すると別事業にもチャンスと見るや挑戦。
今現在、コロナの影響はあるものの基本的に順調に推移している。

その取り組みだけでも尊敬するし、刺激を受ける。
僕よりも20歳近く若い経営者の姿に「もっと頑張らねば・・・」と素直に反省した。
同じような影響を受けた経営者仲間は多いはず。

とてもいい機会を頂いた。
飯田社長、ありがとうございました。
コラボは大事ですね!

こうして2人の若手経営者を招いたセミナーは無事終了。
感想を聞く限り満足度の高いセミナーを開催できた。
事務局含め、みなさん、ありがとうございました。

このセミナーは10月からの「第4回名古屋ファミリービジネス研究会」の告知も兼ねている。
詳細はこちら

10月からは新たな内容で半年間の研究会を計画。
ぜひ、こちらにも参加してもらいたい。

宣伝はこのブログでも別の機会にさせてもらうが、
今回の経験もいい機会と捉え、ブラッシュアップしていく。
引き続きよろしくお願いします。

若手経営者から学んだ日 前編

一昨日の水曜日は名古屋ファミリービジネス研究会OB会&セミナー。
「進化するファミリービジネス」というタイトルで2人の若手経営者に登壇してもらった。
ほぼ完璧な状態で準備も進め、当日を迎える予定だった。

当初のセミナー会場は名大社。
ところが諸般の事情で急遽会場を変更することになった。
それを決めたのが前日の夜。

会場がなければ元も子もない。
すべてオンラインに切り替えるか、中止にするか。
幸いなことに事務局メンバーの鶴田さんが自社のセミナールームを提供してくれることになった。

いやいや、ほんと有難い。
持つべきはセミナールームを持つ仲間。
いや、違う、頼りになる仲間。

そこから参加者に一斉にメールを送り、有志の懇親会もキャンセルし、ドタバタと対応。
あれやこれやでギリギリまで時間は掛ったが、無事に当日を迎えることができた。

鶴田さんのオフィス。
最近社名も変更したグロースリンク税理士法人。

ささしまライブに構える最新オフィスビル、グローバルゲート。
19階から眺める景色もよく、最新の設備。
最初からここで開催すればよかったかな(笑)。
急な対応も含め、本当に感謝。
また、スタッフさんにも多大なる協力を頂いた。

今回のOB会&セミナーはリアルとオンラインのハイブリット。
オンラインはZoomでスライドを表示しながら、登壇者をカメラで映す。
参加者はOBメンバー半分、新たなメンバー(経営者)が半分という構成。
なかなかいいバランス。

オープニングは名古屋を代表するゆるゆるファシリテーターに西やん。

全体説明とアイスブレーク。
そして、僕がこれまでの実績とちょっとしたことを話す。
その際に新メンバーの株式会社フェリタスジャパン代表の丸山さんを紹介。
誰か写真撮ったのかな?(笑)
途中マキが入ったので、僕は時間通りに終え、最初の登壇者へ。

株式会社岩田鉄工所専務取締役であり、
株式会社アイ・ティー・ケー代表取締役社長を務める岩田真太郎氏。
名大社のクライアントであり、名古屋ファミリービジネス研究会スタート時からのメンバー。
見た目は明らかに30代だが、ようやく40歳となった若手経営者。

今回のネタは前日に徹夜をして考え作ったという。
もっと早く準備すればいいのにね。
当日もちょっとしたトラブルもあったし(笑)。

講演タイトル「道楽息子の、ここだけの話」

彼は知る人ぞ知る天才エンジニア。
ハンドロイドという人型のロボットハンドを設計、製造し、各業界から注目を集める。
テレビドラマやバラエティ番組に技術提供したり、大学で共同開発も行う。
そんな話がある一方で、ファミリービジネスの3代目としての自身の考えや
これからの生き方について語ってくれた。
これには感動を覚えた。
いつも飲みながらいろんな話はするが、
改めてマジメに彼の話をすると会社や事業に対しての思いが伝わってくる。

何度も何度も「守秘義務がこの会のいいところ」と話すので詳細は述べないが(笑)、
15年前の祖父との最後の時間のことや社員さんへの感謝の気持ちには素直に胸を打たれた。
これも、彼の転機だね・・・。
ありがとうございました。

そして、2人目の登壇者は・・・。
かなり長くなったので、また明日にアップしたい。

後編へ続く・・・。

食べ物のはなし 伏見シリーズ その145

夏になってきました。
昨日も蒸し暑かったですね。
暑すぎるのは勘弁してほしいですが、雨でムシムシするのはもっと勘弁してほしいです。

そういえば昨日は土用の丑の日。
みなさん、鰻は食べましたでしょうか?
親しい友人が鰻丼やひつまぶしの写真をSNSでアップする度に羨ましく思います。
ドカーンという鰻は来月に期待したいですね。

今日も伏見シリーズ。
めげずに美味しいお店を紹介しなければなりません。
以前から気になるお店がありました。
タイミングが合わず行けない日が続いていましたが、ようやくこの日を迎えることができました。

会社から北に向かいます。
広小路通を越え、錦通を越え、桜通の中間にある「瓦ソバ PIN」さんに行ってきました。

名古屋では珍しい山口県の名物料理瓦ソバのお店。
瓦を熱してアツアツの状態にし、その上に茶そばが乗っています。
結構手間が掛かるのでしょう。
ランチメニューとは別扱い。
ランチタイムは12時半以降しか提供してくれません。

この瓦ソバを食べるためにあえて時間を外します。
希少的な存在が価値を高めるのでしょう。
シンプルに瓦ソバを注文するのもいいですが、ここは季節に合わせるべきです。

「え~っと、瓦ソバに鰻と野菜のトッピングで!」
と贅沢極まりない大富豪的な注文です。

瓦ソバ+鰻+野菜 1650円

どうです。
瓦の上にソバが踊っています。
真上から見るとこんな感じ。

インスタ映えするデザートのようです。

パリパリとなった茶そばも乙なもの。
冷たいつゆでズルズルと勢いよく頂きます。
「なかなか、やるじゃないか!」
野菜とソバの合間から鰻が見えることができます。

「お~、いいぞ、いいぞ、土用の丑には負けないぞ!」
すっかり感化されています。
ソバと鰻と野菜はマッチしますね・・・。

これをアテにビールでも日本酒でもハイボールでもスイスイいけそうです。
鉄板焼きそばに近い状態ですが、こちらの方があっさりと食べられます。

気がつくとソバはなくなり、瓦だけに・・・。

この瓦はどんな目的で生まれてきたんでしょうか?
家を守るため?
食事を美味しくするため?
いずれにせよ人との役には立っています。

こうして気になっていた名物料理を一つクリア。
鰻も食べることができました。
ごちそうさまでした。

コーポレート・トランスフォーメーション

冨山氏の「コロナショック・サバイバル」に続く作品。
やはりなかなかの商売上手。前作を読んだ者はつい手に取ってしまうだろう。
これも著者の戦略なのかな(笑)。

本書ではコロナショック以降の日本の企業の歩むべき道を示している。
以前よりDX(デジタルトランスフォーメーション)の必要性はあちこちで言われていた。
僕は言葉として理解していても自社にとっての必要性は掴めずにいた。
重要なのも分かるし、取り組まないと取り残される危機感も持っている。

しかし、どこから手を付けていけばいいのかピンとこない。
僕のようなボンクラ経営者は意外と多いのではないだろうか。
もしくはそれにも気づいていない超ボンクラ経営者もいるだろう。
決して非難しているわけではないですよ。
適切な表現が見つからないだけです(笑)。

DXの前に進めなければならないのが、CX(コーポレート・トランスフォーメーション)。
冨山氏は相変わらず日本企業に厳しく、「日本的経営モデル」から決別せよと強調される。
今までの成功体験は完全に過去の遺産であり、それにしがみついていては手遅れになると。
未だに過去の手法から脱しきれない企業は想像以上に多い。

僕は経営を任され10年が経過するわけだが、それももう古い。
自分としては新しいやり方で取り組んできたつもりだが、それも今となっては旧日本式。
世の中のスピードはもっと速いということだ。

冨山氏はスピード感ある変革を求めている。
それを評論家ではなく、多くの企業を立て直した実務家の言葉であるから説得力もある。

本書を読み終えた時に僕はもうヘロヘロ状態になっていた。
これまで僕が大切な価値観としていたあうんの呼吸も新卒純粋培養も定着率の良さも完全否定に近い。
もう僕の考え方はこれからの時代には通用しないわけね。
トホホ・・・。

これを嘆いていても仕方がない。
僕は良くも悪くもあまりこだわりないタイプ。
自分の価値観も少しずつ変化している。
急カーブを描くことは簡単ではないが、がんじがらめに縛られているわけでもない。
いい意味で柔軟。
ポリシーがないともいう(笑)。

そんなフラットな思考の方がいいかどうかは分からないが、
いずれにせよ過去の成功体験はリセットすべき。
上手くいっていた事業も永遠に続くわけではない。
それはより痛感するわけだが、これを全体でどう共有できるか。
まだまだ今までのやり方に拘っている者もいるだろうし。

本書でも「両利きの経営」の必要性を触れられていた。
積読状態から早く解放しないと・・・。

冨山氏は中小企業の数が多すぎるという。
僕は歴史ある企業を応援し、その魅力について語る側だが、伝え方はそろそろ変えるべきだろう。

淘汰されるべき企業と勝ち残るべき企業が明確になる。
歴史があるからいいとは言い切れない。
退出を願う場もあり、それも含め応援しなければいけない。
名大社は勝ち残る中小企業でなきゃいけないけどね。

冨山氏には直接話を伺いたい面もあるが、ボロカスに叩かれそうなので遠慮したい面もある。
それもトランスフォーメーションなんだろうな。

半年ぶりと初めてと・・・

昨日までの3日間は「転職フェア」を半年ぶりに開催。
金曜・土曜は名古屋駅ウインクあいちで、昨日は岐阜市文化センターで行った。
金曜は21卒学生向けの「ジモト就職フェア」も別会場で実施。
それとは別にオンライン転職フェアもWeb上で開催。
てんこ盛りの3日間。

検温、消毒液、マスク着用、ビニールカーテン設置などできる対策は全て行った。
おかげさまで何のトラブルもなく無事にイベントを終了することができた。
ずっと緊張状態だったスタッフはさぞ疲れたことだと思う。

大変お疲れ様でした。

コロナ感染者が再び増えていく中、イベント会社の苦労も絶えない。
安心、安全な環境を提供するのは必須。
安易に中止の方向に向かうのではなく、最善策を取りながらその価値は提供していかねばならない。

それは今回の開催を通じて、改めて感じるところ。
参加してくれた学生や求職者から聞かれる声や
参画頂いたクライアントの声を聞く度にその必要性を感じる。
この場で得られるメリットはこの場でしか分からない。

場所を選ばないオンライン転職フェアの今後の可能性も探りながら、
このリアルの場を大切にするのが会社の姿勢。
この先もしっかりと継続していきたい。

それにしても「Go To トラベルキャンペーン」は一体どうなってしまうのか。
僕が旅行会社の社長なら耐えられないと思う。
本来なら今週の4連休もワクワクして迎えるはずなのに。
娘も久々の旅行も中止し、ガッカリしていたし・・・。

そんな4連休だが、休んではいられない。
僕は大学の授業も入っている。
学生には祝日は関係ないようだ。

そして、大事なイベントも開催する。
名大社として初めての開催となる「JOBエール」
就職を考える高校生向けのイベント。

名大社のノウハウを活かしながらも、これまでとは異なる動き方も・・・。
このイベントに関しては懇意にするアスバシさんの協力してもらいながら、高校生にアプローチ。
僕も主要な高校は訪問し挨拶。
名古屋市教育委員会の後援も頂いた。

18日の日本経済新聞の記事になったように、高校生を取り巻く就職環境もここ数ヶ月で激変。
(記事はちゃんと読んでね・・・)
当初は売り手市場を背景に地元企業の魅力を伝えることを目的としていたが、それだけでは収まらない。
直接応募ができるわけでもないし、ここで何かが決まるわけでもないが、
いい気づきの場、いいキッカケの場は提供せねばならない。

このイベントは事前予約もできないので、どれだけの来場者があるかも読めない。
期待と不安、そして緊張がついて回る。
これもジモト、ジモトと言い続ける名大社の重要な役割。

久々もあれば、初めてもある。
そんな日が続くのも、いいじゃないか。
そろそろ天候もよくなってくるだろうし。
あくまでも希望的観測(笑)。

そういえば今週は名古屋ファミリービジネス研究会OB会&セミナーも・・・。
いい一週間にしたいですね。

映画「WAVES ウェイブス」

ポスターに書いてある「一生に一度の傑作」。
このコピーはちょっと大袈裟だな(笑)。
それに惹かれたわけではないが、たまには海外の青春映画も観てみるべき。

ジャンルは“プレイリスト・ムービー”と呼ぶらしい。
この言葉は初めて知った。
ミュージカルでもなく音楽とストーリーを繋ぎ合わせ、そこに独特の色彩を絡み合わせていく。

映画コラムニストとしては失格だが、それがどうやら“プレイリスト・ムービー”。
まだまだ勉強が足りませね。
映画を観る前はそんなことも知らずに、かなりオリジナリティのある映画だと感じていた程度。
今後、このジャンルも増えていくのだろうか。
それについてはさっぱり分からない(笑)。

ストーリーは至ってシンプル。
ネタバレしない程度に言っておけば、ある事件を基に家族崩壊から模索していくドラマ。
“プレイリスト・ムービー”としては初めてだが、よくあるパターンのストーリー。

それが音楽と映像美と特徴的なカットによって、
よくあるパターンではなくなり、不思議と映画にのめり込んでいく。
同時に感情移入し、登場する息子、娘の気持ちに大いに共感していく。

家族崩壊といえば、今公開されている長澤まさみ主演の「MOTHER」も同様。
僕は観る勇気がなく観ていないが
(あまり嫌な気分になりたくないので・・・)
子供が殺人事件を起こす点では共通する。

大きな違いは家庭や子供に無関心な親なのか、熱心すぎる親なのかの違い。
本作の事件を起こす息子の葛藤はよく理解できる。
親の期待を裏切ってはいけないというプレッシャーに押し潰され最悪な結果を招く。

方や真逆。
(観ていないので、真意は不明だが・・・)
結局は親の影響力が子供の今後を左右する。

今、担当している大学の授業で、学生の声を聴くと痛切にそれを感じたりもする。
オヤカク、ちょっと強すぎね?

話は逸れたが、日本でも海外でも振り回されるのは子供で、
結果的に親は子供の行動で自分の影響力の浅はかさに気づく。
人種、文化は違えど、これは万国共通なのか。
と本作の主旨とは異なるだろうが、そんなことを感じた。

であれば、勇気を持って「MOTHER」を観るべきだろうが、今のところ足は向かない。
決定的な違いはその先に希望があるかどうか。
少なくとも本作は希望がみえる。
明るいこの先を予感させる。
家族崩壊の現実にも真剣に向き合い絆を深める行動を起こす。
大きな違い。

そんな表現をしていると社会派ドラマと錯覚するが、これは青春映画。
なんたって“プレイリスト・ムービー”だから。

僕はなぜかこの映画を観ながら、大学時代に観た「ファンタンゴ」を思い出した。
大人になる境目だったのかな。

と理解不能なコメントでブログを終える。
時間のある人は新たなジャンルも体験してもらいたい。